刀さに
kakiisoishii
DONEおてさに♀ お誕生日のことあなたの一番最後でありたい 朝、起き抜けから顔を合わせる男士たちは皆揃って審神者に祝福の言葉を贈る。本日は審神者の誕生日である。しかし、祝われる側の審神者は喜んではいるもののどこか陰のある表情。はて、毎年照れくさいながらもにこにこと嬉しそうにしていたのに、今年はどうした事か。違和感に首を傾げつつ鶴丸国永が浮かない顔の理由を問えば、口ごもる彼女は御手杵が、と恋仲である近侍の名前を出した。
どうにも御手杵が誕生日を忘れているらしい、と。
同じ年を重ねるにしても、一番に彼に祝われたい。そんな下心を抱きつつ昨晩ゲームに誘ったものの、日付が変わった頃におやすみだけを言い残して自室へと帰って行ってしまったと言う。去年まではちゃんと祝ってくれたのに、そんな、今年に限って。
2236どうにも御手杵が誕生日を忘れているらしい、と。
同じ年を重ねるにしても、一番に彼に祝われたい。そんな下心を抱きつつ昨晩ゲームに誘ったものの、日付が変わった頃におやすみだけを言い残して自室へと帰って行ってしまったと言う。去年まではちゃんと祝ってくれたのに、そんな、今年に限って。
ayusuran
DONE【雨雲さにR-18】御犬様の愛玩動物 第二夜以前書いたさみくもサンドの続きです。
無知な審神者を五月雨と村雲が調教していく平和なえちえちサンドです。
今回はキス調教ですが最後の方結構喘いでるのでこっちにあげときます。
もう少し続きをかけたらまたpixivにもまとめます。 8
m_g_i
MOURNINGくわさに落書き漫画です。急に終わる。この女審神者、桑名のことを何かと悪く言います。苦手な方はすみません。去年描いたものですが、トーンの貼り方がわからず途中で放置していました。供養。 8
seigaihaanother
TRAINING麿さに『今はまだ、しらない』#フレーズ指定小説
#刀さに企画
麿さに『今はまだ、知らない。』
始→「好きって言ったら怒る?」
終→花瓶には薔薇が一輪だけ差してあった。
※あまりに素敵企画で、書いてみました。
※別の鍵垢各納品。
友人リクエストによりこちらに再掲 3
nashi7447ihsan
DONE1日1刀さに②むねちかとさにわ前にはちさんと話してた(このアカウントじゃなかったかも)どこからともなくエンナイ流れてくるタイプの宗近(自信満々すぎてやばい)と割と流されやすい審神者。
途中で飽きたのがありありとわかるんだけど、説明を補足させてもらうと私の脳内では審神者は元々むねちかのことは好きだけど恋とかしてなかったけどむねちかの雄みにやられました。
宗近と則宗があんまり仲良くない。
kakiisoishii
REHABILIおてさに♀背伸びをしても届かない キスをしやすい身長差、12㎝。理想のカップルの身長差、15㎝。抱きしめやすい身長差、22㎝。
ふろく目当てに万屋で購入した女性誌をパラパラとめくっていたらそんな文言が目に入ってきた。
「30㎝以上は……うん、書いて無いかぁ」
相手の身長192㎝が平均をぶっちぎりで超えて高すぎる、というのは御尤も。思い返せば隣を歩いていても声は遠いし、人の頭を肘置き顎置きと勘違いしていそうなきらいすらある。
嗚呼、しかし哀しきかな我が乙女心はこの距離を乗り越えてしまえとしきりに私をそそのかしてくるのだ。相手が天性のにぶちんであるならこちらから攻めるほかあるまい、と。
さて、作戦はこうだ。ぱっと近付いてぎゅっとくっついてさっと逃げる!
