ひなた
越後(echigo)
DOODLEあるなんじのかげひなた。真選組ものでシリアスより。モブ目線から始まり、モブがよく出る。
山崎に夢見てる度が当社比ですごく高いです。
或難事の陰日向 うららかな日が、仕事場の与兵衛の膝下に明かり溜りを作っていた。与兵衛は飾り職人である。今のお江戸では、天人のもたらした技術で自動化のすすんだ工場が立ち並んでいた。可憐な細工物であったり、絵付けは今や量産され、民衆に広まっている。
しかし、与兵衛のような昔ながらの手仕事も、常連客がつけばそこそこに暮らしていける。少なくとも、妻と赤ん坊を養うのには十分だ。
与兵衛が小さなトンカチをふるうたび、魔法のように土台に乗せた銅板に絵が描かれる。ひとつ工程を終え、静かに息をついた。すっと戸を開けて、妻のおふくが顔をのぞかせた。
「あなた」
少し冷ました茶を手に、廊下から声をかける。与兵衛が頷いた。
「坊は」
6051しかし、与兵衛のような昔ながらの手仕事も、常連客がつけばそこそこに暮らしていける。少なくとも、妻と赤ん坊を養うのには十分だ。
与兵衛が小さなトンカチをふるうたび、魔法のように土台に乗せた銅板に絵が描かれる。ひとつ工程を終え、静かに息をついた。すっと戸を開けて、妻のおふくが顔をのぞかせた。
「あなた」
少し冷ました茶を手に、廊下から声をかける。与兵衛が頷いた。
「坊は」
なみうちぎわ
DOODLEコミカライズで謎にメカ好き設定が追加されたヒトミさん、ヒナタの方の数字がレンジャークラスだってことについ最近気づいたよ…画集には3って書いてあった。ちょっと前のヒナタさんなのかな〜 2CitrusCat0602
DONEなんか書きたくなって書いたもの
チコとヒナタと観測者がいます
喫茶店に来たモブ視点の話
あなたは喉が渇いているのを感じる。たまの休日に散歩に出たが、行くあてもなくぶらぶらしていたせいで身体が火照っていた。どこかでお茶をしたいな、と周囲に目を向ければ、ユニヴェールと書かれた看板が目に留まる。どうやら喫茶店らしいそこに、ふらふらと足を向けた。木製のドアを開ければカランコロンとベルが鳴る。
「いらっしゃいませ!」
ふわりとツインテールを揺らし、ぴこぴこと獣耳を揺らしながら少女があなたを出迎えた。きらきら輝く琥珀色の瞳を何度か瞬かせ、にっこりと彼女は笑う。
「好きな席へどうぞ!」
元気よくそう言って、程々に空いている席を片手で指し示した。温かい色味の店内に足を踏み入れ、あなたは少し考えた後に窓際の空いた席に座り店内を見回す。木の温もりを感じさせる落ち着いた内装だ。奥にはカウンターがあり、その向こうでは先ほどの少女とは違う女性がカップを布巾で拭っている。見た限りでは彼女と獣耳の少女以外に店員らしい姿はない。席に備え付けてあったメニューを手に取り眺めていると、お冷を持って少女がやって来た。注文が決まりましたか? と首を傾げる彼女にあなたはとにかく喉が渇いていたのでアイスティーを一つ注文する。それを聞いてにこ、と笑った少女は手に持ったメモに書き留めた。
2085「いらっしゃいませ!」
ふわりとツインテールを揺らし、ぴこぴこと獣耳を揺らしながら少女があなたを出迎えた。きらきら輝く琥珀色の瞳を何度か瞬かせ、にっこりと彼女は笑う。
「好きな席へどうぞ!」
元気よくそう言って、程々に空いている席を片手で指し示した。温かい色味の店内に足を踏み入れ、あなたは少し考えた後に窓際の空いた席に座り店内を見回す。木の温もりを感じさせる落ち着いた内装だ。奥にはカウンターがあり、その向こうでは先ほどの少女とは違う女性がカップを布巾で拭っている。見た限りでは彼女と獣耳の少女以外に店員らしい姿はない。席に備え付けてあったメニューを手に取り眺めていると、お冷を持って少女がやって来た。注文が決まりましたか? と首を傾げる彼女にあなたはとにかく喉が渇いていたのでアイスティーを一つ注文する。それを聞いてにこ、と笑った少女は手に持ったメモに書き留めた。
akujikidesu
DONE猗窩煉ワンドロお題「ひなたぼっこ」「苺」「いっぱい」
現パロ 高校生(同級生)二人とも前世の記憶ありますたぶん。
煉杏さんに夢中な座くん×食べ物に夢中な煉杏さん
座くんがせっせと食べ物を貢いでアタック中。まだ付き合えてません。
いっぱい食べるお前に夢中 美味しさの秘訣は愛と下心。
さぁ今日は何を作ろうか?
