牙弐江ムト
MOURNING気に入ってるけど使わない可能性が上がってきたので供養ララロア 冬へ向かう風が肩口まで伸びた金の髪を弄ぶ。日は既に山の陰、まだ明るい空をちょっと仰いで、野の草が好き勝手に繁る坂道を下った。
草を踏みしめて進む足もしっかりして、シェラハの背はすこし伸びてきた。悲しいことにエルゴとの差は縮まっていない。彼は先に、乳母の背を越してしまった。
剣の師が送られてきて、修練が始まると、大人の体との差をひときわ感じるようになった。エルゴくらい上背も厚みも、力もあれば、できることはもっとあるのにと思う。
もちろん、いずれはそうなるはずだ。焦る必要はないと言う人々の言葉通りに。そこではなくて、体の成熟は充分なエルゴが剣術の修練を受けられないことが、気になったのはいつだったのか。
452草を踏みしめて進む足もしっかりして、シェラハの背はすこし伸びてきた。悲しいことにエルゴとの差は縮まっていない。彼は先に、乳母の背を越してしまった。
剣の師が送られてきて、修練が始まると、大人の体との差をひときわ感じるようになった。エルゴくらい上背も厚みも、力もあれば、できることはもっとあるのにと思う。
もちろん、いずれはそうなるはずだ。焦る必要はないと言う人々の言葉通りに。そこではなくて、体の成熟は充分なエルゴが剣術の修練を受けられないことが、気になったのはいつだったのか。
バヤくん
MOURNINGナイトプール🌃ライトアップされた水面が、波紋を描いて揺れている。
都会のビル群を見上げる、ルーフトップのナイトプール。
音楽は控えめに、だけどリズムは身体に響くくらいには鳴っていた。
「……あいちゃん。顔、赤い」
「当然だ。……こんな格好をさせておいて、平然としていられるお前の神経が理解できない」
濡れた前髪が額に貼りついて、逢はタオルすら拒んでいる。
でもその肌に落ちる水滴も、シャツの代わりに羽織った黒のラッシュガードも――
全部が、魅せる。
「いや、でも似合ってる。マジで、似合ってる。天才的に」
「黙れ」
「でも、見て。ほら、あいちゃん、光の下だと綺麗に映るんだってば」
バヤの濡れた肌に、薄く浮かぶタトゥーが月明かりに照らされていた。
888都会のビル群を見上げる、ルーフトップのナイトプール。
音楽は控えめに、だけどリズムは身体に響くくらいには鳴っていた。
「……あいちゃん。顔、赤い」
「当然だ。……こんな格好をさせておいて、平然としていられるお前の神経が理解できない」
濡れた前髪が額に貼りついて、逢はタオルすら拒んでいる。
でもその肌に落ちる水滴も、シャツの代わりに羽織った黒のラッシュガードも――
全部が、魅せる。
「いや、でも似合ってる。マジで、似合ってる。天才的に」
「黙れ」
「でも、見て。ほら、あいちゃん、光の下だと綺麗に映るんだってば」
バヤの濡れた肌に、薄く浮かぶタトゥーが月明かりに照らされていた。
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MOURNING劣情垂れ流しバカ二次創作~土下座で原作者に謝れ~シリーズの自分オカズ用こへ長 (途中コヘータにちらほら人間の耳も生えてますが描き直す元気がないので見なかったことにして下さい ) 10vasucoNo1
MOURNING吠と竜儀の話まだ卑屈な吠っちとオカン暴神
10~14話くらいの時期に書いたので熊手がいません。ごめんね。
色付く帰路自分は透明なのかもしれない。そんなふうに思うことがある。吠にとってはもう、慣れ親しんだ感覚だった。
確かにここに居るのに、誰も自分を見ていない。
指先から透け、輪郭がほどけ、かたちを失うような。寄せては返すその感覚は、ふとした拍子に高く波立つ。そして吠を呑み込んでしまうのだ。
