Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    必死

    DdCLvzSYBoJ8tY7

    DOODLE遅くなってしまった結月さんへの誕生日プレゼントになります。(本当に遅い)
    「道に振り向いてもらおうと必死な道にベタ惚れ最優と、別に現時点で既にベタ惚れな道の甘い晴道」でしたが、甘い晴道が書けなくて謎の仕上がりになりました。
    お誕生日おめでとうございます!という気持ちだけはふんだんに込めたので許されたいです。
     安倍晴明という男は、恋に落ちるという表現が理解できない男だった。
     それは単純に恋をした事がないという事でもあり、恋をしたいとも思った事がなかったのだ。自分と他人の感覚が違うと気付いてはいたが、問題ないと高校三年生になっても恋人も作らず過ごしていたし、恋に身を焦がす人間を何処か物語を見ている感覚で眺めていた。興味本位で恋をしてみたいと思った事もあったが次の日にはコロリと忘れる程度の願望だった。
     そんな晴明は友人に「恋はどうするのか。」と興味本位で聞くのは至極当然の事だったし、恋に浮かされた友人は「まさしく、落ちるという表現がピッタリだ!」と答えるのも至極当然だった。

    「転校生の蘆屋道満だ。」
     担任の声は聞こえたが、晴明は全く転校生を見ていなかった。見た処で面白味も何もないからだ。せいぜい思った事は、この時期に転校してくるなんて大変だな程度だった。
    5435

    lionbell_an

    DONEデのCミナ、部下×上司の図。
    ※オペトリオの名前勝手につけてます。
    A→アドニス
    B→ビスタ
    C→チャッキー(←名前出てこないけど)

    「悟られたくないから必死に我慢するけどだがしかしバレバレな図」って言うシチュが昔からとても好みでですね…そう言う話をしてたら書きたくなってきたので書いた。ぬるいしC君が変態。
    (これ書いてる時に話してたフォロワさんから挿絵的絵貰ったと言う奇跡付き✨)
    “ただのマッサージ”ですよ「司令、お疲れ様です」
    「あぁ」

    僕はコーヒー片手に司令室に入ると、ビスタの席に座って複数のモニターを見つめながら仕事を捌いている司令に声をかけた。

    「そろそろ休憩したらどうですか?」

    机にコーヒーを置く、司令の分だ。
    司令はブラックは飲まないので、ミルクと砂糖を入れてある。

    「そうだな、キリのいい所までいったら今日は上がるよ」

    僕の方を見ずに司令はつぶやく。
    今は…司令室に僕と司令2人のみ…

    「司令、お疲れでしょうから、僕がマッサージして差し上げますよ」
    「は?いや…いい、お前のは…」

    言いかけて詰まる。その後に言おうとした事は大体分かっている、言おうとして言葉に詰まった理由も僕には分かる。
    そして、押せば無理に断ってこないと言う事も…分かる。
    3298