「なぁ知ってるか杏寿郎?意中の相手に手料理を食べさせたがる奴の心理」
「知らん」
天気のいい週末。
公園で陽だまりの暖かさを感じながら俺が作った苺大福を頬張る杏寿郎。
何て愛おしい。何て幸せなんだ。
「手料理を食べさせることで身も心も自分だけのものにしたい。凄まじい愛と執着の表れなんだそうだ」
「俺その気持ち痛い程わかるんだ。この苺大福も杏寿郎の血となり肉となり…たまらんなぁほら、もっと一緒に食べよう」
己の手料理が煉獄を形造る一部になるのだと。猗窩座は蕩けきってだらしない顔で幸福と苺大福を味わっていた。
「猗窩座…」
「ん?どうした杏寿……っ」
煉獄の悩ましげな声と柔らかな唇。
1377さぁ今日は何を作ろうか?
「なぁ知ってるか杏寿郎?意中の相手に手料理を食べさせたがる奴の心理」
「知らん」
天気のいい週末。
公園で陽だまりの暖かさを感じながら俺が作った苺大福を頬張る杏寿郎。
何て愛おしい。何て幸せなんだ。
「手料理を食べさせることで身も心も自分だけのものにしたい。凄まじい愛と執着の表れなんだそうだ」
「俺その気持ち痛い程わかるんだ。この苺大福も杏寿郎の血となり肉となり…たまらんなぁほら、もっと一緒に食べよう」
己の手料理が煉獄を形造る一部になるのだと。猗窩座は蕩けきってだらしない顔で幸福と苺大福を味わっていた。
「猗窩座…」
「ん?どうした杏寿……っ」
煉獄の悩ましげな声と柔らかな唇。
kotobuki_enst
DONEバレンタインの勝者ひなたくんさんが本命チョコを貰うまでのお話です。突発工事で書いたのでちょっと雑というかひなたくんの気持ちが色々忙しくなっちゃった気もしますが、まあそんなところも恋する子の醍醐味ということでどうかご容赦を……。そのチョコレートは愛の形をしている そのチョコレートは愛の形をしている。
彼女から送られるチョコレートはハートの形をしている。心の形を模したそれ。愛の姿を表したそれ。彼女からの愛と思いやりと労いと義理の詰まったそれ。市販の板チョコを材料に大量生産されたそれ。両手両足の指でも足りない程の人数に等しく分け与えられるそれ。形だけの愛を渡される、それ。
——なんて。少し前まで、そう思っていた。
「ひなたくん、暇ならちょっと手伝って」
「いいよいいよっ。何すればいい?」
背後から手助けを求めたあんずさんは、お気に入りのピンクのエプロンを纏って立っていた。邪魔にならないようにシャツの袖は肘より上で腕まくりして、髪はいつもより高めの位置でポニーテールにしてある。先ほどから一人でキッチンに籠っていた彼女が声をかけてくれたのが嬉しくて、二つ返事でOKし立ち上がる。暇つぶしに見ていたテレビはもう消してしまおう。
3562彼女から送られるチョコレートはハートの形をしている。心の形を模したそれ。愛の姿を表したそれ。彼女からの愛と思いやりと労いと義理の詰まったそれ。市販の板チョコを材料に大量生産されたそれ。両手両足の指でも足りない程の人数に等しく分け与えられるそれ。形だけの愛を渡される、それ。
——なんて。少し前まで、そう思っていた。
「ひなたくん、暇ならちょっと手伝って」
「いいよいいよっ。何すればいい?」
背後から手助けを求めたあんずさんは、お気に入りのピンクのエプロンを纏って立っていた。邪魔にならないようにシャツの袖は肘より上で腕まくりして、髪はいつもより高めの位置でポニーテールにしてある。先ほどから一人でキッチンに籠っていた彼女が声をかけてくれたのが嬉しくて、二つ返事でOKし立ち上がる。暇つぶしに見ていたテレビはもう消してしまおう。
すずめ
