Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    ma-e-ka(仮)

    MAIKING今ループ、ふこちゃから”物語”を託され夢を叶え
    漫画家になった安野先生が或る漫画の連載をスタート
    させて…という幕間妄想甚だしいIFストーリーです
    アン風強火担の先生に二人の記念日イラストを描いて欲しい
    という妄想から何故か枝葉がモリモリ伸びて…
    妄想冗長過積載…相も変わらぬ拙文駄文…マジで好き勝手
    書いてる(いつもの事)ので、ホントに何でも許せる方
    向けです!
    (アニメ派の方は注意してね)
    『ねがい(仮題)』!注意!
    ・この話は漫画『アンデッドアンラック』の二次創作です。
    書きかけです…バカみてぇだろ?まだ続くんだぜ、これ(苦笑)
    ・今ループの風子から”物語”を託され、その後夢を叶えて漫画家
    になった安野先生が”或る漫画”の連載をスタートさせるべく…という
    幕間妄想甚だしいIFストーリーです(いつもの事)
    ・一応今ループのお話です…アニメ派単行本未読の方はご注意を!
    ・先だってのアン風記念日、気の利いた事も出来ない…そうだ!
    アン風強火担の安野先生ならきっと超エモい二人のイラストを
    描いて祝ってくれるはず…という妄想から何故か枝葉がモリモリ
    伸びて…一つのお話が脳内に爆誕しました(苦笑)
    本当に好き勝手書いてるので何でも許せる方向けです(ガチで)
    11030

    miyomimin

    DOODLE願いを叶える祠のお狐魏無羨と人に関わらずに生きている龍の藍忘機の話。龍狐AU。

    続き物の2話目。
    前回→https://poipiku.com/3917923/9223625.html
    龍狐AU。2話目。次の日も藍忘機は夷陵の地に降り立っていた。理由は至極簡単。ずる賢いあの男にまんまと逃げられてしまったからだ。体よく煙に巻かれたのだと気付いたのは、あの男がいなくなってからの事だった。実に鮮やかで、巧みな逃走劇だ。そしてなんとも憎らしい。巧みな話術で話題を逸らし、相手の意識を少しだけ自分以外のものへと外す。こちらが気が付いた時には時すでに遅し。意識の外でふらりと姿を消して、文字通り煙に巻かれたかのような感覚にさせられたのだ。あれはきっと常習的にあのような手段を行っているのだろう。なにせ彼は『厄介者』だ。その噂を聞きつけて、彼の行いに眉を潜めてここに来る神獣は藍忘機だけではなかったのだろう。
    眼前に広がる分かれ道を前に指先を伸ばして空に紋を描く。指先の動きに合わせるように視界がぼやけたかと思うと、先ほどまで確かに存在していたはずの分かれ道は消え、中央に新しい道が姿を現した。またこれだ。この山の中は結界だけでなくこんな風に迷いの陣が張り巡らされているのだ。おそらく、麓から山頂にかけて全てに。人間であれば迷う事はないだろう。なにせこの山の主は人間に肩入れしているような神獣であるのだから。だが、神獣となれば話は変わってくる。彼らの有する神聖なる霊力が陣の影響によって目的地を見失うようになっているのだ。祠を目指して歩いていれば、いつのまにか下山していた。なんて事は当然のように起こり得る。……昨日迷う事なく祠に辿りつけたのは、おそらくあの男の気まぐれだろう。あの楽しそうに笑っていた姿がまさにその証明だった。なんと腹立たしい事か。
    6797