ホタル
百合菜
DOODLE地蔵の姿での任務を終えたほたるを待っていたのは、あきれ果てて自分を見つめる光秀の姿であった。しかし、それには意外な理由があり!?
お糸さんや蘭丸も登場しつつ、ほたるちゃんが安土の危険から守るために奮闘するお話です。
※イベント直前に体調を崩したため、加筆修正の時間が取れず一部説明が欠ける箇所がございます。
申し訳ございませんが脳内補完をお願いします🙏
1.
「まったく君って言う人は……」
任務に出ていた私を待っていたのはあきれ果てた瞳で私を見つめる光秀さまの姿。
私が手にしているのは抱えきれないほどの花に、饅頭や団子などの甘味に酒、さらにはよだれかけや頭巾の数々。
「地蔵の姿になって山道で立つように、と命じたのは確かに私だけど、だからってここまでお供え物を持って帰るとは思わないじゃない」
光秀さまのおっしゃることは一理ある。
私が命じられたのは京から安土へとつながる山道を通るものの中で不審な人物がいないか見張ること。
最近、安土では奇行に走る男女が増えてきている。
見たものの話によれば何かを求めているようだが、言語が明瞭ではないため求めているものが何であるかわからず、また原因も特定できないとのことだった。
6326「まったく君って言う人は……」
任務に出ていた私を待っていたのはあきれ果てた瞳で私を見つめる光秀さまの姿。
私が手にしているのは抱えきれないほどの花に、饅頭や団子などの甘味に酒、さらにはよだれかけや頭巾の数々。
「地蔵の姿になって山道で立つように、と命じたのは確かに私だけど、だからってここまでお供え物を持って帰るとは思わないじゃない」
光秀さまのおっしゃることは一理ある。
私が命じられたのは京から安土へとつながる山道を通るものの中で不審な人物がいないか見張ること。
最近、安土では奇行に走る男女が増えてきている。
見たものの話によれば何かを求めているようだが、言語が明瞭ではないため求めているものが何であるかわからず、また原因も特定できないとのことだった。
Kana_BoS
DONEプロ選手の御幸と×俳優の倉持。ふたりとも喫煙者でホタル族をしていたら、偶然隣のベランダで吸っていたところから始まる御倉。
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2022.1.9 COMIC CITY 大阪 121
鳴かぬ蛍は身を焦がしてた
A6/50P/¥500
ネット頒布中
【御倉】鳴かぬ蛍は身を焦がしてた【サンプル】 感覚がふわふわと輪郭を失ってくると、自制心とかいうやつの締め付けもゆるんでくる。前後不覚になるには程遠いけれど、気分は右肩上がり。
「ちょっと、ベランダ借ります」
「まだ煙草なんか吸ってんのか? 身体にドクだろうが」
純さんにギロリと睨まれて肩を竦ませる。その隣で亮さんは無言で圧をかけてくるけど、あんたはずっと知ってんだから今便乗しないでくれないか、と心の中だけで苦言を呈する。
「普段は禁煙してるんでけど、飲むとどうもだめで」
飲酒さえしなければ、禁煙が続くようになった。人が吸っているのを見ても平気だし、喫煙所のそばを通っても平気になったし、なんなら歩き煙草をしているやつの煙を浴びると苛立ちすら覚えるようになった。それでもアルコールが入るとスイッチが馬鹿になるらしくてどうも煙が欲しくて堪らなくなるのだ。
9418「ちょっと、ベランダ借ります」
「まだ煙草なんか吸ってんのか? 身体にドクだろうが」
純さんにギロリと睨まれて肩を竦ませる。その隣で亮さんは無言で圧をかけてくるけど、あんたはずっと知ってんだから今便乗しないでくれないか、と心の中だけで苦言を呈する。
「普段は禁煙してるんでけど、飲むとどうもだめで」
飲酒さえしなければ、禁煙が続くようになった。人が吸っているのを見ても平気だし、喫煙所のそばを通っても平気になったし、なんなら歩き煙草をしているやつの煙を浴びると苛立ちすら覚えるようになった。それでもアルコールが入るとスイッチが馬鹿になるらしくてどうも煙が欲しくて堪らなくなるのだ。
hironozane
MOURNING #さねぎゆ140字愛語り軸:現役、さねぎゆ未満
題:恥ずかしいこと言わないでよ
現役当時、体の関係だけのさねぎゆチャン。
