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    ロマンス

    のくたの諸々倉庫

    DONEモブから見た数千年後の先生こうだったらいいのにな話(タイトル)

    ブロマンスを目指した結果モブ(女の子)が出しゃばりました。書いた人の傾向は鍾タルなのでご注意ください。

    先生の名前が違うのは、彼らと生きた時の名前を大切にしたかったとかそういう。
    彼の第一印象としては、「ひどく姿勢のいいおじいさん」だった。
     とはいえ見た目が老けているわけではなく、いっそ若々しいくらいの見た目をしているのだ。だから一瞬、自分でも混乱したくらいで。
    「こんにちは、リーさん」
    「ああ、こんにちは。3日ぶりか」
     言いながら歩み寄った先、長い黒髪が風に揺れる。周りのみんなはリーさんのことを、「かっこいいよね」とか「恋人いるのかな」とか、きゃあきゃあ言いながら見ているけれど──私はあまり、そういう話に乗る気分にもなれず。理由はあまり分からないけれど、だっておじいさんでしょ? というのが一番だろうか。
    「今日はひとりなんだな」
    「はい、みんな忙しいみたいで……リーさんによろしくって」
     歴史の授業の一環で、この璃月の歴史にとても詳しい彼を訪ねて以降、私とリーさんは時折、一緒にお茶を飲む友人関係にある。お互いに異性として意識せず、のんびりお茶を飲めるのは正直とてもありがたくて──時間があれば通ってしまっているこの状況を、彼女たちに知られれば怒られるだろう。
    「はは、ありがとう。
     それでは入るといい、今日はとてもいい茶葉が手に入ってな」
     言って微笑むその 3123

    shirotsume

    PROGRESS天てる「突然始まるラブロマンス」序章序章

     俺はイケメンが嫌いだ。
     イケメンなんて滅びてしまえばいいと常日頃から思っている。だって顔が居言ってだけでモテるし、女の子からもチヤホヤされるし……。もちろんそんなこと思っていても口に出しては言えない。何故なら不幸なことに俺の周りにいる連中はみんな顔がいいからだ。
     なんで俺だけ?
     いや俺だって別にブサイクではないと思う。
     中の下。いや。下の中かもしれないけど。まあそれなりには見える顔なはずだ。
    だけど世の中、凡人には厳しい。
     下駄箱に手紙が入っていたことなんて一度もないし(ちなみに幼馴染みの下駄箱には何とか入っていたのを目撃している)ナンパしても「キモい」の一言で終わりだ。
     ハアッとため息を零す。
     折角の夏休みだというのにデートをする予定もなければ相手もいない。せいぜい姉に付き合わされて出かけるくらいだ。
     元々、俺はアウトドア派じゃないし。超インドアだし。本当はクーラーの効いた涼しい部屋の中でゲームのイベントを走るのに忙しい時期なのに……。
     知ってる? 昨日から夏のイベントが始まったんだよ?
     水着だよ? 推しの水着!
     いいから没頭させてよ!
     しかし俺の 1894