月見
遊兎屋
DONE【宿伏】宿伏がお月見をするお話
宿伏ワンライお題(月/裏梅/誤解)
裏梅さん目線
"伏黒恵と月見酒をする"
突然主人から言われた言葉と同時にその言葉から自身が何をすべきかを直ぐに考え抜き一言だけ、承知致しました。と頭を垂れる。
宿儺様が虎杖悠仁の身体から抜け出し、自身の肉体を手に入れてから数年…
伏黒恵様の縛りのもとでも何不自由なく愉しげに過ごされている様子に、2人の関係性を近くで見てきた身として最近では素直に見守るに留めている。
出会った当初、まだ15歳という若さの少年が、青年となり、つい最近成人した。
といっても、昔…出会った時でも宿儺様が王として君臨していた時代ではとっくに元服を迎えていてもおかしくはない年齢ではあったけれど…。
4879裏梅さん目線
"伏黒恵と月見酒をする"
突然主人から言われた言葉と同時にその言葉から自身が何をすべきかを直ぐに考え抜き一言だけ、承知致しました。と頭を垂れる。
宿儺様が虎杖悠仁の身体から抜け出し、自身の肉体を手に入れてから数年…
伏黒恵様の縛りのもとでも何不自由なく愉しげに過ごされている様子に、2人の関係性を近くで見てきた身として最近では素直に見守るに留めている。
出会った当初、まだ15歳という若さの少年が、青年となり、つい最近成人した。
といっても、昔…出会った時でも宿儺様が王として君臨していた時代ではとっくに元服を迎えていてもおかしくはない年齢ではあったけれど…。
3iiRo27
DONEritk版深夜の60分一発勝負第四十四回 お題:「お月見」「復縁」
司視点 ?思い
結局は似た者同士だねと、笑われた。街灯も何もない、坂を登っていく。
手に持った袋は、足の動きに合わせてがさがさと音を立てる。
去年は、わいわいと皆で話しながら登っていたんだがな。
否、今年は誘ってもいないんだから、いないのは当然か。
苦笑しながら、目の前を見る。
坂の頂上は、もうすぐだった。
---------------------
オレが類と別れたのは、進路を本格的に考えなければいけない、高3の秋のことだった。
そう考えると1年も経っていなかったが。それでも、とても幸せだった。
お互い、初恋で。告白も、理想とするような、かっこいい形になんて、できなくて。
それでも、手探りで、愛を伝えて、愛を伝えられて。
キス止まりではあったけれど。それでも、幸せだったんだ。
5004手に持った袋は、足の動きに合わせてがさがさと音を立てる。
去年は、わいわいと皆で話しながら登っていたんだがな。
否、今年は誘ってもいないんだから、いないのは当然か。
苦笑しながら、目の前を見る。
坂の頂上は、もうすぐだった。
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オレが類と別れたのは、進路を本格的に考えなければいけない、高3の秋のことだった。
そう考えると1年も経っていなかったが。それでも、とても幸せだった。
お互い、初恋で。告白も、理想とするような、かっこいい形になんて、できなくて。
それでも、手探りで、愛を伝えて、愛を伝えられて。
キス止まりではあったけれど。それでも、幸せだったんだ。
takatowasi
DONE鹿介が秀吉と月見バーガーを食べるだけの話(秀吉がきゃいきゃいしてる、そして長い)鹿介と月見バーガー(秀吉と鹿介) もう、今年もそんな季節が来たんだな……
