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    エース

    DONEムンナ マクステTOS天使疾患パロ。三人の誰でパロディするか悩みに悩んで、結局マクステだなとなりました。理由としては、TOSの公式CPはロイコレだと思っているので、それならば三つ子でやるならマクステしかなかろう、と。
    配役の方は〝何かと契約して人で無くなる〟ならそれはマークだし、〝普段は抜けてるのに大事な人の事はちゃんと見てる〟のはステだろう、と思ったから。なのでロイコレからのマクステ解釈です。
    消えた涙 ぼんやりとベッドボードに背を預け窓の外を眺める。明るすぎる都会の空ではろくに星も見えないが、こうして朝まで時間を潰すのにも随分と慣れた。ただ静かに息をして、隣で眠るスティーヴンを起こさない様に気を付けていれば良いだけだ。
     窓の外を眺めるのに飽きたら今度は隣のスティーヴンを見る。それを繰り返していれば、朝までそう時間も掛からない。
     今日もやっと日付が変わった所だ。朝までのあと六時間くらいを、いつものように窓の外とスティーヴンとを往復しながら過ごそうかと思った時、隣の塊がゴソリと動いた。
    「マァク……、眠れないの?」
    「スティーヴン……悪い、起こしたか」
     窓から振り返るとスティーヴンが眠たそうにしながら目を擦っていた。静かにしていたつもりだったが、やはり隣で体を起こしているべきでは無かったのだろう。いっそベッドから離れて、そのままソファで過ごすべきだったと後悔した。
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    fuyunoooooo

    DONE雪原先生とモブ患者ちゃんのお話です。
    pixivにて以前から公開していたものですが、良ければ楽しんで頂けると幸いです。

    (追記) 期間限定公開としておりましたが、今宵一番街にて2終了以降も展示致します。

    ⚠️ 注意⚠️
    ・notメイ、not主人公です
    ・モブもとい夢主に個性あり。17歳程度の女性患者です
    ・暴力、精神疾患、オーバードーズ表現あり
    ・交流、プロファイル情報バレあり
    貴方との距離 「また来たのか……。別に、嫌とは言っていない」
    統合失調症。そう診断された彼女は、歌舞輝町の路地裏で暴れていたところを七篠メイに発見され、一番街医院に運ばれてきた。先月のことだっただろうか。
     雪原和哉は闇医者だ。であるから、統合失調症に効く薬を処方出来ない訳では無い。が、彼女にオーバードーズの癖がある事を前回の来院時に知ったのであまり強い薬は出さないようにした。
    だと言うのにも関わらず、彼女は性懲りも無くオーバードーズを繰り返し、震える足で訪ねてきたのであった。
    彼女は拒絶される事に酷く嫌悪感を覚えるようであるからなるべく優しい言葉を、と「嫌とは言っていない」と付け加えたことによってか、それとも敬語ではなく友人と話すかのような口調に変えたからかは分からないが、彼女に若干の安堵の表情が見えた。
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    ゆうね/ふぃあるさん

    DOODLE【 ある患者の傍白 】
    モブ患者目線からの浮城ゆとりのはなし。ネタバレとかは全然ないけど推敲をしていないから乱雑
    ふせったーから移動してきたやつ
    ある患者の傍白「やあ、来てくれたんだね。調子はどうかな?」

     引き戸を開くと、微かに漂うアロマの香りとともに秋めいてきた季節の風がひゅうとこちらに吹いてくる。どうやら窓が開いているようだ。一瞬、首筋に冷気が走り、肌寒さで体が勝手に小さく震え上がってしまう。
     部屋の主は誰かが入ってきたのに気付くと、先ほどまで見ていた資料と思わしきものから目を離し、嬉しそうに目を細めた。

    「ああごめんね、今ちょうど換気の時間なんだ。診察中もしばらく開けていないとだけど…ブランケットいる?」

     ”いえ、大丈夫です。”と答えておこう。このくらいの寒さであれば問題はない。

     続いて目を遣る。どう見ても医者らしい格好をしていない、見たところは中学生か高校生と見間違う風貌の女性。網目のシースルーとキャミソールが一体になった服とハーフパンツ、厚底のスリッポン。二本だけ逆立った毛と、まるで満月のようにキラキラと輝く金色の瞳が目を引く。白衣は自分の体格よりもひと回り大きいものを羽織っているのか、袖も裾もかなり余っている。パッと見た印象からではとても精神科医とは思えない。しかし彼女が首にかけているカードホルダーが、浮城ゆとりという精神科医の存在を確立させている。
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