1019ふろく目当てに万屋で購入した女性誌をパラパラとめくっていたらそんな文言が目に入ってきた。
「30㎝以上は……うん、書いて無いかぁ」
相手の身長192㎝が平均をぶっちぎりで超えて高すぎる、というのは御尤も。思い返せば隣を歩いていても声は遠いし、人の頭を肘置き顎置きと勘違いしていそうなきらいすらある。
嗚呼、しかし哀しきかな我が乙女心はこの距離を乗り越えてしまえとしきりに私をそそのかしてくるのだ。相手が天性のにぶちんであるならこちらから攻めるほかあるまい、と。
さて、作戦はこうだ。ぱっと近付いてぎゅっとくっついてさっと逃げる!
kakiisoishii
REHABILIおてさに♀わらび餅がおいしい季節になりました 梅雨。湿気を帯びた空気は重く、人も刀剣も憂鬱な気持ちを抱えながら暗い空を見上げる日々。本丸では皆僅かな清涼感を求めては縁側に転がり、扇風機を奪い合い、水浴びでは飽き足らず修験者に着いて滝行へと出掛けるものもいた。
審神者ももちろん例外では無く、この日も唯一空調設備の整った私室──こんのすけに無理を言って取り付けさせたものだ──にて、近侍である御手杵とともに無為に過ごしていた。
「今日は御手杵にわらび餅を刺してもらいます」
「……なんて?」
「刺す事なら得意でしょ?万屋で安売りしてたの。こう蒸し暑い時はのどごしの良いわらび餅一択!」
「そうかぁ?まあ主が言うなら……」
「ひとつしか無いから皆には内緒ね。はい、竹楊枝!」
1127審神者ももちろん例外では無く、この日も唯一空調設備の整った私室──こんのすけに無理を言って取り付けさせたものだ──にて、近侍である御手杵とともに無為に過ごしていた。
「今日は御手杵にわらび餅を刺してもらいます」
「……なんて?」
「刺す事なら得意でしょ?万屋で安売りしてたの。こう蒸し暑い時はのどごしの良いわらび餅一択!」
「そうかぁ?まあ主が言うなら……」
「ひとつしか無いから皆には内緒ね。はい、竹楊枝!」
nemunemune40
MAIKINGみかさに。スケッチみたいなもの。神様の恋のはなし月狂 明るい夜だ。
月の弓弦はいよいよ張りつめて光を増し、初夏の涼やかな闇を青く照らし出している。審神者は窓辺の欄干にもたれて透き通る夜闇の世界を眺め、一方で恋刀である三日月宗近は室の奥にある寝台の上から恋人の背中を見つめていた。唐物の意匠を施した天蓋の中で、酒杯を載せた盆を傍らに置く姿は寝入り間際といった風情だ。しかし絶世の美貌は露ほどの眠気も宿さず、長く緻密な睫毛を透かして恋人の背を見つめ続けている。
何がしたいわけでもない。恋人を眺めるのは彼の趣味だ。千年この世にあると大抵の事に既視感を覚えるが、彼女に関してだけはいまだ新鮮な驚きと理解の及ばぬ手ごわさがある。それが楽しく気味が良い。鶴丸国永の驚きを求める気持ちが、彼女と接していると理解できる気がする。
1288月の弓弦はいよいよ張りつめて光を増し、初夏の涼やかな闇を青く照らし出している。審神者は窓辺の欄干にもたれて透き通る夜闇の世界を眺め、一方で恋刀である三日月宗近は室の奥にある寝台の上から恋人の背中を見つめていた。唐物の意匠を施した天蓋の中で、酒杯を載せた盆を傍らに置く姿は寝入り間際といった風情だ。しかし絶世の美貌は露ほどの眠気も宿さず、長く緻密な睫毛を透かして恋人の背を見つめ続けている。
何がしたいわけでもない。恋人を眺めるのは彼の趣味だ。千年この世にあると大抵の事に既視感を覚えるが、彼女に関してだけはいまだ新鮮な驚きと理解の及ばぬ手ごわさがある。それが楽しく気味が良い。鶴丸国永の驚きを求める気持ちが、彼女と接していると理解できる気がする。