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    余り

    おはつ箱

    DONE土佐組現パロ。
    年齢操作。名前や呼び方余り変えてないです。距離感バグってる土佐組ですが、腐向けではないです。土佐弁はニュアンスで。
    自身が働いていたガソリンスタンドでの記憶を使っている為情報が古いですが、寛大な心でお読み下さいませ…。
    (作中に出てくる恒例行事は実際に行っていた楽しい思い出だったので、3人に体験してもらいました!)(本当に豚汁の屋台があったんですよ!)
    変わらない日々を12月31日
    今年最後の営業日、店は混雑していた。
    毎度の事ながら、どうして皆ギリギリになってまで車を洗うのか?と、肥前は朝からひっきりなしの洗車依頼にウンザリしていた。
    手洗い洗車の他に機械で洗うドライブスルー洗車もあるが、そちらも大行列だ。
    冬休みと言う事もあり、社員・バイトもほぼ総動員で給油、洗車、整備等を捌いている状況だし、陸奥守は朝からピットに入りっぱなしで殆ど顔を見ていない気がする。店長の南海はレジに入ったり備品や洗車機械の洗剤補充、地下タンクの残量を気にしたりと色々な雑務を抱えて忙しそうだった。
    (あ〜…腹減った…寒いし手は荒れるし…
    早く帰りてぇ…)
    ハッキリ言って肥前は疲れていた。いや、肥前だけではない、何故だかガソリンスタンドは12月が忙しく、25日を過ぎると更に忙しい為皆疲れ切っていた。
    7200

    ○ッ○

    MEMO年末のせいやら仕事から帰って夕餉と風呂を済ませた後に🔥さんぬいを腹の上に置いてその頭を撫でながらぼんやりするなどして忙しいせいか余り時間がなく新作も書く余裕もない為、煉獄兄弟の鬼ごっこシリーズの続きを置いていきます。
    以前公開していたものと少し内容を変えてあります。
    寒い、眠い、時間が欲しい、🔥さんも欲しい、千じゅろも…💥😇外は雪
    胡蝶と鬼退治の狭間先日の話ではありますが俺は兄上が日帰りの任務に出て行く時はいつも手製の弁当を持たせております。兄上は大食漢なので普通の弁当箱では事足りず、紅葉の蒔絵が描かれた三段の重箱におにぎりやら鯛の塩焼きやら甘辛く煮た牛肉やら薩摩芋の甘露煮など兄上の好物をこれでもかと言う位詰め込んで渡しているのですが、ある日、兄上が同じ鬼殺隊の仲間である胡蝶しのぶさんと一緒に任務についた時がありました。鬼殺隊の任務は鬼が出現する宵のうちにあるのですが兄上は人一倍行動力があり鬼を殲滅する力は柱と呼ばれる精鋭達にも見劣らず、周囲の俗人からは精明強幹、一人当千、千軍万馬の強者と称される程ですが日が変わる頃にはえらく体力を消耗して空腹を覚え、更に時間が経過すると飢餓状態に陥って昏倒しかけるのでそれでは兄上がお辛いだろうと正にその時こそ俺が用意した弁当の出番となるのですがその日は丁度しのぶさんと並んで弁当箱を広げる事になった様です。兄上は俺の作った弁当を並べ、片っ端からうまい!うまい!と一口毎に声を上げ、最終的に何回うまい!と言ったのかも謎な位言い過ぎて隣に並んだしのぶさんが落ち着いて弁当を食べる余裕も無く挙げ句の果てにうるさいと言われたそうなのですが問題は其処ではなくその日しのぶさんが広げていた弁当の方にあった訳でして、しのぶさんはとても可愛らしい、正に彼女が持つに相応しい綺麗な蝶の蒔絵が描かれた素晴らしい弁当箱だったのですが何故か中身が、女性らしい一口程度の小さなおにぎり二つは良いとして、蝶の蒔絵にそぐわない主張の激しいでかさの焼き芋が丸々一本詰められていたそうです。しのぶさんはその弁当箱の中身を見て顔を引き攣らせ身体を小刻みに震わせていた様で、きっと年頃の若い娘の弁当箱に彼の逸物を連想させる様なおにぎりと巨大な焼き芋が入っている事が彼女を恥ずかしめているのだと俺は思いましたが兄上はそんなしのぶさんの弁当を一目見て何を言うかと思いきや其れに向かって「かっこいい弁当だな!」と言い放ったそうです。兄上は女子の弁当に堂々とした尺の芋が入っている事に潔さを感じ、純粋に心から褒め称えた言葉だった様でして別にしのぶさんをからかったつもりは毛頭無かったのです。かたや俺特製の重箱弁当、かたや巨大焼き芋弁当、焼き芋弁当はしのぶさんのお姉さんが暇を頂いている葵さんの代わりに作ったもので、きっとにこにこと笑いながら『しの
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    ラリ子

    INFO『思春期のエリくんアンソロジー』に寄稿させていただいた小説のサンプル分になります。サンプル範囲は画像形式のものとほとんど変わりません。
    初夜に全力すぎる余り全力すぎてしまう思春期のようなエリジウムくんとなんなかんや受け入れてくれる感じ……多分……なソーンズくんです、よろしくお願いします!

    ・思春期のエリくんアンソロジーHPはこちら
    (https://mariehana4649.wixsite.com/mysite/sample)
    鳥類的"sexual"コミュニケーション【サンプル】『清く正しい性行動』
     ……果たして本当にそんなタイトルだったかは覚えていないが、おおむねそんな感じの文言が題された薄っぺらい書物を、青少年期に読まされたことがある。内容の四分の一程度はなるほどと頷ける感じで、四分の三は当時の自分でも奇妙だと思えるくらい、おかしな事柄の陳列だった。じっさい、周囲の連中と笑いながら読み捨てていた気がする。
     当時の自分にとって、面白くも必要性もなかったその書物の内容は、結局かけらほどしか記憶として残っていない。しかしエリジウムは、十数年後の自分のために記憶しておくべきだったと、まさに今、頭を抱えるほど後悔していた。
    「普通でいい」
     そう言ったのは、ここロドスで出会ったエリジウムの友人で――そしてつい先月交際相手というものにもなった男、ソーンズだった。
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