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    オンリー

    n88673316

    DONE麿さにオンリーで出したい予定の新刊です。
    雰囲気としてはジュンブラ新刊で出した水さに風味の「政府刀と遭遇して始まる系」麿さにです。
    自本丸麿はいません、設定としては出てきていませんが新任の頃に特命調査で部隊全員重症にしたトラウマで特命調査を避けている審神者ちゃんが出てきます。
    完成するかはわかりませんが完成したら一話は支部にあげます。
    ありがとうございました。
    それが恋とは思わなかった「──それでは、今回の定例会はこれで終了とします。次回開催は三ヶ月後となりますのでよろしくお願いいたします」
     ようやく終わった定例会にほっと一息つく。
     今回は三日連続で突如開催が決定した上に、碌に事前連絡もなかったものだから、参加した審神者側は勿論、護衛として参加した刀剣男士の中にも疲労の色が伺える。なんだかんだ言っても、戦闘と護衛では趣旨が全く違うわけで、普段から慣れていないと大変なのだろう。
     初期刀だから、といつも付き添いをお願いしている山姥切がタイミングよく帰還していなければ、私も他の刀剣男士に頼んでいたはずだ。審神者歴も大して長くもない、特命調査にも一度しかないような本丸で山姥切以上に護衛の経験のある刀剣男士もいないし、間に合って本当に良かった。ようやく無事帰れることへの安心感から、胸を撫で下ろしていると、山姥切と目が合う。
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    六花💎

    DONE【webオンリー】※タップ推奨 
    シャニライのホーンテッドナイトメアをベースにした短い話です。当時お互いのサイストで『トキヤ』『嶺二兄さん』と呼びあっていたことに大興奮して途中まで書いたものをwebオンリーのために完成させたものです。

    読んだことがない方への簡単な説明として、11人はすでに死んだ人間で、館に来た順番(現実でいう年齢順)で兄弟になっている設定です。
    全てのストーリーを読んだ上で書いていますが、捏造もかなりあるのでご注意ください。
    Framed Memories「いえーい! また俺の勝ち~」
    「くそー……音也! もう一回勝負だー!」
     広大な館の中、大理石で一際きらきらと輝く大広間に足を踏み入れれば、その荘厳で美しい雰囲気には全く似つかわしくない騒々しい声が聞こえてくる。声のする方向には階段があり、そもそもその階段を利用しようと思ってここへ訪れた私は、もう何度目か分からないため息をついた。それからすぅ、と大きく息を吸い込む。
    「……音也! 翔! ここは遊び場ではないといつも言ってるでしょう!」
    「げっ」
    「あ~…やっぱ見つかったか」
     階段の手すりに足をかけていた二人は、イタズラがバレた子どものように嫌そうな顔をし、片方は苦笑いを浮かべた。私がカツカツと靴音を鳴らして階段へと近づけば、先ほどまでの遊びを中断してとりあえずは反省している素振りをして見せる。
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