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    りする

    Rahen_0323

    DONEスグリ対策考えてたカキツバタif、最終話です。全て幻覚。
    怪我の描写とか色々好き勝手してるのでなんでも許せる方向け。1〜8話と過去作の「お前を殺す夢を見た」を先に読むことを推奨します。
    一応今回で終わりです。お付き合いいただきありがとうございました。書きたいシーンがまだあったりするので補完話も書く……かも……?って感じですね。既に大分満足してるので分かりませんが書きたい気持ちだけはあります。
    地獄の沙汰もバトル次第 9(終)検査が「異常無し」ということで終わり、僅かに負った擦り傷の処置をされた後。
    エリアゼロは一応パルデアにあったので、僕はオレンジアカデミーの先生や保護者であるママを呼ばれてそれはもう心配されてしまった。大穴に入ったのはアカデミー理事長でもあるオモダカさんの許可の上とはいえ、クラベル校長やジニア先生はとても怒っていて。校長なんて「私の方から理事長に抗議します!」とまで言っていた。
    ママもぎゅうぎゅうと僕を抱き締めて凄く叱ってきた。「冒険するのはいいけど、そういう場所に行くならせめて事前に伝えて」と。以前無断で侵入したのもより不安を加速させてしまったのだろう。それについては何度目か深く反省した。
    「とにかく、手当ては済んだのでしょう。理事長への報告などもブライア先生からされると聞きました。今日のところはアカデミーなりご実家なり、落ち着ける場所でお休みを……」
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    紫色の名無し

    CAN’T MAKE「mtrgのやりたいこと」を探すnrmtが書きたかったんですけどこの続きが1文字たりとも出てきません。ということで供養です。
    時間軸は2の後、nrのバッジ剥奪前のどこか。
    私の中ではこのあと、「まずはお前の世界を広げようよ」と言ってnrが色々なものをmtと見に行ったり旅行に行ったりするんじゃないかなと
    世界を少しずつ切り取って眺めて心を満たして欲しい
    やりたいことねぇ御剣、なんかやりたいことある?

    成歩堂が御剣に問う。それは成歩堂にとっては、ほんのささやかな、ふとした疑問であり、自分に出来ることだったら叶えてやりたいという願望であり、単に話の繋ぎであり、話題の提示でもあった。
    本当に、何の気なしに口をついて出た話題であっただけで、それが“食べたいもの”であったとしても“明日の天気”であったとしても良かったのだ。
    しかし問われた側の御剣にとってはそうではなかったらしく、御剣は眉間の皺(成歩堂曰くヒビ)をさらに深くしていつになく真剣に考え込んでしまう。
    御剣が真剣な面持ちで、(尤も彼を知らない者からしたら怒っているように見えるだろうが)考え込んでいる間、成歩堂は暇を持て余すように、御剣の顔を眺める。御剣が美形であるため眺めたくなるというのもあるが、今に限っては本当に手持ち無沙汰なだけ。
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    zeppei27

    DONERONIN主福、前作の何となく続きです。無茶な人助けばかりする隠し刀の姿を見たらば、普通は心配になってしまうのでは?理性的に面倒を避けようとする諭吉の理解を超えた行動なんだろうなあと思うと、ちょっとだけ申し訳なくなります。冷静な人がメチャクチャになってしまう姿は良い。
    前作>
    https://poipiku.com/271957/10302464.html
    名付けたならば まだ熱を持っているような気がする。鏡台の前で髪を整えながら、福沢諭吉は努めて上の空でいようと懸命な努力を続けていた。普段であれば真正面から鏡の中の自分に向き合うところが、今日はどうにも難しい。否、この数日ほどはずっと同じ煩悶を繰り返しては鎮めていた。毎日見てそらで思い出せるような自分の顔など、今更何を感じよう。形ばかりの気合を入れてちら、と鏡を見てう、と思わず呻き声が出た。
    「いつもと同じ、のはずなんですけれどもね」
    どうしてこうも面映さが沸々と胸の中を満たしてゆくものか。ちらりと一瞬見ただけで、自分に向けられた眼差しの熱さまで思い起こされて頬が上気する。数奇な出会いを経た友人かつ一教子に過ぎないはずの隠し刀が、戯れともつかぬ誘いかけで自分の顎に触れた。太く節くれだった指先は戸惑う諭吉の唇をこじ開け――狼藉はそこまでだった。悪戯げな囁きを残して、全ては何事もなかったかのように日常に舞い戻っている。
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