ろろ
そまふみ
DONEリディアくんことファジー・ホープくんのプロローグ。やおちゃんちのアイリスちゃんとのルートを想定しています。匂わせ程度に。
玉兎の前口上 月からやってきたかぐや姫は、老夫婦に拾われて幸せに育った。
でも、月から落ちた、お姫様でもなんでもない、ただの兎は──どうなるのだろう。
ぼくの目が異常だと気づいたのは、随分と小さな頃だった。夜のお仕事をしている時、ぼくが見つめた人が倒れてしまったのだ。
原因はわからなくて、解決法も不明。でもぼくはなんとなく、「ぼくの目のせいだ」とわかってしまった。
それから、人と目を合わせないようにして生活していた。どこから話を聞きつけたのか、ヴィクトルさんがぼくを拾うまでは。
ぼくは、かぐや姫の呪いつき。目を合わせた人の精神を、月の狂気に接続するもの。そういう目で、そういう体。
直接的な戦闘能力はないけれど、足止めには十分で……ただ、生かしておく必要がある時にはぼくの力は重すぎるから、お留守番になることも多かった。
609でも、月から落ちた、お姫様でもなんでもない、ただの兎は──どうなるのだろう。
ぼくの目が異常だと気づいたのは、随分と小さな頃だった。夜のお仕事をしている時、ぼくが見つめた人が倒れてしまったのだ。
原因はわからなくて、解決法も不明。でもぼくはなんとなく、「ぼくの目のせいだ」とわかってしまった。
それから、人と目を合わせないようにして生活していた。どこから話を聞きつけたのか、ヴィクトルさんがぼくを拾うまでは。
ぼくは、かぐや姫の呪いつき。目を合わせた人の精神を、月の狂気に接続するもの。そういう目で、そういう体。
直接的な戦闘能力はないけれど、足止めには十分で……ただ、生かしておく必要がある時にはぼくの力は重すぎるから、お留守番になることも多かった。
50po
DOODLE初書きオリジナルのBL文。同棲している男子大学生ップルの日常(プロローグ)
かわいい子には飯を食べさせたい病なので、練習も兼ねてだらだら続けていきたい。
まだ夏前といえど、最近は6月にもなれば十分暑い。
むしろこの湿気の多さが厄介で、べたべたと衣服が肌に張り付くような感覚が気持ち悪くてどうも苦手だ。
いくら薄手で夏用とはいえ、長袖のシャツを羽織ってきたのは間違いだったと、思わず空を仰ぐ。
京の町は、景観との兼ね合いで一定の高さ以上の建物が建てられない。だから、都会であるにも関わらず空はわりと開けていて、山の向こうまで続いているのが良く見える。
けれど、ほとんど星は見えないし、濃紺に染まりきることもあまりない。だからいつも、ほんの少し、時間の感覚が狂う。
しぶしぶスマホの電源を点けて、ブルーライトに目を晒す。デジタル表示が示す数字は……に、さん、ご、はち。
2192むしろこの湿気の多さが厄介で、べたべたと衣服が肌に張り付くような感覚が気持ち悪くてどうも苦手だ。
いくら薄手で夏用とはいえ、長袖のシャツを羽織ってきたのは間違いだったと、思わず空を仰ぐ。
京の町は、景観との兼ね合いで一定の高さ以上の建物が建てられない。だから、都会であるにも関わらず空はわりと開けていて、山の向こうまで続いているのが良く見える。
けれど、ほとんど星は見えないし、濃紺に染まりきることもあまりない。だからいつも、ほんの少し、時間の感覚が狂う。
しぶしぶスマホの電源を点けて、ブルーライトに目を晒す。デジタル表示が示す数字は……に、さん、ご、はち。
かいこ
PAST2024年6月30日JUNE BRIDE FES 2024内「銀弾と踊る月 JB2024」にて発行した無配ペーパーの漫画部分です。「よみろどにっき」プロローグ編というタイトルなんで、これが始まりでこの後続く…はずです。 9
らいき
DOODLEFE風花ディミレスワンドロログ2(2023-)ワンドロ絵をまとめていきます
ログ1(2021-2022)→https://poipiku.com/120/5568480.html 14
moonlanding
SPOILERスターダストシーカー継続&別パロログ絵スクショまとめ2上記シナリオのネタバレや匂わせがある為ワンクッション
まとめ1
https://poipiku.com/1010412/9479258.html 18
カミオ🫠
PROGRESSフォロワーさまに触発されて書きましたd/sパロです。D🧡Switch💜のふみ天。表紙のおにぎりの謎は結末でわかる予定。プロローグです。元ネタはこちらhttps://x.com/pc6jywakbs12381/status/1805507526777356539?s=46&t=ffb_17lDWcItdYq07rldXg 2oishii29cha
DOODLEシロロマちゃんhttps://x.com/earthslowly463/status/1798735673182335085?s=46&t=17OWnFVNTtn_1Qiv5R3swA
こちらの続き 2
タクツキ
DOODLE今時間無いから!!急にこられても!!!今ほんと時間無くて…無くて…ないけど我慢できなくてプロローグだけみちゃった…!!!龍オンのこういうイベントで秋山さんが主人公なのレアすぎて貴重 ありがとうほんとうに がんばって生きます
untoneeetone
