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    サーヴァント

    hymaisk1129

    MOURNINGぐだちゃんが座に登った時の話。
    座にいる本体とサーヴァントとして召喚された分体は意識が繋がってません。という設定です。
    英霊の座にてここには何もない。
    辺りに光はなく、ただ暗くて寒々しい空間が広がっている。暗闇の中で前後上下の区別もつかないから、この場所がどこからどこまで続いているのか分からない。変わり映えのない風景により時間の流れも緩慢に感じられて、いつからそうしているのかもう分からないが己1人だけが在った。
    時折、誰かに呼ばれたような気がして周囲に目を配るが、それで特別何かが見つかったりこの場所に変化が生じることはなかった。呼び声の主を見つけてやろうとしたことがいつかあったが、そんなこともすぐに止めた。広く終わりのない暗い空間の中をいくら探しても己以外は見当たらず、ここはそんなものなのだと諦観している。
    ややあって、誰かに呼ばれた際に顕界していたのであろう己の分体が役目を終えたらしく、例によって記憶を還して来る。分体の記憶はいつも似たり寄ったりだ。過程はどうであれ、判を押したように使い捨てられてお終い。目新しさのない記憶は塵のように積もって、埋もれた記憶から熱を奪い色を褪せさせていく。記憶が記録となって久しく、今では記録に実感が持てない。全ては他人事だ。
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    Si__Vales_Valeo

    DONEポカぐだ♀ 、モブ職員の話です。
    マイルームでのマスターへあてたセリフとサーヴァントへあてたセリフ、声のトーンもしゃべり方も違うよなぁ~って話を書きたかったので書きました。
    バレンタインの時やカプリシャスの時なんて、あからさまですよね。

    前に書いたモブ職員の話とこれともう一個書いてpixivにあげるつもりだったのですが、スタンプいただいてうれしくてupしました。
    みなさまありがとうございます。
    ポカぐだ♀ / マスターとカルデア職員と嫉妬とテスカトリポカと。管制室から緊急の呼び出しを受けたためドックから飛び出し通路を進む。
    ストームボーダーは24時間体制で航行中ではあるが、さすがに早朝は任務にあたっているスタッフは少ない。
    艦内は静まり返っていて、通路には急ぎ足で荒くなった僕の足音だけが響いていた。
      
    ゴルドルフ新所長が言うには本日未明、白紙化された地球上にかすかな歪みが発生したのを確認したらしい。しかも今回は規模の割に人理に深刻な影響を及ぼしかねない代物らしいのだ。
    本来ならば可能な限りリスク査定をし十全の準備をするのだが、そこにあまり時間を割く余裕はないらしい。
    特異点の解析と礼装の整備、シャドウボーダーの整備を同時並行で進め、すべての準備が整い次第フジマルたちが現地へと降りたつことが決まった。
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