コナ
turb_shirotae
DOODLEズあきの子供の話。前回の続き。親あまり出てこない。 自分が世界最強の魔法使いの子供であることは言ってはならない。誰に言われたわけでもないが、何となく少年はそう思っていた。
少年にとって父はただの不器用な男だ。世界最強の魔法使いなのだと言われてもいまいちピンとこない。いつも暖炉の前のソファに腰掛けて、本を読んでいたり何かを考え込んでいたり、時々母と話をしていたりする。確かにすごい魔法を使っている時の父はかっこいいが、それ以外は本当にピンとこない。
けれども、ミスラをはじめとした多くの強い魔法使いが父を石にしようと城を訪れる。そんな彼らを易々と返り討ちにする父を見て、やっぱりこの人はすごい人なんだと幼心に思った。
そんな彼の息子だと言ったらどうなるだろうか。あのオズの息子というレッテル張りは避けられないだろう。人間には恐れられるかもしれない。下手したら変な魔法使いに命を狙われるかも。だから、少年は中央の国に進学する時に決めた。
2393少年にとって父はただの不器用な男だ。世界最強の魔法使いなのだと言われてもいまいちピンとこない。いつも暖炉の前のソファに腰掛けて、本を読んでいたり何かを考え込んでいたり、時々母と話をしていたりする。確かにすごい魔法を使っている時の父はかっこいいが、それ以外は本当にピンとこない。
けれども、ミスラをはじめとした多くの強い魔法使いが父を石にしようと城を訪れる。そんな彼らを易々と返り討ちにする父を見て、やっぱりこの人はすごい人なんだと幼心に思った。
そんな彼の息子だと言ったらどうなるだろうか。あのオズの息子というレッテル張りは避けられないだろう。人間には恐れられるかもしれない。下手したら変な魔法使いに命を狙われるかも。だから、少年は中央の国に進学する時に決めた。
kshsnmst
DOODLEトマ→グレかもしれない。蝶は世界の隙間、破片の向こうへ潜ったりするかも、いやして欲しいっていうだけの話。トマくんは死ぬしなんならおじは出てこない。雰囲気を感じろ。死んだら蝶になりたい左目を失った時、あの方に醜い顔を見せてしまうことを恐れた。
嫌そうな顔はせず、片目だけで良かった、と僕が生き延びたことを喜んでくださった。
左目の奥には異物が入り込んだらしかった。ガラス片が散っていたから、その欠片かもしれない。表面の傷は治ったけれど、時折酷く痛んでは、ありもしない幻覚を見せた。
右目を閉じた時に浮かぶ、どこか遠くの世界の貴方。知らない顔。知らない姿。
見る度心がざわついた。僕らと離れた貴方がそこに立っている。
僕らの貴方はここにいるのに。大丈夫だと言ってくださるのに。
なるべく目を閉じないようにした。夜は眠るのが怖かった。
そうすると寝不足の自分を気遣って下さるから、申し訳なく思った。
あの方が戦場から消えたあとは、目を閉じることが増えた。
1155嫌そうな顔はせず、片目だけで良かった、と僕が生き延びたことを喜んでくださった。
左目の奥には異物が入り込んだらしかった。ガラス片が散っていたから、その欠片かもしれない。表面の傷は治ったけれど、時折酷く痛んでは、ありもしない幻覚を見せた。
右目を閉じた時に浮かぶ、どこか遠くの世界の貴方。知らない顔。知らない姿。
見る度心がざわついた。僕らと離れた貴方がそこに立っている。
僕らの貴方はここにいるのに。大丈夫だと言ってくださるのに。
なるべく目を閉じないようにした。夜は眠るのが怖かった。
そうすると寝不足の自分を気遣って下さるから、申し訳なく思った。
あの方が戦場から消えたあとは、目を閉じることが増えた。
Senkou_839hsk
DOODLE@TRPG_TL CoC『純潔と鉄血』×現行 ×未通過 〇自陣(HO純潔も未来で!)お兄様の出てこないエリミア 前回の秘匿のやつでこういうことを本当は言おうとしていました彼女はというやつ
相手を慰めようとして浮かぶ言葉って、自分が言ってほしいことだったりするよなあ 2
ぐりまる/丸
PASTED後生存、隠れ家で療養中に起こった事件とは──みたいな話続きを書いてるとこなので支部に上げたあらすじのようなモノをこっちにUPしときます
被虐と嗜虐の皇子様どこで選択を間違ってしまったのか。