DOODLE前のあくまあおばにりんご下さったの、元のガチャイラストにちなんでもらった~!ってすっごいなんかやたらうれしくって、わたしもちなんだ感じのかきたい!!!ってなったはいいものの座らせる難易度のたかさを見誤ってましたね…りんごありがとうございましたー!へへへ
たぶんあっちのほうでれいくんさんがギリギリして、ひなたさんによしよしされてると思う
minxi_trpgjijin
DONE日向 咲(ひなた さき)・16歳/162cm/高校生
・初通過:『Bye-Bye Summer Days』
・モチーフ:クリスマスツリー
クリスマスver
「プレゼント交換とかワクワクするよねっ!あっ!やってみる?」
「サンタさんにはねぇ〜!最新ゲーム機をお願いしたよ!」
バレンタインver
「はいみんな〜、プチお菓子セットだよ!どうぞ!ハッピーバレンタイン!」
hitsuji0409
Happy New Year超全忍集結2018にて発行したNARUTO/BORUTOの同人誌です。かれこれ3年以上たち、WEBにて再録することにいたしました。
題「だいじなもの」
うずまき一家+ナルヒナ
父親と和解したボルト、兄を心配するヒマワリ、そして家を支えるヒナタの腕にはナルトの知らない傷があった…。親と子供、夫婦を描いたお話。
※映画BORUTOの時間軸後のエピソードですが、違う個所もあります。ご注意ください。 33
あんちょ@supe3kaeshi
DONEひなたくんが出ます。故郷ネタひいあいWebオンリー主催のドロライ週間 第1回お題【住処・習慣】でかきました。藍良がヒロくんとひなたくんとお泊り会する話「お風呂お先にもらいましたァ」
おれは髪を拭きながら考えた台詞を言いながら、脱衣所の扉を開ける。湿度の違う空気に肌が心地よく冷やされるのを感じた。居間のソファに座っていたヒロくんと、葵ひなた先輩が振り返る。ひなた先輩はヒロくんと目を合わせたあと、立ち上がった。
「じゃー次は俺の番ね~」
ひなた先輩が自分のベッドの側に行き、ごそごそと寝巻を取り出す。おれがどうしていいか分からないまま突っ立っていたら、ヒロくんが鏡台の椅子に座るよう促してきた。その手にはドライヤーを持っている。
「僕が藍良の髪を乾かしてあげるよ」
「ええー、ヒロくんにやってもらうとバサバサになるからやだァ」
前に星奏館の旧館でALKALOIDの四人で過ごしていた時、ヒロくんにドライヤーの使い方を教えるついでに乾かしてもらったことがあった。その時はもう髪の流れとかつむじの向きとか完全に無視して風を当てられたから、ひどいクセがついて苦労させられたのだ。
4980おれは髪を拭きながら考えた台詞を言いながら、脱衣所の扉を開ける。湿度の違う空気に肌が心地よく冷やされるのを感じた。居間のソファに座っていたヒロくんと、葵ひなた先輩が振り返る。ひなた先輩はヒロくんと目を合わせたあと、立ち上がった。
「じゃー次は俺の番ね~」
ひなた先輩が自分のベッドの側に行き、ごそごそと寝巻を取り出す。おれがどうしていいか分からないまま突っ立っていたら、ヒロくんが鏡台の椅子に座るよう促してきた。その手にはドライヤーを持っている。
「僕が藍良の髪を乾かしてあげるよ」
「ええー、ヒロくんにやってもらうとバサバサになるからやだァ」
前に星奏館の旧館でALKALOIDの四人で過ごしていた時、ヒロくんにドライヤーの使い方を教えるついでに乾かしてもらったことがあった。その時はもう髪の流れとかつむじの向きとか完全に無視して風を当てられたから、ひどいクセがついて苦労させられたのだ。