歌姫
うぐひす
MAIKING夏油と五条を振り回しながら歌姫先輩とデートする硝子④春コミ新刊〆切は2/28にしました。がんばります
溶けたマシュマロとパンケーキの隠し味④ 7
歌姫が額に手を当てた。
「ああ、結局こうなるんだわ……」
「だから知らんぷりすればよかったんですよ」
硝子は腕を組んだ。ちょっとだけ恨みがましく少女を見つめる。
二人分の視線を浴びた少女は首をすくめた。
すぐに硝子は視線を外した。少女に当たったところで仕方がない。職業柄、こういうことには慣れている。そういう勤務体制(まだ学生だが)はどうかと思うが。
商業ビルを出た三人は、少し歩いてメインストリートから一本入った路地裏に立っていた。百貨店の裏側の通りだ。急に坂道になっているからか、人が少ない。ここなら立ち話をしていても大丈夫だろう。
「そういうわけにもいかないでしょう」
「もう、歌姫先輩、そういうところ真面目すぎるんですよ」
3486歌姫が額に手を当てた。
「ああ、結局こうなるんだわ……」
「だから知らんぷりすればよかったんですよ」
硝子は腕を組んだ。ちょっとだけ恨みがましく少女を見つめる。
二人分の視線を浴びた少女は首をすくめた。
すぐに硝子は視線を外した。少女に当たったところで仕方がない。職業柄、こういうことには慣れている。そういう勤務体制(まだ学生だが)はどうかと思うが。
商業ビルを出た三人は、少し歩いてメインストリートから一本入った路地裏に立っていた。百貨店の裏側の通りだ。急に坂道になっているからか、人が少ない。ここなら立ち話をしていても大丈夫だろう。
「そういうわけにもいかないでしょう」
「もう、歌姫先輩、そういうところ真面目すぎるんですよ」
00kazauro
DOODLEレゥリィ・アンダイン 10代ハンドルネーム【Kurage】というYouTubeで話題の歌姫。
声変わりをしていないエンジェルボイス。歌声のみで姿は見せていないが、歌ってみた系の動画をUPしている。可愛いお菓子が好き。クラゲ可愛い好き。
素直で何でも鵜呑みにするタイプ。人見知りが激しいのでよく人の後ろに隠れている。 6
うぐひす
MAIKING夏油と五条を振り回しながら歌姫とデートする硝子春コミで…出すんだ…!
溶けたマシュマロとパンケーキの隠し味③ 5
「服見に行きましょうよ」
「そうね」
時間より早く出た硝子と歌姫は、坂を下って商業ビルに入った。この繁華街のランドマーク的な施設で、でかでかとビル名が駅から見える。地方から来た人にとっては都会の象徴として憧れの的だが、
「私、実はここ、あんまり入ったことないんですよね」
「あー、東京にいると逆に来ないわよね。その辺でも服買えるし」
「そうなんですよー。高専から出るのもちょっと面倒だし。私、任務で外出することも少ないし」
「敷地が必要だからって、あんな辺鄙(へんぴ)な場所を東京と呼ぶのはちょっと抵抗あるわ」
「ほんとですよ。あんなの東京じゃない」
エスカレーターに乗って一フロアずつ歩く。円柱の中央にエスカレーターが配置され、店舗を見て回るにはぐるりと一周する。
5162「服見に行きましょうよ」
「そうね」
時間より早く出た硝子と歌姫は、坂を下って商業ビルに入った。この繁華街のランドマーク的な施設で、でかでかとビル名が駅から見える。地方から来た人にとっては都会の象徴として憧れの的だが、
「私、実はここ、あんまり入ったことないんですよね」
「あー、東京にいると逆に来ないわよね。その辺でも服買えるし」
「そうなんですよー。高専から出るのもちょっと面倒だし。私、任務で外出することも少ないし」
「敷地が必要だからって、あんな辺鄙(へんぴ)な場所を東京と呼ぶのはちょっと抵抗あるわ」
「ほんとですよ。あんなの東京じゃない」
エスカレーターに乗って一フロアずつ歩く。円柱の中央にエスカレーターが配置され、店舗を見て回るにはぐるりと一周する。
うぐひす
MAIKING夏油と五条を振り回しながら歌姫先輩とデートする硝子②きっと春コミで出る
溶けたマシュマロとパンケーキの隠し味 3
「休みなのにアンタたちと顔合わせなきゃいけないの、何かの罰ゲーム?」
しかめっ面の歌姫に、五条が舌を出した。
燦々と降り注ぐ太陽光が容赦なく肌を焼く。硝子は手のひらを目の上にかざした。普通に眩しい。五月の晴天を舐めていた。
街はようやく起き出したところだった。休日の東京の朝は遅い。開店時間前に繁華街を歩く人は少数だ。怠惰な休日にはふさわしい。連休で旅行に行っている人も多いのか、繁華街はいつもより少しだけ控えめだ。近くの改札から吐き出される人数もなんとなく少ないような気がする。
眩しいので、硝子は少し移動して五条の影に入った。こういう時は無駄にある身長が役に立つ。
あまりに有名な犬の銅像の前で、四人は集まっていた。
4348「休みなのにアンタたちと顔合わせなきゃいけないの、何かの罰ゲーム?」
しかめっ面の歌姫に、五条が舌を出した。
