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    大学生

    海袖 萌(みそで もえ)

    DOODLE大学生快新
    付き合い始めてわりとすぐやらかす話
    はっとりとかあかいさんが出てきます
    escapeescape

    飛行機の自席で、工藤は頭を抱えている。なんて恥ずかしいことをオレはしていたんだろう。後悔と羞恥心と寂しさが混じり合って頭から湯気が出そうだ。そもそも両想いになったのだと思ったこと自体勘違いだったようで。アイツ、オレのこと好きって言ってなかったっけ…言ってたよな…でも友愛だったのかな。キスは?キスもしたけど?!…ああ、ダメだ、オレが恥ずかしくて酒入ってる時にしちまったんだ。酔った勢いの可能性が出てきてしまった。
    …などと、はっとした顔をして笑顔になったかと思えば俯いて頭を振っている。百面相とはこういう時に使うのだろうか、と、工藤の横の席に座っている老人は思った。
    工藤としては、付き合ってるしキスもしたから次はえっち!どっちがどうとかまだわかんねぇけど0距離でくっつきたい!!オレだって男だしオレから誘ってみせる!!という思惑があって、最近黒羽に対して積極的に話しかけに行っていた。ボディタッチも頑張った。なのに黒羽は話していても距離があるし、肩にくっついても気付くと離れているし、横並びに座って話しながら太ももに手を置いてみてもコーヒー淹れてくるわと席立ってしまう。
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    海袖 萌(みそで もえ)

    DOODLE大学生快新

    タイツでメモがてら書いたものを加筆修正しました。小説と言えるほどまとまりのある文体ではなくネタメモ感覚です。①〜③まであります。
    君との恋路の歩き方③初夜編奢るからと工藤は言って、服部を大学構内のカフェに呼び出して、どう思う、なんて言うから今朝新聞に載っていた密室殺人の件かと思ったら「黒羽ってオレとセックスしたいって思うのかな」とか言い出すから、服部はよーし帰るかぁと立ち上がるが、工藤に腕を掴まれたため、大きくため息をついて椅子に座り直し、スマホを取り出して一本メッセを飛ばして工藤に向き合う。
    「あんなぁ、そう言う話は当人とせえや。オレが知るわけあらへんやろ」「『え、そんな気ないんだけど…工藤はしたいのか?』とか言って引かれたら終わるだろ!聞けるか!」「恋人なんやから大丈夫やって…しかし工藤は事件より恋に生きるんやな…」おーさみし!と大袈裟に騒ぐ服部に工藤は「新聞に載ってた密室殺人なら朝イチに高木刑事と現場行って解決してきた」と、さらっと返す。「オレを連れてかんかい!」「オメー1限必修だったろ」「くそ…!」アイスコーヒーを飲み干した服部はもう一度ため息をついて工藤に問う。
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