ちょっと獣系🍃に迫られ怖がりながらも受け入れる🌊。好きだから受け入れて欲しい、愛重めなんだけど、愛の矢印をちょっと間違えちゃった🍃w
画はホタルブクロ、花言葉は束縛。
kumac_BOND
DONE「ドギーバッグ」の通販いただいた際のおまけペーパーにのっけてたものです。本の内容のおまけの話ですが、とくに読んでなくても大丈夫です。
1枚め:カット
2枚め:アーロンとモクマさんのお話
ホタルイカののっけてた漫画↓
https://poipiku.com/2427727/6321635.html
ドギーバッグは🐯さんで通販してもらってますのでよろしくお願いします! 2
つむじまめ
DONE自身で創作している旅シリーズ第8弾です。「わたほたる」という駅の設定です。発光する雪が一つひらひらと降りてくる現象で、冬の始まりを知らせます。その現象に遭遇した女性を描きました。
・使用ソフト:CLIP STUDIO PAINT
・ツール:カブラペン
・作業時間:約20時間
8ビット
MOURNINGぼそっと呟いた絶望堕ち🌤と姫ほたるたやで短い文をさかさかメリバっぽいアレなのでご注意をば
原神BADENDルート………長い、余りにも永く感じる様な旅路だった。
妹を探すために始めたこの旅路、得た物も大きかったけれど、失った物もまた数え切れないほどだった。
仲の良かった友人、信頼していた仲間達、最高の相棒だと思っていた小さな精霊
全てを失って、俺は此処にただ1人で立っている。
……だけど、それももうすぐ終わる。
空の光が届かないほどに暗い大地、所々に焚かれている蒼白い炎がボンヤリと道を照らす中、石造りの冷たい道を身体を引き摺りながら歩みを進める。
俺のゆっくりとした歩みを見守るようにアビスの魔術師が周囲をクルクルと回っているけれど、特に攻撃の意思は感じないからそのままにさせておく。
そもそも相手にする必要すらないんだ。だって彼らは妹の遣いの者たちなんだから。
1430妹を探すために始めたこの旅路、得た物も大きかったけれど、失った物もまた数え切れないほどだった。
仲の良かった友人、信頼していた仲間達、最高の相棒だと思っていた小さな精霊
全てを失って、俺は此処にただ1人で立っている。
……だけど、それももうすぐ終わる。
空の光が届かないほどに暗い大地、所々に焚かれている蒼白い炎がボンヤリと道を照らす中、石造りの冷たい道を身体を引き摺りながら歩みを進める。
俺のゆっくりとした歩みを見守るようにアビスの魔術師が周囲をクルクルと回っているけれど、特に攻撃の意思は感じないからそのままにさせておく。
そもそも相手にする必要すらないんだ。だって彼らは妹の遣いの者たちなんだから。
百合菜
PAST2021年9月?に下天の華ワンドロ・ワンライが開催されたときの作品です。光秀×ほたる。
光秀と縁日にいくほたる。
ふたりは花火を見ることになるが……
「羨ましいですわ、光秀さまと縁日に行かれるなんて」
「本当。仲睦まじい兄妹ですわね」
「まあ、妹が坂本に帰る前に一回くらいはお祭りに連れていかないとね」
女房たちに見送られながら安土城を出たのは先程のこと。
城下町はまるで真昼のような光の渦に包まれ、今が夜であることを忘れるくらい人々が行き交っている。
「綺麗……」
ありふれた言葉であるが、ほたるの口からはそれしか出てこなかった。
夜と言えば闇に紛れ、任務をこなすことが多いからだろうか。このように灯りの下にいることには慣れない。
「そうだね、夜の中で見る君はいつもと違う雰囲気があって綺麗だね」
隣から聞こえてくる言葉を幻ではないかと思い、思わず光秀の顔を見つめる。
1174「本当。仲睦まじい兄妹ですわね」
「まあ、妹が坂本に帰る前に一回くらいはお祭りに連れていかないとね」
女房たちに見送られながら安土城を出たのは先程のこと。
城下町はまるで真昼のような光の渦に包まれ、今が夜であることを忘れるくらい人々が行き交っている。
「綺麗……」
ありふれた言葉であるが、ほたるの口からはそれしか出てこなかった。
夜と言えば闇に紛れ、任務をこなすことが多いからだろうか。このように灯りの下にいることには慣れない。
「そうだね、夜の中で見る君はいつもと違う雰囲気があって綺麗だね」
隣から聞こえてくる言葉を幻ではないかと思い、思わず光秀の顔を見つめる。
隅幸(すみゆき)