大学の講義終わりの事。
帰宅中ではあったものの小腹が空いたのを満たそうかと、駅前通りまで来た秀吉が思わず足を止めて見上げたのは、ビルに併設された巨大ディスプレイに映ったとある広告だった。
【月見バーガー、今年の新作はこちら!!】
という見出しで映し出された広告は、エビパティのバーガーや、タワーチーズバーガー等の変わり種な商品をたまに販売している、個性的なハンバーガーチェーン店の広告だった。
(もう一年経つのか…)
その広告をきっかけに、秀吉の頭の中をある思い出が駆け巡る。
ちょうど一年前、あいつとおいらは……
「ひーでよし!」
「うひゃあ!?」
思い出に浸ろうとしていた秀吉を覚醒させたのは、大学に入ってからの親友、竹中半兵衛であった。
5085大学の講義終わりの事。
帰宅中ではあったものの小腹が空いたのを満たそうかと、駅前通りまで来た秀吉が思わず足を止めて見上げたのは、ビルに併設された巨大ディスプレイに映ったとある広告だった。
【月見バーガー、今年の新作はこちら!!】
という見出しで映し出された広告は、エビパティのバーガーや、タワーチーズバーガー等の変わり種な商品をたまに販売している、個性的なハンバーガーチェーン店の広告だった。
(もう一年経つのか…)
その広告をきっかけに、秀吉の頭の中をある思い出が駆け巡る。
ちょうど一年前、あいつとおいらは……
「ひーでよし!」
「うひゃあ!?」
思い出に浸ろうとしていた秀吉を覚醒させたのは、大学に入ってからの親友、竹中半兵衛であった。
rubbish0514
DOODLE周年あんまり関係ないけど9月なのでお月見な夜十恋しかるべき 今日は十五夜ですから、と夜美が団子と酒を用意してくれたので、二人縁側に出た。
昼間は中秋とは名ばかりの真夏日であったが、夜は肌寒い。草陰から秋の虫の声がする。
団子は三方に盛られていて、どこからもらってきたのかススキまで飾ってある。僕はふたつある座布団の左へ座った。夜美は徳利と猪口の載った盆を置き、それらを挟んで右隣に腰を下ろす。
見上げれば、東の空に丸い月が浮かんでいた。
「晴れてよかったですね」
「そうだな」
まばらに浮かんだ雲が流れては時折月にかかる。明日は曇りの予報であったから、明け方にはきっと雲に覆い隠されてしまうだろう。薄い紗を纏った姿は、遮るもののないときよりも却って青く冴え冴えと見える。
2350昼間は中秋とは名ばかりの真夏日であったが、夜は肌寒い。草陰から秋の虫の声がする。
団子は三方に盛られていて、どこからもらってきたのかススキまで飾ってある。僕はふたつある座布団の左へ座った。夜美は徳利と猪口の載った盆を置き、それらを挟んで右隣に腰を下ろす。
見上げれば、東の空に丸い月が浮かんでいた。
「晴れてよかったですね」
「そうだな」
まばらに浮かんだ雲が流れては時折月にかかる。明日は曇りの予報であったから、明け方にはきっと雲に覆い隠されてしまうだろう。薄い紗を纏った姿は、遮るもののないときよりも却って青く冴え冴えと見える。
takatowasi
DONE鹿介が光秀と利三の3人で月見バーガーを食べ…てない話(鹿介がきゃいきゃいしてる)鹿介と月見バーガー(光秀と利三と鹿介) 今年も、この季節がやって来た!!