霞む視界、何の力も残っていない四肢を宙に投げ出し自身に問いかける。20年振りに会ったフェニックスの馬鹿げた妄言を無視した事か。それとも、奴等をみすみす逃し、侵入を許してしまった事か。どちらにせよ、余は負けた。フェニックスと組んだイフリートによって召喚獣を喰われ、翼を捥がれ、地に墜とされてしまったのだ。
父上にも母上にも申し訳が立たない。余が死んでしまったことで、猊下はどうなったのだろうか。バハムート亡き今、皆殺されているだろう。『お前のような玩具が欲しかったのだ』そう言って嘲笑ったオリヴィエ、お前の玩具の役割は果たせそうにない。
やはり鏖にすべきだったのだ。忌々しい。愚かな事をした。余も、奴らも。
6327霞む視界、何の力も残っていない四肢を宙に投げ出し自身に問いかける。20年振りに会ったフェニックスの馬鹿げた妄言を無視した事か。それとも、奴等をみすみす逃し、侵入を許してしまった事か。どちらにせよ、余は負けた。フェニックスと組んだイフリートによって召喚獣を喰われ、翼を捥がれ、地に墜とされてしまったのだ。
父上にも母上にも申し訳が立たない。余が死んでしまったことで、猊下はどうなったのだろうか。バハムート亡き今、皆殺されているだろう。『お前のような玩具が欲しかったのだ』そう言って嘲笑ったオリヴィエ、お前の玩具の役割は果たせそうにない。
やはり鏖にすべきだったのだ。忌々しい。愚かな事をした。余も、奴らも。
temi.min
TRAININGきほさんお誕生日おめでとうございます🥳【※ほぼトレスです※】
服の柄かけないからなし
あとメガネのチェーンふつうにわすれてる
色塗りの練習したかったので顔まわりとか構図ほぼトレス
線画で鉛筆はもう使わない
私が使いこなせるあれじゃない
堂々とタグつけて投稿できるもんではないのでここにポイ!
ななさわ
DONE右鶴ワンドロお題『ひまわり』
ひまわりというキーワードを抽象化しすぎて本文中に一切出てこないことは普通に謝罪したい、そういう気持ちがあります。
ワンライではないです。スリーライはあると思います。
有鶴始めて書いたのでなにか違ったらすみません。 1560
fuji
DOODLEしゅうびを攫ってく無敵っぽくなってしまいましたが、違いますコナソの映画で格闘家が彼女抱っこしたまま戦ったって聞いて、えっ、俺の腕の中が一番安全っていうの…?格闘を極めた男のなんと言う自信…!かっこいい!!
ってなったので描いてみましたが日頃荒っぽい絵を描かないのでナンダカナー
お絵描きムズカシイネー
wasabonbon125
PROGRESS⚠️おさが女装してる、メガネなしおさは女装似合わないタイプだと思うけど、近年のグッズこなれ感ならなんか加工したら頑張ってくれそうな気がする と思いながら描いてたら、誰かわからなくなってきたので一旦落ち着く 3
yorug0han
MAIKING○水木が妖怪の相談に乗る話、前編。水木受けWebオンリー「この傷痕ごと愛してくれ 弍」にてWebアンソロジー企画のお題「秋麗」の作品になっています。
※父水ですが前編に父が出てこない。目玉は出ます。後編ではおそらくめちゃくちゃラブラブな父水になります本当です許して下さい。
※途中で終わりますすみません。続きはpixiv等であげれたらあげたいです。 11865
ユウシ
DONE2024/09/01【等身上げ練習】(Xから倉庫へ)気を抜くとみるみる等身が下がってゆくので等身上げ練習✍️
原作絵はそれでOKなのだけれど
暁くんは等身高すぎるのも描いててなんかしっくりこない…
付属文字列はついでの大人組妄想語り
みなせ由良
PASTポケスリの「◯◯は(プレイヤー名)と一緒に寝るのが楽しみなようです」て通知の文言がすこなので、マスターと寝るのが楽しみなのすちゃんを描きましたワシものすぬいと一緒に寝たいもんだけどな〜やっぱり汚れるのが気になって無理なんよ〜〜〜(ジタジタ
みなせ由良
PASTCLAMP展開催記念(どうして…白くて丸いマスコットキャラと言うと、私的な始祖はやっぱしモコナなのかなと思って 昔ゴミ入れて口を縛った白いレジ袋をモコナと言って遊んだもんだった(どんな遊び
みなせ由良
PASTヤメルンノスちゃんを可愛く描く練習個人的にはすこなんだけど、周りの反応を見るとやはり単眼は難易度が高い(?)て意見もあったのが気になって…おめめパッチリだし睫毛も長いしで女子力高いと思うんだけどな〜(女子なの???
