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    奇跡

    lionbell_an

    DONEデのCミナ、部下×上司の図。
    ※オペトリオの名前勝手につけてます。
    A→アドニス
    B→ビスタ
    C→チャッキー(←名前出てこないけど)

    「悟られたくないから必死に我慢するけどだがしかしバレバレな図」って言うシチュが昔からとても好みでですね…そう言う話をしてたら書きたくなってきたので書いた。ぬるいしC君が変態。
    (これ書いてる時に話してたフォロワさんから挿絵的絵貰ったと言う奇跡付き✨)
    “ただのマッサージ”ですよ「司令、お疲れ様です」
    「あぁ」

    僕はコーヒー片手に司令室に入ると、ビスタの席に座って複数のモニターを見つめながら仕事を捌いている司令に声をかけた。

    「そろそろ休憩したらどうですか?」

    机にコーヒーを置く、司令の分だ。
    司令はブラックは飲まないので、ミルクと砂糖を入れてある。

    「そうだな、キリのいい所までいったら今日は上がるよ」

    僕の方を見ずに司令はつぶやく。
    今は…司令室に僕と司令2人のみ…

    「司令、お疲れでしょうから、僕がマッサージして差し上げますよ」
    「は?いや…いい、お前のは…」

    言いかけて詰まる。その後に言おうとした事は大体分かっている、言おうとして言葉に詰まった理由も僕には分かる。
    そして、押せば無理に断ってこないと言う事も…分かる。
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    PASTpixiv未掲載作品。小さな奇跡だったかもしれない話とセカイの秘密の話。
    とある座長のもしも話 セカイを守るための戦いに参加すると決めた帰り道。ショーユニットの若き座長でありセカイの創造主である少年、天馬司は物思いに耽っていた。頭に浮かぶのは先ほど聞かされたセカイの裏側の話。彼の、彼らのワンダーランドのセカイを襲う怪物たちは他の、本当の想いが消え去って壊れてしまったセカイから襲ってきているのだと聞いた。もしも、自分が本当の想いをあのまま忘れ去ったままだったとしたら。あの賑やかなワンダーランドは壊れて怪物の庭になってしまっていたということだろう。
     ふと、司は今までのことを振り返る。自分達が何かひとつでもピースをとりこぼしていたとしたら、自分達とこのセカイは存続されなかった可能性があったのかもしれない。もしも、司がオーディションを受けに行ったあの日に、えむが司のことを見つけていなかったら。えむと初めて出会ったあの日、類がパフォーマンスをしていなかったら。ある意味全ての始まりであった初公演の日にネネロボが充電切れを起こさなかったら。司があの日にセカイに行かなかったら、行ったとしてもあのうさぎを笑顔にできなかったら。あの時に咲希のぬいぐるみだと気が付かなかったら。崩れる可能性のあるもしもは意外とすぐに司の頭に思い浮かんだ。
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