Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    楽器

    cola_57380401

    PROGRESSあまのじゃく


    初稿……?みたいな……
    学パロ軽音部の千ゲがふたりでなんやかんやして楽器触ってお話してるだけ。
    特別教室棟三階、端っこの視聴覚室。
    職員室で借りた鍵をドアノブに突き立て、左に半回転。それを真横に戻してから引き抜いて、ドアを押し開けた。
    むわ、と漏れ出す熱気に、もう九月終わんぞ、と顔をしかめて。壁のスイッチでぱっと点った蛍光灯が、白々しく室内を照らして目が痛い。

    背負ったリュックを机に置いて、窓に黒いカーテンを引いていく。それからエアコンの電源を入れると、ようやく一息つけた。ワイシャツの背中はじっとりと濡れていて、不快感に眉根が寄る。
    適当に机を押し退けて、後ろの方に大きくスペースを取る。五脚の椅子を適当に引っ張り出してから、視聴覚準備室を解錠した。同じようにあふれる熱気が、暑苦しくてやっぱり煩わしい。

    隅に固めて置かれたみっつの楽器ケース。その中でも一際大きな、ロケットの缶バッジがついたものを取り出して抱えた。後ろから、穏やかな声が届く。

    「──ジーマーで、千空ちゃんは自分の楽器大好きね〜」
    「どーも、センパイ。……そりゃ相棒は大事に決まってんだろ」
    「そうだねぇ。……あ、シールド多分しまわれてるよ」
    「おー分かった」
    「探させてメンゴね、シクヨロ〜」

    楽器を抱える俺に話 3785

    りった

    MEMO天気と窓と自宅と楽器と作曲風景。
    轟!ブラックライトタイガーで描きたい、見てみたいメモ。
    描きたいメモ【雷雨と普通の虹】

    ★悪天候でバンド練習を延期にした日の、轟!ブラックライトタイガー。

     その日は朝から豪雨に見舞われている。空を重い黒色の雲が覆い、雨の音が、閉めきった窓越しに聞こえてくる。
     やがて雨粒が窓を強く叩き、雷鳴が響きだす。雲と雨の境目が判らなくなり、それが遠くの高層ビル群を飲み込んでいく。

    ・白虎くんは病室の窓からそれを見る。彼は病院からの脱走を諦める。
    ・雷が少し苦手なドンさん。ギターに触れられない苛立ちと雷のせいで、なかなか寝付けない白虎くん。却って楽しむ黒秋くん。気にせず快眠の光さん。

    ・真っ暗な夕方、外は大雨。室内でベースを触りながら編曲作業をする黒秋くん。机にあるのは新曲の楽譜、おやつが少しと、飲みかけのマグカップ入りのコーヒー。すでにミルクで真っ白。
    ・雷鳴と競いドラムを叩くドンさん。真夜中の自宅スタジオにて。アドリブで二時間ほど、がむしゃらに演奏し続ける。雷鳴を掻き消そうとするうちに、やがて恐怖も消え去る。
    ・病室の窓のカーテンをそっと開け、白みゆく空を眺める白虎くん。窓を開けると看護師さんにばれそうなので開けない。
    ・雨上がりの薄明の 2516