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    やかん

    kumo72783924

    PROGRESS流心の続編。書き出しは今のところこんな感じ。遠距離恋愛になった二人がドイツで再会してなんやかんやある話。一応デュッセルドルフをモデルに考えています。
    流心〜ドイツ編〜楓吾1
     川岸に立つ電波塔のライトは、午後六時を示している。塔の側面に灯る明かりが十進法時計になっていて、辺りが暗くなると小さな光の明滅でさりげなく時刻を教えてくれるのだ。雄大な川の流れを眺めていると時間が経つのを忘れてしまいそうになるけど、ここは基本的に東京よりも気温が低いので、十一月ともなれば上着が無いとかなり寒い。隣に座る魁は、僕のアドバイス通りに持ち込んだダウンジャケットを羽織っている。長時間のフライトで疲れていないかと尋ねたら、ずっと座りっぱなしだったからむしろ少し歩きたいと言うので二人で散歩に出た。久しぶりに会う恋人は、少し痩せたようにも見える。だけどそれはやつれたというわけではなく、引き締まったと言った方が良いだろう。僕がドイツに来て以来、いくらメッセージやビデオ通話でコミュニケーションを取ってきたとしても、こうやって直接会って触れられる喜びは何にも替えられない。空港で挨拶代わりのハグをしただけではどうしても我慢出来なくて、駐車場で車に乗り込んですぐ、一度だけキスをした。
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    maika_82

    DOODLE魔王サトウの話。闇落ちとかじゃなくなんやかんなあってなんとなく魔王になる話。
    珍しくエロの話じゃないけどあまりに妄想なのでポイピクに
    魔王を倒した後、魔王の娘はなんかちょっと可哀想な感じの人生送るし街の冒険者達は魔王が討伐されたことでモンスターも魔王軍も弱体化した為完全にだらけきってしまったみたいな状況。
    ぶっちゃけフリーターみたいな職業である冒険者。それが「最弱職が魔王を倒した」って情報だけめっちゃ出回って冒険者に就く人がめっちゃ増えた。ついでに「魔王討伐に関わった冒険者の仲間達は一つのことを極めた者」って情報もめっちゃ出回った(めぐみんがめっちゃ盛って冒険譚をあるえに手紙で報告してあるえがそれで小説を書いたからさらに広まった)。

    大して働きもせずその日の食い扶持稼いでダラダラ過ごす人の増加、そしてピーキーな性能の冒険者が増えはじめた事にギルド側の人達は胃薬必須な程困ってしまった。
    魔王の娘は最早威厳も何もない、普通に強い人はなんか評価されにくくなった。ついでにめぐみんやダクネスみたいな人が増えた。

    泣きながらどうしようって相談されたカズマさん達。ピーキーな性能の人増えたのは本当にすんませんなカズマさんは考える。その時に突然現れたバニルさんにそれなら新たな魔王を立てればどうだ?と
    提案される。
    新たな魔王が現れ 923

    cola_57380401

    PROGRESSあまのじゃく


    初稿……?みたいな……
    学パロ軽音部の千ゲがふたりでなんやかんやして楽器触ってお話してるだけ。
    特別教室棟三階、端っこの視聴覚室。
    職員室で借りた鍵をドアノブに突き立て、左に半回転。それを真横に戻してから引き抜いて、ドアを押し開けた。
    むわ、と漏れ出す熱気に、もう九月終わんぞ、と顔をしかめて。壁のスイッチでぱっと点った蛍光灯が、白々しく室内を照らして目が痛い。

    背負ったリュックを机に置いて、窓に黒いカーテンを引いていく。それからエアコンの電源を入れると、ようやく一息つけた。ワイシャツの背中はじっとりと濡れていて、不快感に眉根が寄る。
    適当に机を押し退けて、後ろの方に大きくスペースを取る。五脚の椅子を適当に引っ張り出してから、視聴覚準備室を解錠した。同じようにあふれる熱気が、暑苦しくてやっぱり煩わしい。

    隅に固めて置かれたみっつの楽器ケース。その中でも一際大きな、ロケットの缶バッジがついたものを取り出して抱えた。後ろから、穏やかな声が届く。

    「──ジーマーで、千空ちゃんは自分の楽器大好きね〜」
    「どーも、センパイ。……そりゃ相棒は大事に決まってんだろ」
    「そうだねぇ。……あ、シールド多分しまわれてるよ」
    「おー分かった」
    「探させてメンゴね、シクヨロ〜」

    楽器を抱える俺に話 3785

    gi_lostman

    PROGRESSオメガバースの設定をいいように改造しまくってしまったオメガバースパロ五悠です。とつぜんオメガになっちゃった悠仁くん(説明などなし)が、悟と番になってなんやかんやあって引きこもりをやめる話です。事変とかないですない。※悠仁くんがオメガになった時、知らんやつに襲われます。もちろんすぐ悟がきて助けてます。でもそれが怖くて外に出られんくなるやつです。野薔薇さんとほぼ毎日スマブラやってます。R-15くらい。----------------------------


    「五条先生はさ、俺とシたくなる?」
    「なるかならないかで言えばなるけど」
    「けど?」
    「やんないよ」

     五条先生は俺を安心させるよう、目隠しまでわざわざ外して、笑って見せた。
    「オメガとアルファだからって、絶対にソウイウことに走るわけじゃない」
     俺たちはその、オメガとアルファだった。俺がオメガで先生がアルファ。正確に言えば、つい最近、オメガとアルファという関係になった、なんだけど。――オメガについてはしこたま頭に叩き込まれた筈なのに、覚えているのは発情期についてと、番についてだけだった。
     とりあえず、五条先生が「僕と番になっとけば大丈夫!」と言ってくれたから、「ありがたや~」なんて感じで首を差し出した。うなじあたりを噛んで番になるんだって。なった。
     セックスしながらじゃないとダメってのは都市伝説だった。いや、昔は本当にそうだったんだって聞いた。今は、薬一個で身体が番になる準備をしてくれる。えーっと、なんだっけ。噛むのはフェロモン分泌腺ってやつが、あるところじゃないと駄目らしい。急所だから、とかそういう意味ではないっぽ 6597