MOURNINGグロマス読んだあとに勢いで書いた連絡不精のマレウスさまに60年くらい片想い?して待ってたロロくんのおはなしです。捏造捏造いろんな設定もてきと〜です!おじいちゃんと妖精 10mogemomomo91
DOODLE仄暗いネタ#しぐろろ
はこのなかみ××××
名前を呼ばれ顔を見た。
虚な顔をした母は××××を見ずにエーテルに帰りたいと語った。あの子のところへ行きたいと願った。
ぶつぶつと呟く母の口に水を含ませる。母がまともではなくなってからどれ程の月日が経ったのだろうか。水を与え、食物を与え、排泄物を処理し、身体をふく。日に日に細くなり、骨と皮が喋っているようだった。母はひたすらに死を願っていた。これが××××の世界だった。
師と出会い、旅をして、多くの人と出会う。
彼らは××××に語りかけた。
時には笑い、時には怒り、そして悲しみながら。
お前はもう自由だよ。何かやりたいことはないか。何か欲しいものはないか。縛るものなんてないんだ。好きに生きていいんだよ。
1037名前を呼ばれ顔を見た。
虚な顔をした母は××××を見ずにエーテルに帰りたいと語った。あの子のところへ行きたいと願った。
ぶつぶつと呟く母の口に水を含ませる。母がまともではなくなってからどれ程の月日が経ったのだろうか。水を与え、食物を与え、排泄物を処理し、身体をふく。日に日に細くなり、骨と皮が喋っているようだった。母はひたすらに死を願っていた。これが××××の世界だった。
師と出会い、旅をして、多くの人と出会う。
彼らは××××に語りかけた。
時には笑い、時には怒り、そして悲しみながら。
お前はもう自由だよ。何かやりたいことはないか。何か欲しいものはないか。縛るものなんてないんだ。好きに生きていいんだよ。
カミオ🫠
PROGRESSCBふみ天を書きたくて。プロローグ。CBの口調が迷子です、すみません。🧡が最高神(ビジュアルは🀄️)を怒らせて罰として🧡以外堕天させられる。転生を繰り返すごとにカリスマ(力)を失ってただの人間になる、という捏造特殊設定たくさん。転生した💜をずっと見守る🧡のお話です。完成品は支部に投げます。語り部は🧡です。
前前前世から愛をこめて……むかしむかし、この世界は七人の神さまがそれぞれの国を治めていました。ある時、その中の一人が一つの罪を犯しました。それは、七人の神さまの生みの親である最高神の王の逆鱗に触れたのです。正しいことと悪いことの区別がつかない神さまが反省するには、どうすればいいか。最高神は考えました。そして、正邪を司る神さまに、最も恐ろしい罰を与えました。他の六人の神を地上に堕すこと。それは、神ではなく人間になるということ。残酷なことに、罪を犯した一人だけ神さまのままだったのです。
『さて、これは果たして正しいことか。悪いことか。お前に理解出来るか?ーーー正邪。あやつらは、転生を繰り返すごとに[[rb:カリスマ>神の力]]が薄まる。転生が終わったとき、完全に人間へ生まれ変わるのだ。そして、いつかお前を認識することも出来なくなる。それが罪を犯したお前への罰だ』
1923『さて、これは果たして正しいことか。悪いことか。お前に理解出来るか?ーーー正邪。あやつらは、転生を繰り返すごとに[[rb:カリスマ>神の力]]が薄まる。転生が終わったとき、完全に人間へ生まれ変わるのだ。そして、いつかお前を認識することも出来なくなる。それが罪を犯したお前への罰だ』
おすず
DONE第零話。プロローグ0.幻想怪奇前日譚 今の子、つかれてた。
気がつけば、廊下ですれ違っただけの彼女に目を惹かれてしまっていた。
0.
私立宝玉学園中高等部。自由な校風の名高い、男女共学の比較的新しい学校だ。生徒たちを縛る校則はほぼ最低限だが、その分というべきか、生徒たちの自律能力は高い。一人一人がそういう意識を持って入学してくるのがこの学校。部活も施設もそれなりに充実している。地下に食堂があり、屋上も広い。辺りが自然に囲まれた明るい学校。
「おうち帰るのめんどい」
そんな学校の中等部棟の二階の、三年C組。
机にだらしなくつっぷしたまま、私はそうひとりごちた。
中等部の最高学年としての心得、先輩の矜持、受験に向けての前準備、云々かんぬん。進級一週間目にして、既にそんな話題は聞き飽きてしまった。どうせ今後三年間、始業式の度に少しずつ話題を変えて同じことを言われるという確信が自分の中にある。
6862気がつけば、廊下ですれ違っただけの彼女に目を惹かれてしまっていた。
0.
私立宝玉学園中高等部。自由な校風の名高い、男女共学の比較的新しい学校だ。生徒たちを縛る校則はほぼ最低限だが、その分というべきか、生徒たちの自律能力は高い。一人一人がそういう意識を持って入学してくるのがこの学校。部活も施設もそれなりに充実している。地下に食堂があり、屋上も広い。辺りが自然に囲まれた明るい学校。
「おうち帰るのめんどい」
そんな学校の中等部棟の二階の、三年C組。
机にだらしなくつっぷしたまま、私はそうひとりごちた。
中等部の最高学年としての心得、先輩の矜持、受験に向けての前準備、云々かんぬん。進級一週間目にして、既にそんな話題は聞き飽きてしまった。どうせ今後三年間、始業式の度に少しずつ話題を変えて同じことを言われるという確信が自分の中にある。