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    ラブコメ

    れいりん

    MOURNING過去の未完のものを供養させてくださいこれ以上進む気がしなかった
    未完なので本当に中途半端なところで終わってます
    頭空っぽにして読むらぶこめ
    伊と仲良し(セコム)な仙が留に灸を据える話留伊 伊作と仲良し(セコム)な仙が留に灸を据える


    仮タイトル:正しい手順で告白しましょう

    「聞いたぞ留三郎。随分良い趣味をしているじゃないか。しかしそれを伊作に押し付けるのは些か道理が違うのではないか?」
    「は……!? いや待て、別に押し付けるなんてことは」
    「証拠だってあるんだぞ。言い逃れはさせん」
    「分かった分かった、逃げねぇからまずこの拘束を解いてくれ」
     手足を拘束された留三郎の前に仁王立ちするは、燃える戦国作法との通り名を持つ立花仙蔵。その後ろには、善法寺伊作が留三郎を警戒しながら仙蔵の背に隠れていた。



     某月某日、事件は発生した。夜空に浮かぶ星々が、細やかに煌めきを放っている時間帯。
     自室に仕掛けた罠に文次郎がかかるのを心待ちにしていた仙蔵は、エサが罠にかかるのを諦め、一人部屋で焙烙火矢の製造に取り掛かっていた。ターゲットである文次郎は言わずもがな、会計委員会の仕事に追われている真っ只中だ。もしかしなくても今日中に帰って来ないのだ。悟りを開いた仙蔵は、もう一つ焙烙火矢を作ったら就寝しようと決めた。事態が動いたのはその時だ。
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    nachi_osora

    DONE猫の日のけあき。
    いつもよりはラブコメちっくです。
    猫又ちゃんのとこでバイトするあきとくん。
    けけがいつもより正直かも。
    店番猫ちゃん「明日出かけてくるね」
     そう暁人にさらりと告げられ、オレは眉を跳ね上げた。特に問題のないセリフのはずが、何かがオレの感覚に引っかかったのだ。読んでいた文庫本から顔を上げ暁人を見ればいつも通りのおっとりとした表情。だが「そうか」とだけ返せばどこかほっとしたように見えた気がして、やはり何かを隠しているなと思う。
     元刑事の勘としか言えないそれがまぁまぁの的中率なことをオレは実地で知っている。煙草をふかしながらさてなにが引っかかったのかとのんびり考える。さほど嫌な予感はしないので、放っておいても良いのだが……もうこの思考は職業病のようなものだ。
     ちらりと暁人をうかがえば、こちらを見ずにスマホをいじっている。それで違和感の一つに気がついた、報告が少ないんだ。暁人は身内にはわりとおしゃべりな質で、どこかに出かけるとなると行き先や相手などを世間話ついでによく話してくる。「友達と飲み会に行ってくるから帰りに焼き鳥お土産に買ってくるよ」だの「スーパーに買い物行くけど食べたいものある?」だの。
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    ngw

    PAST2024年1月に発行したネロファウ同人誌のWEB再録です。
    もしもファウストがアレクに裏切られなかったら?というもしもの妄想で大盛り上がりしてしまい書きました。
    中央の国でえらい人になったファウストと料理屋のネロが恋に落ちるラブコメです。
    ネファメインでレノフィも含む下品な無配→ https://poipiku.com/1697192/11265598.html
    たとえば、週に一度来るガレットと酒が好きな客 注意書き

     この話には宗教に関する描写があります。それらは複数の宗教を参考にした本作オリジナルのものであり、また、特定の宗教や宗教そのものを礼賛したり貶めたりする意図はありません。
     そして、原作改変と捏造しかありません。

     以上をご承知おきください。


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     俺が中央の国の王都にやって来たのは少し前のことだ。
     街の中央には王族が政治を執り行うグランヴェル城があり、その周囲には城下町が広がっている。城を中心に住宅がひしめき合い、あちこちにマーケットや飲食店があり、住人は明るく誠実で、街角では挨拶や笑い声が響いていて活気がある。インフラも、快適に生活できるよう行き届いた整備がされており、適度に人と人の間に距離感があった。西の国のように派手ではないものの国は豊かで、道ゆく市民の表情にも余裕がある。国土の四方を他国に囲まれているため、隣国との関係がピリついているのだろうと予想していたのに、入国してみれば拍子抜けするほど平和だった。
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