ししとう
MOURNING回数をこなしてる(何の)ドロという前提。 ああ、ダメだな、と思った。
このままじゃダメだと。
毎日のようにテーブル並べられる美味しい料理。
栄養バランスだとか見栄えだとか好みだとか、そんなものが全て考えられたメニュー。
どれもこれも本当に美味くていつも箸が止まらない。
着ている服だってそうだ。
毎日きちんと洗われて、たたみジワ以外のシワなんてない、ゴワゴワもしてないしかすかにいい匂いさえする。
部屋だって。
丁寧に掃除され、部屋の隅にわたぼこりが丸まってることなんてない。
時折季節の花なんかが飾ってあって、それが腐り落ちることもない。
すごく、贅沢だな。
そう思った後に気づいた。
それをしているのが自分ではないことに。
どれもこれも一つとして満足に関わっていないことに。
5711このままじゃダメだと。
毎日のようにテーブル並べられる美味しい料理。
栄養バランスだとか見栄えだとか好みだとか、そんなものが全て考えられたメニュー。
どれもこれも本当に美味くていつも箸が止まらない。
着ている服だってそうだ。
毎日きちんと洗われて、たたみジワ以外のシワなんてない、ゴワゴワもしてないしかすかにいい匂いさえする。
部屋だって。
丁寧に掃除され、部屋の隅にわたぼこりが丸まってることなんてない。
時折季節の花なんかが飾ってあって、それが腐り落ちることもない。
すごく、贅沢だな。
そう思った後に気づいた。
それをしているのが自分ではないことに。
どれもこれも一つとして満足に関わっていないことに。
4時起き
INFO【創作BL】11月17日(日)コミティア150申し込みました。当落待ちですがこのキャラで進めています。また、今回は作家名も「4時起き」で登録しました。
しっくりこなかったら次回から如月名義に戻すかもしれないです。
何かしらでお声がけ頂く際は、どちらで呼ばれても問題ないです。念の為。 3
無法地帯
DOODLE宴の何が歓喜したってゲちゃんがりゅーうが仲良すぎてちょっとツッコミ入れてるとこ見れたとこなんですけど…めちゃくちゃツボなんですよねそういう描写…!最初幻聴だと思ったもんマジで!現実…現実なんだ…あわ…
negitama_mata
DOODLEdm♂sd♀の出会いのお話。時間軸は鏡の本編が始まる前。話題としてしか出てこないけど、mt♂、Kb♀。流血表現あり。dmの顔の傷のタイミングとか、ぜんぶ捏造設定。もうはなさない まともな着地ができないことは、わかりきっていた。体力の限界だったのだ。鏡の国に戻って来た時点で力は尽きて、翼を維持することができなくなった。
落下するダークの目の前に地面が迫る。すぐに大きな衝撃が体を襲った。形だけでも受け身を取ったが、ほとんど意味はなかった。
傷だらけの黒い体は跳ね上がり、ごろごろと転がって行く。その間、ダークは息を詰め、ひたすらに耐え忍んだ。
体中が痛んだが、どこがどう痛んでいるかはわからなかった。しかし、今のダークにとってはどうでもいいことだった。自身の写し元であるメタナイトとの戦いで、既に満身創痍だったからだ。
上も下もわからぬまま慣性に従い続け、気がついた時にはうつ伏せに止まっていた。
13077落下するダークの目の前に地面が迫る。すぐに大きな衝撃が体を襲った。形だけでも受け身を取ったが、ほとんど意味はなかった。
