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    どひふ

    @7_kankankan_100

    DONE20〜21歳くらいのどひふ。大学生独歩が安アパートに一人暮らし。
    えっちの後にコインランドリーに行く二人です。
    コインランドリーまでは歩いて五分。
    深夜十一時に独歩と一二三は洗濯物を抱えてそこに向かっていた。
    独歩は一二三に留守番しているように言ったのだが、一緒にいたいとずいぶん可愛いことを言われて仕方なく連れてきた。さっきまでセックスをしていた一二三は柔らかく甘い雰囲気が抜けきらず、本当はそんな彼を外に連れ出したくなかっのだけれど。
    そんな直後だったら部屋でピロートークでもしていればいいのに、なぜわざわざコインランドリーに行く必要があるのか。それは、潮を吹いた一二三の体液でぐっしょり濡れたカバーを洗濯しに行くためだった。独歩はシーツをかけた布団にさらにパッドタイプの敷布団カバーをかけているので、少し厚手のカバーが濡れるだけで済んだのは助かった。布団まで濡れてしまったら今日は寝る場所がなくなってしまう。
    「ひふみ」
    「んー?」
    「……漏らしたな」
    荷物を持つ独歩の片腕にぴったりと寄り添う一二三の返事はやっぱりまだ声音が甘い。
    「も、漏らしてない!出たの!……いや、俺っちマジでヤバいから待ってって言ったじゃん?なのに独歩がしつこいから」
    なにも揶揄ったわけではない。独歩はただ単純に潮吹きする 2946

    @7_kankankan_100

    DONEどひふ版深夜のワンライ、お題「最後の一口」で書きました。二ヶ月に一度の定期配送にしている荷物が届いた。
    一二三はどっしりと重たいそれをキッチンまで運び、ひとつずつダンボールから出していく。無塩バター五百グラム、薄力粉一キロ、アーモンドプードルに純ココア。今回はストロベリーパウダーも用意してみた。子猫ちゃんたちへの愛を表現するためにピンクのハートを型どるためだ。
    一二三の提案により、fragranceで一年間限定で行われる一二三の手作りクッキーのプレゼント企画もこれで三回目。大量のクッキーを作る段取りに、初めて作った時は少々手間取ったが三回目ともなれば慣れたものだ。頭の中で手順を描いてその通りに手を動かしていく。家庭用のオーブンだと一度では焼ききれないために数時間がかりの作業となる。休みが半日潰れるが、せっかく料理が趣味なのだからそれを生かせないかとずっと考えていて、ようやく形にできたこの企画を一二三は心から楽しんでいた。評判も上々で、プレゼントする偶数月には限定クッキーを手に入れようといつもより多い予約が入った。
    とは言え、焼いている間はやる事がないので待つ傍らで家事もこなせば一石二鳥だった。
    あと一回オーブンをかければ作業が終わる 2479

    @7_kankankan_100

    PROGRESSΩ超愛されオメガバのどひふの続き。
    オメガバにした意味ある?って感じだけど、きっとあるはず……
    「やったじゃん!帰ってきてすぐにばたんキューだったから心配しちったぜ」
    「いや、上手くいったけどもうめちゃくちゃ手強くて、また十円ハゲできるかと思った」
    「あー、昔できたな」
    「お前のおかげだ。毎日弁当作ってくれたからマシな顔できたと思う」
    「そん……んむっ……!」

    一二三に覆い被さる独歩は、そんなことない、と謙遜しそうな一二三の口をキスで塞いだ。

    「そんなことなくない。こんな不器用なαに愛想を尽かさずいつだってついてきてくれて……」
    「まーたそういうこと言う。その分独歩はいっぱい愛情くれるじゃん」

    目を細めて笑う一二三の顔は溶けるように柔らかく、そんな顔をさせるくらいにはきちんと愛せているのだろうと独歩はホッとした。
    一二三の両頬を両手で包み込み再びキスをする。舌を差し入れるとすぐそこ一二三の舌が待っていて擦り合わせた。一二三も舌を伸ばしてきたのを見計らって独歩はあむっと柔く噛んで吸い上げる。すると一二三の肩がビクッと震えて、それからだんだんと体の力が抜けていった。
    唇を離す瞬間、溜まった唾液が溢れそうになったのでじゅうっと吸い上げると狭い玄関先ではやたらと響いてしまっ 1744

    @7_kankankan_100

    PROGRESSΩ超愛されオメガバどひふの続き。
    なかなか進まない
    自然界においては外敵に襲われない強固で安全な巣を作る事ができる雄は雌から選ばれやすい。人間界でもそれは同じだった。そして、番になったΩの特徴として、ヒート時はαが側にいないと不安になってしまい、それがストレスとなって受精しにくい場合もある。最低でも二日は部屋から出ないでヒートを過ごすのだ。そういった部屋に籠るといった点でも準備は重要だった。
    独歩と一二三はまだ子をもうける予定はないが、それでも不安にさせたくない。独歩は過去に一度だけ、避妊具が足らなくなって一二三が眠っている間に買い物に出てしまった事があるのだが、帰ってきたら一二三が泣きじゃくっていたことがある。ヒート時は体が温かいはずなのに、血の気引いたように指先が冷たくなっていて、それ以来準備はひとつの見落としもなくするようになったのだった。

    しかし、社会人になってあまりに慌ただしい日々が続いて、何度か準備を一二三にさせてしまう事があった。せめてもの償いに次のヒートの時には二日と言わず、三日部屋から出さないで睦みあった。
    そもそも優勢種のαが社会に揉まれて働くはずなどない。独歩だって公表していればバース加算されて上役に着くの 1509

    @7_kankankan_100

    PROGRESSヒート期間を安心して過ごさせるのはαの重要な役目、という設定の、Ωが超愛され独自設定オメガバ。ただ準備するだけのSSにしようかなと思ってます。月初め、キッチンの壁に貼ってあるカレンダーに今月の予定を書き込んでいた一二三は、う〜ん、と難しい顔をした。先月から続いている独歩が抱えている案件がひと段落していないようで、カレンダーに書き込まれている彼の予定にほとんど余裕がなかったからだ。

    今月はヒート来るんだよなぁ……今回は抑制剤飲まなきゃかもだな

    三ヵ月に一度、一二三がヒートの時には独歩はきちんと休みを取っている。社畜であっても番になった以上は応えたい。しかし、どうしても、心苦しいがどうしても予定を開けられない場合は、一二三には仕方なく抑制剤を飲んでもらっていた。自然現象を抑えるのだから人によっては副作用が大きい事もあって、一二三は酷く眠たくなるようだった。反動で二、三日は意識がぼーっとしてしまうのも付いてくる。一二三にそんな負担をかけることが申し訳無さすぎて、出来る限り予定は開けるようにしていた。

    つっても、久々に独歩から負のオーラばっしばしに出てたし、よっぽど偏屈センセー相手に頑張ってるんだろうな。相性の良し悪しもあるだろーに、アイツ真面目だしぜってー根を上げずに自分でやりきるぞ〜。上手くいったらお祝いしてやろっと 1643