「はーやくー、こっちこっちー!」
「鹿介、後ろを向きながら歩くな。コケても知らんぞ」
「そんなに急がなくても商品が売り切れる事は無いから慌てるな鹿介」
学校からの帰り道、いつになくテンションが高い鹿介を見て、利三と光秀はそれぞれ声を掛ける。
放課後のことである。
鹿介が「今日はどうしても行きたい所があるんだ!」と、普段から一緒に帰宅している親友の二人に声をかけ、その二人の返事をろくに待たずに二人を引っ張って、とある場所に向かっているのが今の状況であった。
こうした鹿介の行動には親友二人も慣れたもので、いつものように鹿介に引っ張られている。
「つーいたー!ここここ!」
そう言って鹿介が連れて来た場所はフライドチキンで有名なチェーン店であった。
2760「はーやくー、こっちこっちー!」
「鹿介、後ろを向きながら歩くな。コケても知らんぞ」
「そんなに急がなくても商品が売り切れる事は無いから慌てるな鹿介」
学校からの帰り道、いつになくテンションが高い鹿介を見て、利三と光秀はそれぞれ声を掛ける。
放課後のことである。
鹿介が「今日はどうしても行きたい所があるんだ!」と、普段から一緒に帰宅している親友の二人に声をかけ、その二人の返事をろくに待たずに二人を引っ張って、とある場所に向かっているのが今の状況であった。
こうした鹿介の行動には親友二人も慣れたもので、いつものように鹿介に引っ張られている。
「つーいたー!ここここ!」
そう言って鹿介が連れて来た場所はフライドチキンで有名なチェーン店であった。
takatowasi
DONE鹿介と元就が月見バーガーを食べるだけ(冗長である)鹿介と月見バーガー(元就と鹿介) 今年も、あの季節がやってくる───
今宵は綺麗な満月だった。
風情溢れる和の邸宅の、整えられた庭が眺められる縁側で一人、元就は月見酒を嗜んでいた。
(そういえばそろそろか…)
テレビのCMで連日流れていた、今の時期に毎年発売される新作のハンバーガーの事を思い出す。
「今年も、来てくれるだろうか…」
一人ごちたその時、玄関のチャイムが大きくなり響いた。
「よう、久しぶりだな!生きてたか?」
元就は久しぶりの再会となる、自分に対し軽口を叩く青年を玄関で出迎えた。
青年の手には、先程思い出していたCMの商品が入っているのだろう、かの有名なハンバーガーチェーン店の袋を持っていた。
(ああ…)
今年もまた、共に過ごせるのだなと思うと、元就は少し笑みを浮かべた。
3428今宵は綺麗な満月だった。
風情溢れる和の邸宅の、整えられた庭が眺められる縁側で一人、元就は月見酒を嗜んでいた。
(そういえばそろそろか…)
テレビのCMで連日流れていた、今の時期に毎年発売される新作のハンバーガーの事を思い出す。
「今年も、来てくれるだろうか…」
一人ごちたその時、玄関のチャイムが大きくなり響いた。
「よう、久しぶりだな!生きてたか?」
元就は久しぶりの再会となる、自分に対し軽口を叩く青年を玄関で出迎えた。
青年の手には、先程思い出していたCMの商品が入っているのだろう、かの有名なハンバーガーチェーン店の袋を持っていた。
(ああ…)
今年もまた、共に過ごせるのだなと思うと、元就は少し笑みを浮かべた。
rinaster41
DONE我が妄想~集えモーサリアン!~開場中ドロー&ライティング!企画
テーマ:お月見
大遅刻ワンドロ出来ました!(1wと捉えれば遅刻じゃないヨ!)
他の人達はまぁこうかなって思うんだけど、リヒトだけめっちゃ均等に素早く作ってしまいそうorめっちゃ凝りそうの二極化してティティがなんか言うなら後者かな……という決め方をしたので解釈ミスってたらごめんなさい。続き読みたいですね!
