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    あやめ

    aneniwa

    DOODLEアヤメさんとハンター♀が雨で足止め食らってるはなし

    寝ながら書いたのであとでちょこちょこ訂正すると思います
     移動をさっさと諦め、シェルターで夜を過ごす段取りを組んだ判断は正解だった。まさかこれほど里に近い場所でここまでの足止めを食らうとは思っておらず、当然野宿の予定もなく、寝袋も天幕も担いでいない軽装だったのだ。天候さえ良ければ数時間とかからず越えられる山のその中腹あたりで、今2人のハンターは身を寄せ合って過ごしている。

     雨は夜半を越えた今でもなお、一層勢いを強めて降り続いている。この辺りでは珍しいほどの豪雨だ。一滴一滴が大きく重い、力強い雨だった。隣で眠る後輩が言った通り、油紙だけではいずれ破れてしまっただろう。大岩が近くにあることを彼女が記憶していたのも助かった。風を防げるかどうかで随分違う。

     太い枝で作った三角形の枠組みに水を弾く油紙を被せ、その上から葉のついた枝を隙間なく被せた、即席のテントの中は狭い。女2人が這い込んで蓋をすればそれでピッタリ、身じろぎする隙間さえ無いほどだ。当然荷物も入らなかった。油紙が1枚しかなかった為、重要な荷物は昨日の狩りでたまたま剥ぎ取っていたルドロスの皮で包んで急場を凌いでいる。朝までに浸水しないことを祈るしかなかった。耐水性のある物や、ある程度諦めのつく物は、泥汚れを防ぐためにそこらの木に引っ掛けておいた。運が良ければ回収出来るだろう。火薬は惜しいが、既に完全に湿気てしまっている。
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