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    ことわざ

    asaki

    DONE※なんでも許せる方向け※
    罰ゲームで伯爵モードのカミュ(泥酔)に迫られてたじたじな蘭丸。と、仲良しなまいらす。
    ただのイチャイチャです。全世界に公開してほしい。


    タイトルはフランスのことわざ「ぶどう畑と美人は手がかかる」から。
    ブドウ畑の世話をするように、美しい女性を扱うには特別な注意と手間が必要だ。
    【蘭カミュ】シャンパンと美人は手がかかる 高級ホテルのスイートルーム。
     ワンフロアすべてがその一室の為にあつらえてあると言っても過言ではないそこに、蘭丸は立っていた。
    (…………嫌な予感しかしない)
     エレベーターを降りてから、背中に妙な冷や汗が伝う。こんな風に緊張するのはいつぶりだろうか。
     嶺二との番組である「まいど!アイドルらすべがす」の罰ゲームでこの場に放り込まれているのだが、あまりにも罰ゲームにそぐわない状況に混乱する。いつもであれば心霊トンネルだの、激辛料理だの、バラエティの名に恥じない過酷かつ面白系罰ゲームの実施が待っているはず――なのだが。
     普段はゲストと対戦し、嶺二と一緒に罰ゲームを実施することが多い。今回は珍しく対戦相手が嶺二だったために、罰ゲームを受けるのは蘭丸一人。そしてその罰ゲームの内容を考えたのは嶺二だ。
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    さらさ

    SPUR ME12月12日に出す予定の展示品を尻叩きとサンプルを兼ねて一章丸々アップ。こんな感じのクロリンの話が五感分連続していく感じです。シリアスが続きますがハピエン(にしてみせる!)

    ちなみにタイトルは全て「五感に関する部位のことわざ」を当てはめています。変わるかも。
    医者と味噌は古いほどよい リィンは《黒の工房》から救出されて以来、違和感に気付いた。《巨イナル黄昏》より前に感じ取れていた味が、分からなくなっていたのだ。一か月近く食事をしていなかったこともあり気付かなかったが、しばらく食べているうちにようやくその違和感に辿り着いた。原因は分からないが、相克に向かうこの状況で他の心配事を出来ればリィンは作りたくなかった。だから、黙っている事にした。――目に見えて減っている食事量を前に、既に全員が気が付いているだなんて思わないまま。

    「そういうワケでクロウ、よろしく」
    「いや待て、どうしてそうなる」

    セリーヌとデュバリィに足止めさせて始まる新旧Ⅶ組大会議。答えは出ているも同然だったが、それでも認識の擦り合わせが必要だと集まったのだが。驚く程分かりやすいリィンの事だ、擦り合わせる間でもなかったが。それが分かれば押し付ける先は一つしかない。フィーの直球な言葉にクロウは予想もしていなかった為狼狽えた。リィンは無自覚ではあるが彼に甘える。そしてクロウは彼が甘えてくる自覚はあれど甘えさせているという自覚はなかった。何も自分に持ってくることはないだろうに、それがクロウの言い分だがそれに呆れている様子もまた感じ取っている事もあって困っている。
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