awagumiy
PAST🐰好きすぎて年に2〜3枚落書きしてて笑った逆バニー有り
女体化 炭善 炭善♀ にょたゆりたんぜんちゃん 🐗もいるよ!💕
2022/8/2お月見コラボも追加
2023/8/2追加 うさ炭善♀に子ども有り 付き合ってる後輩先輩炭善♀も追加 17
こみちw
DONE前作【ジャスミン】の後日談。月見さんが友情出演。
【ジャスミン】後日談「…それで?迅君を泣かせちゃったの?」
「゛う………まぁ…」
「非道いわね」
「……そう言うなよ。俺だって切羽詰まってたんだ」
「慶君って、昔から好きな子ほど泣かせたくなるタイプよね。変わらないわ」
「………」
暗に成長がないとでも言われているかのような、容赦なく浴びせられる苦言に返す言葉もない。
本当は泣かせるつもりなんかなかった、とは言っても、結果泣かせたのだから、そんな自己満足の言い訳など聞きたくない、とでも言われてしまうのが容易に想像できるから反論はできない。
月見に口で勝てないのは、これまで嫌というほど経験している。
戦闘中の頭の回転は負けないぞと言ったことがあるが、それは半分以上が本能でしょうと返された。それまで感覚で戦っていた太刀川が、初めて壁にぶち当たった時——それは迅によってもたらされた壁だが——問答無用で戦術を叩き込み、乗り越えさせたのは彼女だ。だから今でも頭が上がらない場合が多い。浅い付き合いでは無いから、今日のように気軽に買い物に付き合ってくれたりはするが、あの時の厳しさを思い出すと今でも胃のあたりがヒヤリとする。
3773「゛う………まぁ…」
「非道いわね」
「……そう言うなよ。俺だって切羽詰まってたんだ」
「慶君って、昔から好きな子ほど泣かせたくなるタイプよね。変わらないわ」
「………」
暗に成長がないとでも言われているかのような、容赦なく浴びせられる苦言に返す言葉もない。
本当は泣かせるつもりなんかなかった、とは言っても、結果泣かせたのだから、そんな自己満足の言い訳など聞きたくない、とでも言われてしまうのが容易に想像できるから反論はできない。
月見に口で勝てないのは、これまで嫌というほど経験している。
戦闘中の頭の回転は負けないぞと言ったことがあるが、それは半分以上が本能でしょうと返された。それまで感覚で戦っていた太刀川が、初めて壁にぶち当たった時——それは迅によってもたらされた壁だが——問答無用で戦術を叩き込み、乗り越えさせたのは彼女だ。だから今でも頭が上がらない場合が多い。浅い付き合いでは無いから、今日のように気軽に買い物に付き合ってくれたりはするが、あの時の厳しさを思い出すと今でも胃のあたりがヒヤリとする。
chunyang_3
TRAINING射日の戦いの英雄魏無羨ってつまるところ羿(げい、中国神話の英雄、弓の名手、太陽を落とす)だよなと思ってたんですけど、CQL1話で藍湛がいきなり月見上げてるし、二人の出会いも月見上げてたので、藍忘機って月に逃げなかった嫦娥(じょうが、羿の妻、羿を裏切って不老不死の薬を手に月に逃げる)じゃん!?となった感想のような忘羨知己です。THIS IS 知己(たぶん)Do not repost.
月に昇らじ 夜の風が竹林を通り抜ける囁くような音が聞こえてくる。風の音に藍忘機が琴を弾く手を止め、開け放たれた外へと視線を向けると、魏無羨は軒先から見上げた月の明かりに目を細めながら天子笑を呷っていた。
静室の奥に座る藍忘機がじっと魏無羨の顔を見つめていると、魏無羨が振り向いた。藍忘機の琴の音が止まったことが気になったらしい。
「藍湛、どうかしたのか?」
月明かりに照らされた魏無羨の陰影の濃い輪郭に見惚れながらも、藍忘機は前々から気になっていた疑問を口にした。
「好きなのか?」
「ん? 俺が酒を好きなのは見てれば分かるだろ? 酒ならいくらでも飲めるなぁ」
魏無羨の答えを聞かずとも、彼が酒を愛していていくらでも飲めることは良く知っている。
2362静室の奥に座る藍忘機がじっと魏無羨の顔を見つめていると、魏無羨が振り向いた。藍忘機の琴の音が止まったことが気になったらしい。
「藍湛、どうかしたのか?」
月明かりに照らされた魏無羨の陰影の濃い輪郭に見惚れながらも、藍忘機は前々から気になっていた疑問を口にした。
「好きなのか?」
「ん? 俺が酒を好きなのは見てれば分かるだろ? 酒ならいくらでも飲めるなぁ」
魏無羨の答えを聞かずとも、彼が酒を愛していていくらでも飲めることは良く知っている。