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    ガラ

    summeralley

    DONEこの人の内面はじめて書いた
    って思ったけどピアニスト飯Pの時に書いてました。あの時はネイPではなかっただけで。

    客🍚とマスター💅のバーテンダーぴ取り合い。ネイP描写多めで書きますがラストは飯P予定。
    【飯PネイP】煙るバーカウンターにて/12ラストワード テーブル席にウイスキーを出すピッコロを、カウンターの中から見ていた。一気に入った注文があれで片付くから、暫くは落ち着くだろう。
     コリンズグラスに、切ったばかりのライムとスペアミントを入れる。バースプーンで軽く潰すと、やや窄まったグラスの口から、涼やかな香りがここまで上がってくる。
     ライムは、通常のレシピよりも少し多く入れる。それがピッコロの好みだと、分かっているからだ。砂糖は入れない。氷を入れ炭酸水を注ぎ、手早く混ぜる。ちょうどカウンターへ戻ってきたピッコロに差し出すと、両手で受け取って笑った。
     「ありがとう、ネイル。足りないものはないか?」
    「今はない。何かあれば声をかけるよ」
     頷いて、カウンター客の前へ戻っていく。読んだ本の内容について、尋ねているらしい。それを受けた彼は身を乗り出すように研究を語り、ピッコロも微笑みながら聞いている。
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    ameng0125

    PAST沢深前提。
    深津くんがかつて歯列矯正をしていたら…という妄想を元にしたはなしです。
    自身の体験を重ねながら書いてみました。
    翻訳にはGPTを使用しておりますので、不自然な箇所があればご容赦くださいませ。
    ふかつくんとメタルブラケット矯正 実は、深津は小学生の頃、比較的よく笑い、口数も多い子どもであった。しかし、ある日深く生えた八重歯が見つかる。普段はあまり目立たないものの、笑ったときにだけ見えるこの歯について、歯科医から「前歯を押して歪めてしまう可能性があるため、年齢が若いうちに抜歯して矯正を行った方がよい」と勧められた。
     こうして、彼は中学校三年間の矯正生活に入ることとなった。

     大きく笑うと矯正器具が口内を傷つけ、強い痛みを伴うため、次第に口を大きく開けることを避けるようになる。器具のせいで常に口内に異物感があり、唇がふっくらと見えるようにもなった。表情をあまり変えなくなったものの、性格の根幹は幼い頃のままであったため、無表情でいたずらを仕掛けるという独特なスタイルが形成された。無表情であることがかえって威圧感を与え、バスケットボールの試合中はチームメイトから一定の敬意を集めるようになり、意外にも悪くない状況となっていた。
    1872

    アンドリュー(鶏)

    DONE幻水1のエルフたちがエンディング後に自分達の故郷に帰るお話。
    幻想水滸伝1のエルフたちは四者四様といった趣で個性豊かですが、彼らに共通して眼前に横たわっている悲しみあるのだと思うとなんだかしんみりしてしまいます。特にあんなに明るいスタリオンにもおそらくは表には見えづらい切なさや寂しさがあるのかな、なんて思いながら書いた作品です。
    また会う日まで 戦いは終わった。
     けれど僕たちの戦いはまだ終わらない。
     ひとりのエルフの青年は、焼け落ちた故郷の大樹を見上げた。焼け焦げた枝々の隙間から見える空が真っ青だったから、その暴力の跡がひどく浮かび上がってくるようだった。
     『赤月帝国』というひとつの国が滅び、この地が『トラン共和国』と称されることが決まった頃のこと。解放軍の一員としてその終焉を見届けた青年──キルキスは、戦いのさなかに喪われてしまった故郷を訪れていた。度重なる争いに訪れる時間すらなかったのは事実だけれど、やはり生まれたこの地の変わり果てた姿を見ることを避けたい心があったのもまた事実だった。それでも、今は向き合わなければならない。エルフの、いやこの世界で暮らす存在の一員として、新たな生活のためにこの一歩を踏み出さなければならない。この地に残る同胞たちの無念に引き込まれそうになるのを、キルキスは自身を鼓舞することでそれに耐えようとしていた。
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