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    トーク

    午睡の白昼夢

    DONE🧪夢。🌸の構われたい甘やかされたい願望。
    当初はもっとやかましく、タイトル通りのトラッシュトークを想定していたけど無理でした。
    メロウ、メロウ、トラッシュトーク もはや我慢ならぬとばかりに🌸はシーザーの背後から飛び掛かった。飛び掛かりたかった。しかし彼女は小さくシーザーは大きく、何より彼女は飛びつくだけの体力気力も尽きていた。

       * * *

     彼女は今日とても疲れていて無性にシーザーにくっついていたくて、しかし彼は今日に限って良いひらめきを得たのか一心不乱にこちらを構うこともなくフラスコや試験管、試薬を並べては傾け薬液をかき混ぜている。いつもなら時折こちらを見てはシュロロロと何か言いたげな、平たく言えばろくでもないことを考えていそうな笑いを浮かべたり、何なら実験を切り上げてベタベタと怪しげな手つきで構いに来たりするものだった。
     世の中ままならないもので、シーザーにとっては今日はそういう気分の日ではなく、🌸にとっては今日はとりわけそういう気分の日だった。しかし🌸とて特別な能力を持たずとも狂気の天才シーザー・クラウンとつるむような娘だったので、ままならないとただ嘆くような人間でもない。
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    mhyk_kabeuthi

    DONE今年4月に行われたサンリオピューロランドでのトークイベント内の朗読劇が元ネタです。
    当時上げ損ねてしまい、時期を逃してしまったのですが折角なので今更ですがあげます。
    朗読劇を聞いていないと意味が分からないかと思いますが、ざっくり言うと賢者の魔法使い達がピューロランドに遊びに来たよ!オズ様は知恵の木に化けてるよ!(重要)っていう話です
    ※何故かカインが日本円持ってるけど気にしないでください
    多くの人達で賑わい、楽しげな声を耳にしながら、知恵の木に背中を預ける。困った顔で佇む男が呆れた声で嘆いた。
    「まったく。こんな楽しい所で人間に悪戯なんてするなよ」
    堪らず、溜息を吐いてからつい口に出てしまった嫌味。隣に立つカインの言葉はオーエンの左耳を通って右耳へとすり抜けていく。
    にこにこと上機嫌でクレープを頬張るオーエンが手にしているのは「プリンのプリンアラモードクレープ」。見た瞬間に指をさして「これ奢ってくれるなら悪戯するの止めてあげる」なんて歪に口端を歪めて奢らせたクレープ。
    沢山の楽しそうな笑い声が包まれている場所に、恐怖の悲鳴を響かせたくは無い。カインには見る事は出来ないが、此処が人の笑顔や笑い声で賑わう素敵な場所なのは分かる。仕方ない。いつものオーエンの我儘だと財布を軽くする事に決めた。
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