Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    zenetc

    PROGRESS棘境/记一次失败的偷跑
    旧文补档,lof搞点梗写的,字数2k5
    我是想写克系的但是感觉成果不是很克
    没有R。
    某种神秘现象的调研所在汐斯塔的分部虽然装修就普通水平,但是地段却极其好,正在汐斯塔市度假胜地的海岸线附近。虽然并不在景区里了——一个绝大多数信息不能外传的机构不适合开在景区里面——倒也独享一份安宁。这其实是工作需要,调研所在各个地方的选址总要临近水域,这是和他们的工作性质分不开的;但是并不是每一片水域都有发展为景区的潜质,而汐斯塔的海无疑是其中混的最好的那一等。可以说,这里大部分人都是因为贪图去汐斯塔带薪旅游的待遇而选择出这里的任务。因此,汐斯塔分部的地方负责人对上班摸鱼等等情况已经习以为常,但是唯独其中一个叫极境的怪胎,总是令他头痛不已。

    “你们那制服也太丑了!”极境拉着他负责看管的A+级危险实验体棘刺,一边大摇大摆地往外走一边说,“那种老土的蓝色,一看就像洗过好多遍掉色了似的,版型也是松松垮垮,但凡你们能有我一半的审美,都不会选这种衣服给实验对象做制服。”

    负责人被极境噎了个半死。不过这件事确实怪不到他,毕竟实验对象里能维持人形穿下那套制服的都是少数,哪还有设计版型的必要?极境拉着实验对象出去当然是不符合规定的,他现在已经懒得管了,犯规自有法规去惩罚他,和极境对线只会被气死。负 2550

    甘味。/konpeito

    TRAINING本日の800文字チャレンジ
    両片思いクロリン/Ⅳ第一相克後
    休息、その一幕
    クロウとの第一相克を終えた一行は、エリンの里でつかの間の休息をとっていた。
     里の中心部で生徒らと戯れながら釣りを楽しむリィンをなんとなしに眺める。和気藹々と過ごしている彼らは、釣れた魚の大きさで勝負をしてるようだった。
     ルールを逸脱しない範囲でおこなわれた不意打ちともいえる第一相克は、オルディーネがヴァリマールの眷属となることで決着がついた。そして、それぞれの起動者であるリィンとクロウもまた、騎神らの影響を受けて目には見えないなにかで結ばれていた。
     お互いの感情の機微や、目を閉じて集中すれば居場所まで掴むことができる。不思議な感覚だ。
    「なんでこんなことになったかね」
    「そんなの、アンタが望んだからに決まってんじゃない」
    「黒猫……、セリーヌだったか」
     ぬっと出てきた姿に、つい懐から猫じゃらしを取り出してしまう。試しに彼女の目の前で振ってみてもいい感触は得られず、ふたたび懐へしまった。
    「本当は分かってんでしょ。あの子が望んだだけじゃ、この結果は得られなかったこと」
     不意に釣りをしていたリィンと視線が絡む。手を振ってやると遠慮がちに振り返してきた。
     じわりと胸に広がったあた 826

    甘味。/konpeito

    TRAINING本日の800文字チャレンジ
    クロリン/誰も知らない彼らの秘密
    Ⅳ第一相克後、この腕の重みに想う後アッシュ視点
    「しかし、ここまで運んでからブッ倒れるとか、パイセンも流石すぎんだろ」
     ブリオニア島にあった管理小屋で、ベッドへ倒れ込んだ途端に寝息を立てる銀髪の男をアッシュは呆れた目で見下ろした。
     リィンをここのベッドに下ろすまで疲れなんて微塵も見せなかった彼は、やはりリィン同様に消耗していたらしい。
     黒の工房からリィンを救出後、この島にある陽霊窟で相克という、騎神に選ばれた起動者同士の戦いを終えたリィンとクロウは、お互いの意思によって力の融合を拒み、新たな絆を結んだようだった。アッシュらにとっては落ち着いている印象が強い彼の、予想外な一面を見せられた気分だった。
    「ところで。結局、教官の言ってる利子ってなんなんですか」
     ユウナの素朴な疑問に答える声はない。顔を見合わせては首を振り合うリィンの同級生、旧Ⅶ組の様子にアッシュは首をさすった。
    「僕たちもその辺りは詳しく知らないんだ。以前からふたりでそういうやりとりはしていたんだけれど、どうにも改まって聞けるような雰囲気じゃなくてね」
     旧Ⅶ組を代表して答えたエリオットは、眉を下げ、返答に困っているふうだった。どうやら、このふたりのあいだにはヒン 846

    甘味。/konpeito

    TRAINING本日の800文字チャレンジ
    クロリン/この腕の重みに想う
    Ⅳ第一相克後
    「おいおい、こんなのってアリかよ。……ん? おい、リィン」
     クロウの肩口に顔を埋め、微動だにしなくなったリィンの身体を揺する。彼の腕は変わらずクロウを抱き締めていて、その表情は窺い知れない。
     ブリオニア島に出現した陽霊窟の最深部で行なわれた第一相克は、リィンの勝利で幕を閉じた。敗者は勝者に力として吸収される。相克をはじめる前からその事実を受け止めていたクロウは、彼に敗北した時点で覚悟を決めていた。
     そうして相克を終えるも、オルディーネからヴァリマールへ流入するはずだった力の流れが突如として変化した。それにより、オルディーネは消失を免れ、結果としてクロウの存在は、不完全ながらもこの世に繋ぎ止められたのだった。
    「これは、完全に意識を失っていますね」
    「ん。しかもリィンってば、がっつりクロウを掴んじゃってるし」
     リィンの様子を伺っていたアルティナとフィーに、彼を剥がすのは諦めるよう諭されて肩を落とす。ただでさえ贄として消耗していたところに相克をおこない、さらに予想外の事態を引き起こした代償だ。クロウもまた、相克や消失しかけた反動も相まって消耗が激しく、リィンの身体を支えるのもやっと 822

    甘味。/konpeito

    TRAINING本日の800文字チャレンジ「願いを灯りに代えて」
    Ⅳ最終相克前。ミシュラムにて/付き合っていないクロリン
    「もしも黄昏を終わらせて、それでも生き残っちまったら。――お前ならどうする」
     ミシュラムでの最後の一夜、リィンとともに酒の入ったグラスを傾けているときだった。話すならばこれが最後の機会だろうと彼へ水を向ける。
    「クロウ、」
     咎められても撤回するつもりはなかった。
     顔を顰めるリィンの言いたいことくらい、クロウは分かっている。互いに生き残ることの難しさなんてとっくに理解していた。なんせ、クロウはすでに死んでいる身だ。彼の眷属として、かろうじてこの世に留まっているだけの存在。リィンもまた、相克の果てに待ち受けるものを知ってしまった今、先を考えるのは難しいだろう。
     それでも、彼には未来の話をしてほしかった。
     迷子みたいな顔をした彼はしばらく押し黙って、酒で唇を湿らせるとようやく口をひらいた。
    「クロウと、酒が飲みたい」
     静かに願いを吐き出すリィンは、目を細めている。まるで夜空に瞬く小さな星を探しているようだった。
    「クロウ、と、酒が飲みたいんだ。また、ふたりで。こうやって、酒が……飲みたい」
     彼の握ったグラスのなかで琥珀がきらりと波立つ。
    「だめ、なのかなあ」
    「いいんじゃねえか 790