DOODLE仲良しグループ友情EDを目指している中でグループ限定会話の「ちょっとドキドキしてる…」と「見つめる」を3人分見てニヨニヨしたりホタルの住処での会話(グループ結成中の内容)にニヨニヨしたりグループの罠(?)が凄い…本当に凄い…(震え声) 3chicocco2222
TRAININGカミュ主。2人がホタル見に行きます。再掲。ホタル 2人は早めに夕食を食べ終わり外へと出た。
カミュはどこに行くのか知らない。イレブンが昼寝から目を覚まし、シーツを取り込みながら「ホタルを見にいこう」と言ってきた。
ホタルという昆虫のことは知っている。オスがメスへの求愛行動としておしりに近い部分を発光させる。だが実際目にしたことは無い。クレイモランはホタルが生息するには寒すぎるし、その後カミュが過ごした場所はホタルが生息するには汚れ過ぎていた。
念の為、と持ってきていた上着は役に立った。季節が夏を迎える前とはいえ、日没後の風は少し冷える。
イレブンはいい場所がある、とカミュの手を引きずんずんと進んでいく。
「足元気をつけろよ」
「わかってる。僕はここで生きてた時間の方が長いんだから大丈夫だよ」
2367カミュはどこに行くのか知らない。イレブンが昼寝から目を覚まし、シーツを取り込みながら「ホタルを見にいこう」と言ってきた。
ホタルという昆虫のことは知っている。オスがメスへの求愛行動としておしりに近い部分を発光させる。だが実際目にしたことは無い。クレイモランはホタルが生息するには寒すぎるし、その後カミュが過ごした場所はホタルが生息するには汚れ過ぎていた。
念の為、と持ってきていた上着は役に立った。季節が夏を迎える前とはいえ、日没後の風は少し冷える。
イレブンはいい場所がある、とカミュの手を引きずんずんと進んでいく。
「足元気をつけろよ」
「わかってる。僕はここで生きてた時間の方が長いんだから大丈夫だよ」
natsukoshi_ay
DOODLEリクエストいただいた間の中でも特別甘い血でたくさんの吸血鬼に狙われるほたるさんと、それらから守ってやる代わりに血を吸う吸血鬼しょーさんの話ですほんとはタルタリヤさんもとのことでしたが長くなったので切りました ごめんなさい
吸血鬼、あるいはヴァンパイア。
夜に墓の中から蘇る自殺者、破門者、早く埋葬されすぎたものの死体が一般的にそう呼ばれる。彼らはその長くてするどい犬歯によって人の生き血を啜る。その様から、比喩的に無慈悲に人を苦しめ利益を搾り取る人間の意でも使われることもあるが、それは置いておいて。
血を吸われたひとはこの夜のおとないびとの虜になり、自身もまた吸血鬼へと変貌を遂げる。
太陽や十字架、聖水やニンニクが嫌い。とはいえ日光はともかく、ニンニクを鼻先に突きつけたり聖水をばら撒いてやったらちょっと怯むというくらいであり、真に、永久に、彼らを絶やすには銀の杭を胸に打ち込み、四つ辻に埋めなければならない。
彼らが表舞台に姿を表したのは古代ギリシアやスラヴ、ハンガリーの伝説だとされている。地方で囁かれる民話、伝説の類であった吸血鬼の存在が広く一般に広まったのはロマン派文学の起りである18世紀末以降のことだ。
9012夜に墓の中から蘇る自殺者、破門者、早く埋葬されすぎたものの死体が一般的にそう呼ばれる。彼らはその長くてするどい犬歯によって人の生き血を啜る。その様から、比喩的に無慈悲に人を苦しめ利益を搾り取る人間の意でも使われることもあるが、それは置いておいて。
血を吸われたひとはこの夜のおとないびとの虜になり、自身もまた吸血鬼へと変貌を遂げる。
太陽や十字架、聖水やニンニクが嫌い。とはいえ日光はともかく、ニンニクを鼻先に突きつけたり聖水をばら撒いてやったらちょっと怯むというくらいであり、真に、永久に、彼らを絶やすには銀の杭を胸に打ち込み、四つ辻に埋めなければならない。
彼らが表舞台に姿を表したのは古代ギリシアやスラヴ、ハンガリーの伝説だとされている。地方で囁かれる民話、伝説の類であった吸血鬼の存在が広く一般に広まったのはロマン派文学の起りである18世紀末以降のことだ。
nuebakonon
SPOILER初めてのTRPG プレイ編キャラクリ編(https://twitter.com/nuebakonon/status/1436989184015695879)
ウミホタル1話
現行・未通過× 12