暗く冷たい、深海みたいな自己嫌悪の底へ。
夕暮れの河川敷。草の生い茂る土手で膝を抱えてしばらくが経つ。傾きかけた陽を反射して輝く川面。水切りして遊ぶ子どもたち。
吠はポケットから一枚の紙切れを取り出した。元はぴんと伸びた上質紙だったのに、今では無惨なありさまだ。何度も書き直したせいで薄汚れ、おまけに丸めた跡がくっきりとついていた。
「…履歴書もタダじゃねーってのに」
2700確かにここに居るのに、誰も自分を見ていない。
指先から透け、輪郭がほどけ、かたちを失うような。寄せては返すその感覚は、ふとした拍子に高く波立つ。そして吠を呑み込んでしまうのだ。
暗く冷たい、深海みたいな自己嫌悪の底へ。
夕暮れの河川敷。草の生い茂る土手で膝を抱えてしばらくが経つ。傾きかけた陽を反射して輝く川面。水切りして遊ぶ子どもたち。
吠はポケットから一枚の紙切れを取り出した。元はぴんと伸びた上質紙だったのに、今では無惨なありさまだ。何度も書き直したせいで薄汚れ、おまけに丸めた跡がくっきりとついていた。
「…履歴書もタダじゃねーってのに」
こま@リハビリ中
MOURNING我が家の虹の橋、さらに賑やかになる昨年旅立った我が家の猫様への弔い絵でした。応援してくださった方から
「最後まで頑張ったからあちらでも超好待遇を受けてるはず」
とのお言葉をいただいたので、向こうにいる先輩たちから至れり尽くせりの図
あちらで元気に過ごしてくれてますように
■ご無沙汰しております。諸事情で絵が描けずにいましたが
少しずつ再開していきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します
tsugu_293z
MOURNINGシグアカ小説「風のまにまに、君を知りけむ」の後書き兼言い訳https://www.pixiv.net/novel/series/14101288
※普賢一刀流キャラの各種キャラクエネタバレ含みます。
シグアカ小説のあとがき※普賢一刀流キャラの各種キャラクエネタバレ含みます。
あとがきという名の言い訳
気温35度の中、なぜか正月のエピソードを書いてしまった。
アカネちゃんかわいいいいいいという気持ちのまま書いたら、アカネちゃんが乙女になってしまいました。
暴れ馬なのに、めちゃくちゃ健気、というギャップが好きなのに。書いていたら、暴れ馬要素がどっかに行ってしまった汗
アカネちゃんごめん、アカネちゃん大好き。
暴れ馬状態のまま、シグレ殿に恋する世界線を書きたかったけど、できなかった。
キャラの性格の捏造に加え、普賢道場周りの生活も捏造。昔のことを調べるのはとても楽しかった、のですが、いろいろ間違ってる、きっと。葡萄栗鼠の話は調べてて笑ってしまった。駄洒落じゃないですか。本当なのかな?
1028あとがきという名の言い訳
気温35度の中、なぜか正月のエピソードを書いてしまった。
アカネちゃんかわいいいいいいという気持ちのまま書いたら、アカネちゃんが乙女になってしまいました。
暴れ馬なのに、めちゃくちゃ健気、というギャップが好きなのに。書いていたら、暴れ馬要素がどっかに行ってしまった汗
アカネちゃんごめん、アカネちゃん大好き。
暴れ馬状態のまま、シグレ殿に恋する世界線を書きたかったけど、できなかった。
キャラの性格の捏造に加え、普賢道場周りの生活も捏造。昔のことを調べるのはとても楽しかった、のですが、いろいろ間違ってる、きっと。葡萄栗鼠の話は調べてて笑ってしまった。駄洒落じゃないですか。本当なのかな?
zzzreocoker
MOURNING別垢にあげたリトテツの加工前が…ちゃんと描いたから見てほしかったけど肌色が多すぎて如何わしくないのに如何わしいものにしか見えないので…チキってこっちで……体格差凄い意識したんだよ…見て…見てよ… 2