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    ひょん

    wombat_kawaii

    PROGRESS生前ハスアラがひょんなことから山奥の洋館で起きる殺人事件に巻き込まれる話。
    なんでも許せる人向け。ちょっとずつ増えるし修正が入ります。
    悪魔ハスクが悪魔ヴォックスに語る体で話が進みます。
    フリークショー・マーダー!【ハスアラ】その日、ホテルにはアラスターがいなかった。
    元から行き先も告げずにふらりと姿を消すことが多い男だ。しかも自分のことになるとムクドリのごとくよく動く口もぴたりと動きを止める。
    今回も多くは語らずに「仕事で」とだけ言い残して姿を消し、一週間。
    アラスターのことに関してハスクはまったくと言っていいほど心配はしていない。自分よりも強力な悪魔だ。そう簡単には殺されることはないだろうし、今だ強力にアラスターの力を放っている首輪が彼が健在であることを強く誇示していた。
    アラスターがいない間のほんの少しの安寧を享受するため、ホテルを出て昔馴染みの酒場に向かったのが五時間前。
    「七年だぞ!?戻ってきたと思ったら死にかけて、しかもすぐに長期出張とはいい身分だな!本当に死んでないんだろうな!ハスク!死んでないって言ってくれ!もう俺を一人にしないでくれ!寂しいんだアラスター!お前のいない世界で頂点になってもクソ空しいだけだ!死ぬまで互いにNOを突きつけあって、クソッタレで最悪な世の中であったと唾を吐き捨てながら満足して死にたい!」
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    akiajisigh

    PROGRESSこちら、鋭意製作中に付き途中まで。
    ひょんなことから知った『温め鳥』というワードに滾って勢いで書き始めた、
    鷹次男と雀四男の話

    *今後の展開で死ネタが入ります。
    *作者が強火のハピエン厨なのでご都合無理やりトンデモ展開でハピエンに持ち込みます
    いずれにしろまだ冒頭…完成時期も未定。
    それでも良ければご覧くださいm(_ _)m

    17:00追記。やっと温め鳥スタイルに漕ぎ着けた。
    温め鳥と諦め雀もう駄目だ。

    自分では来た事もない高い空の上。耳元には凍えるほど冷たい風がびゅうびゅうと吹きつける。所々の羽が逆立って気持ち悪いが、それを嘴で直す事もできない。何故ならおれは今、自分の脚より太い枝のような物で体中をがんじがらめにされている。背中に三本と腹側に一本、絡みついたそれに抑えつけられ、右の翼が変な形で伸びている。もう一本に挟まれた尾羽が抜けそうで尻もピリピリ痛む。さらに首を右側から一本、左から一本ガッチリ挟まれて身動きを完全に封じられ、最後の一本は茶色い頭にかかっている、その『枝』の先についた鋭利な爪が目の端にキラリと光り、思わず生唾を飲み込んだ。飲み込んだだけ、他は全く動けない。抵抗などできるはずもない。早々に諦めて斜めに傾いだ首のまま、見た事もないほど小さな景色が右から左に流れていくのを見送りながら、頭の中では自分のこれまでを見送り始めた。
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