拳修小話ーーちょきん、ちょきん
髪をひとつまみして、鋏を入れる。平生はふわっふわっとハネているそれが、思いのほか芯があり、しなやかであることを知ったのは随分前のこと。全体のバランスをみながら、リズム良く切っていく。
うんうん、今日も良い感じ。
｢梳いてくれ｣とだけ注文をつけた目の前のお客は、うつらうつらと船を漕ぎ出している。もうすぐ切り終わるし、起こす意味も兼ねてずっと気になっていたことを尋ねる。
｢最近よく来るけど、何かあったのかい？｣
お客ーー九番隊副隊長・檜佐木修兵が半年と空けずにここ、髪結床に来るのはひどく珍しかった。
瀞霊廷内にあり、安くて早く散髪ができるので隊士御用達となっているが、来る頻度は人によって様々だ。綾瀬川五席は三週間に一度は来るし、逆に斑目三席は自身で手入れされるので一度も利用されたことがない。そして目の前で揺れる黒髪は、半年に一度来れば良い方なはずだった。

Testing the LimitDay XXX since Daybit’s first arrival in Mictlanpa.

Tezcatlipoca has left him again to help the Master of Novum Chaldea. Another urgent matter, and from what Daybit had overheard from the god’s muttering as he walked away, something involving a certain Beast. Judging from that information alone, he would not return for a very long time.

【凪蜂】Free Day（授权翻译）凪趴在床上。摆在他面前的不是别的什么东西，是正在播放足球比赛视频的手机。
突然，他房间的门被推开，比他矮小的男人大声嚷嚷着走了进来。
“呼！洗澡也太爽了！”
凪看着廻，眉头微微皱了起来。“把衣服穿上，你会感冒的。”他告诉他。
“我只是回到了我出生的状态。”他表达起自己的看法，在走向衣柜之前，完全不感觉羞耻在那里走来走去。“而且，这感觉很好，诚，你也该试试。”
“我就算了。”这是凪看到廻翻箱倒柜时的第一反应。“嘿，那是我的内裤。”
廻咧嘴一笑。“没事，没事。”他说。
“有事。”
黑发男子开始检查它有没有小洞，他没发现，于是往身上套。不过，它实在很不服帖，挂不住胯直接滑了下去。
“嗯？”
“我告诉过你。”凪摇了摇头，继续看他的视频，而廻则开始找他自己的拳击内裤。

ツンデレ悪役令息🥞と、異世界転移ヒロイン🌟の話 2異世界に来てから早三日程経った。相も変わらずこの世界は回り続けており、戻る為には恋愛をしなければならないのだと改めて実感する。
そんなオレ、天馬司だが学園へ転入して早々貴族の方々から遠巻きに見られている。
理由は、オレが庶民だと思われているから……も、正しいのだが、もう一つ大きな理由がある。
それは……

「司くん。東雲くん達が影でキミのことを見てるけど、そろそろ振り向いてあげたらどうだい？」
「いいか、類？彰人をわざわざ茨の道へ招かなくても良いと思うのだ。あと、アイツらと関わると周りが嫉妬の目で見てくるから怖い……。貴族社会怖い……」
「この数日で大分洗礼を受けたからねぇ……」

そう、オレはあの日に彰人達へ声をかけてから何故か三人に跡を付けられている。特に直接関わってくることはなく、ただ後ろから見られるだけで実害というのは無い。……が、その様子を見ている周りの貴族達の視線は痛かった。