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    ハム

    いちろ。

    DONE夢の中の登場人物
    ・ライバボ(純組織しゅ×ハムれいくん)
    現実の登場人物
    ・「僕」:元店員、現在「大家さん」の元で療養中。
    ・大家さん:「僕」が働く店の常連。医師らしい。療養が必要な「僕」を自宅に住まわせている。
    夢に焦がれた小夜啼鳥は。③バーボンがライを殺した。夢から跳ね起きた僕は今までにないくらい背中がびっしょりと濡れていて、僕の体は恐怖でしばらく震えが止まらなかった。バーボンが浴びた返り血の感触が残っているのも恐ろしかったが、何より恐怖したのは拳銃を発砲した時の反動が寝起きのはずの僕の手にしっかりと残っていることだった。

    「夢、なんだよな……?」

    誰かに肯定してほしくて寝起きのかすれた声で呟いてみる。当然その問いに答えてくれる人間はいなかった。実在する部屋を舞台にした夢の中の殺人事件。あの時撃っていなければ、バーボンがどうなっていたかわからない。ライの言葉を信じるとすれば命までは奪わないと言っていたが、どんなに特殊な関係を築いていたとしてもあいつは組織側の人間だ。裏切られ拷問されていた可能性もあったと考えると、バーボンの判断は正しかったと思う。彼はあの後どうしたんだろうか。古巣に戻ったのだろうか。それとも、そのままライの死を偽装して潜入を続けたのだろうか。 
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    PoreZeolite

    MAIKINGハムナプトラガノリンの書きたいシーンだけ突発で書いた
    ちゅ~~~~~~して
    ハムナプトラガノリン 一体、この半分干からびた身体のどこからそんな力が湧き出てくるのだろう。リンクは腰に回された腕を振りほどこうともがきながら、空を覆わんとする瘴気に戦慄した。その瘴気に触れ、足下に広がっていた青々とした草木が萎び、慌てて飛び立とうとしていた羽虫がぽとりと落ちる。断末魔の叫びだろうか、甲高い鳴き声をひとつ響かせ、空を飛ぶ鳥すらも堕ちていった。この瘴気は生命力を根こそぎ奪う、あらためてその力、恐ろしさを目の当たりにしたリンクは、思わず抵抗を止めて唾を飲み込んだ。
    「全て朽ちよ、ハイラル」
     短い言葉の中に、ありったけの憎悪が込められた声が天地を震わせる。リンクは憎悪の中に、無視できぬ悲痛な叫びを聞いたような気がしたが、何故そう感じたのかはよく説明できなかった。強いて言うならば、心の奥底、魂が、蘇った魔王の声より何かを受け取ったからと言うべきであろうか。雲にまで届くかと思うほどに吹き上がった瘴気が、もや状のものから何かを形作ってゆく。それは間近で見ているリンクはもちろん、離れた場所で見上げるゼルダ達にも、何であるのかわかった。
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