傷だらけの黒い体は跳ね上がり、ごろごろと転がって行く。その間、ダークは息を詰め、ひたすらに耐え忍んだ。
体中が痛んだが、どこがどう痛んでいるかはわからなかった。しかし、今のダークにとってはどうでもいいことだった。自身の写し元であるメタナイトとの戦いで、既に満身創痍だったからだ。
上も下もわからぬまま慣性に従い続け、気がついた時にはうつ伏せに止まっていた。
Hakua_shumi
DOODLEぼいどHO3 仁藺月ネタバレも何もない落書き
雑談でちらっと出たドレス藺月
「パーティー会場へドレスで潜入?ふむ、また派手なドレスだねぇ……まぁ、任せなよ!着こなしてみせるさ」
ぴのlpinoniql
DOODLEカラーマネジメント設定とかよくわかってなかったのでほんと前の入稿……うまくいってよかったな……って感想しか出てこないこいつ、書き出しと保存の違いすら知らんかったのよ……ようやくわかった……
グレスケもわかった!8ビットレイヤーで描けば問題なし!だね!おk
印刷見本見てると%表示されてるので%で厳格にせんといかんのか!?って思ってた話です、そんなことなかった 3
esora03
DONE香水を手に入れてから書こうと思っていたのに耐えきれなかったやつの末路です。ムウマリュですが、ムウさんほぼ出てこないです。お許しください!
あなたのすべてを忘れたくない 忘れたくなかった。なにもかも、忘れたくなかった。彼のすべてを覚えていたかった。顔、体、声、言葉、匂い――ぜんぶ、ぜんぶ覚えていたい。忘れたくない。
それなのに、どんどん彼が遠ざかっていく。
最初に消えていく五感の記憶は声だという。実際、わたしは彼の声を思い出せなくなっていた。
一人で過ごしているときに、彼の姿を幻で見るのに彼はなにも言わない。幻覚ならなにか言ってくれればいいのに、彼はただ微笑むだけだ。その事実に気付いた時、最初はくしゃくしゃになるくらい泣いたのに、段々とその状況に慣れてきて、わたしも彼に微笑み返すしかできなくなっていた。
次に忘れるのは顔らしい。でもわたしは、彼の写真を持っていた。まだナタルがいた頃にミリアリアさんが撮ってくれた写真と、メンデルで回収された幼いころの彼の写真。その二枚をまず起きる時に見る。今日も一日見守っていてね、とムウとナタルにお願いして、日常を過ごすのだ。そして寝る前にも写真を見る。どうか夢の中で会えますように――そんな風に願いながら眠りにつくのが日課になっていた。
5484それなのに、どんどん彼が遠ざかっていく。
最初に消えていく五感の記憶は声だという。実際、わたしは彼の声を思い出せなくなっていた。
一人で過ごしているときに、彼の姿を幻で見るのに彼はなにも言わない。幻覚ならなにか言ってくれればいいのに、彼はただ微笑むだけだ。その事実に気付いた時、最初はくしゃくしゃになるくらい泣いたのに、段々とその状況に慣れてきて、わたしも彼に微笑み返すしかできなくなっていた。
次に忘れるのは顔らしい。でもわたしは、彼の写真を持っていた。まだナタルがいた頃にミリアリアさんが撮ってくれた写真と、メンデルで回収された幼いころの彼の写真。その二枚をまず起きる時に見る。今日も一日見守っていてね、とムウとナタルにお願いして、日常を過ごすのだ。そして寝る前にも写真を見る。どうか夢の中で会えますように――そんな風に願いながら眠りにつくのが日課になっていた。