燦々と降り注ぐ太陽光が容赦なく肌を焼く。硝子は手のひらを目の上にかざした。普通に眩しい。五月の晴天を舐めていた。
街はようやく起き出したところだった。休日の東京の朝は遅い。開店時間前に繁華街を歩く人は少数だ。怠惰な休日にはふさわしい。連休で旅行に行っている人も多いのか、繁華街はいつもより少しだけ控えめだ。近くの改札から吐き出される人数もなんとなく少ないような気がする。
眩しいので、硝子は少し移動して五条の影に入った。こういう時は無駄にある身長が役に立つ。
あまりに有名な犬の銅像の前で、四人は集まっていた。
minamonotuk1
DOODLEover19only 19禁ですうたπを堪能するごinお風呂
みたいな、ざざっと色をつけました
駄文追記
五「はぁ~、生き返る…歌姫の匂いかいで、肌触ってるとまじで生きてるって感じが戻ってくるよ」
歌「あんたは犬か!…て変なことしないって言うから、一緒に入ってるの…にっ…」
五「はは、歌姫気づいてないかもだけど、お尻、僕にすり付けてきてるよ?」
歌「!もうあがる!」
五「だーめ、…逃さないよ」
Enki_Aquarius
DONE聖夜の歌姫「リーナはどうやら勘違いしたようで」
「ミユキ、お願い!言っちゃダメ!」
慌てて深雪の口を塞ごうとしたが、すでにそんな服装をしている時点で、達也には察されているというもの。抵抗も無駄に終わり、深雪の凛とした声は全ての顛末を告げた。
リーナは肩を震わせ、顔を真っ赤にして達也を睨むが、そんな表情で動揺するわけもなく。
「なんか文句あるの?!?!」
怒りの鉄槌が達也の背に下された。
うぐひす
MAIKING夏油と五条を振り回しながらデートする歌姫先輩と硝子の一日的なやつ溶けたマシュマロとパンケーキの隠し味 1
ゴールデンウィークである。休めない人に気を遣って、公共放送では頑なに「大型連休」と呼称される。しかしそんな気遣いは何の足しにもならないどころか偽善にしか感じないので、どこかに捨ててほしい。いややっぱり気遣いは欲しいのでそのままでいい。気を遣われているということが重要なのだ。でもやっぱりなんかむかつく。揺れ動くこの乙女心を理解してほしい。
爽やかに晴れた初夏の日差しが、アスファルトを溶かしかねない勢いで照りつけている。毎年、この時期はいきなり暑くなるのだ。春はどこへ言ったのだろう。ついこの間まで肌寒くて上着が手放せなかったというのに、今日は汗ばむ陽気どころか今年初の夏日だ。いきなり気温が上がりすぎている。巫女装束めいた白と緋色の和服の下でじっとりと汗ばむ肌が気持ち悪い。朝のひんやりした空気が暖められて、それに呼応するように街中には人が増えている。そろそろ商業施設も開店時間を迎える頃合いだ。
1944ゴールデンウィークである。休めない人に気を遣って、公共放送では頑なに「大型連休」と呼称される。しかしそんな気遣いは何の足しにもならないどころか偽善にしか感じないので、どこかに捨ててほしい。いややっぱり気遣いは欲しいのでそのままでいい。気を遣われているということが重要なのだ。でもやっぱりなんかむかつく。揺れ動くこの乙女心を理解してほしい。
爽やかに晴れた初夏の日差しが、アスファルトを溶かしかねない勢いで照りつけている。毎年、この時期はいきなり暑くなるのだ。春はどこへ言ったのだろう。ついこの間まで肌寒くて上着が手放せなかったというのに、今日は汗ばむ陽気どころか今年初の夏日だ。いきなり気温が上がりすぎている。巫女装束めいた白と緋色の和服の下でじっとりと汗ばむ肌が気持ち悪い。朝のひんやりした空気が暖められて、それに呼応するように街中には人が増えている。そろそろ商業施設も開店時間を迎える頃合いだ。
はまおぎ
TRAININGご+う。五「(歌姫で)遊ぼうと思って」
歌「聞き捨てならない要素が伏せられてる気がする」
応対 ぴんぽん、とインターフォンの大袈裟なチャイムが、庵の部屋に響いた。音量を下げられないものかと庵はいつも思うが、音量調節のボタンなどは見当たらないので、毎度その音量に驚く羽目になる。
何か届く予定があっただろうかと直近のショッピング履歴を頭の中で遡っても、手元のスマートフォンで通販の注文メールを確認しても、今日荷物が届くような予定はない。これは何かのセールスだなとあたりをつける。居留守を使うにしても確信を得てからにしようと、庵はインターフォンのカメラ画面を起動した。
果たして画面に映り込んでいたのは、目元を布で覆った、黒ずくめの服装に白髪をいただく大男だった。
庵の知る限りで、五条がこちらに来る予定などあっただろうか、いやない。庵の記憶に、五条に自宅の住所を伝えたことなどあっただろうか、いやそれもない。大方、伊地知あたりに無理を言って、正規に見える非正規なやり方で情報を抜いてきたのだろう。
1372何か届く予定があっただろうかと直近のショッピング履歴を頭の中で遡っても、手元のスマートフォンで通販の注文メールを確認しても、今日荷物が届くような予定はない。これは何かのセールスだなとあたりをつける。居留守を使うにしても確信を得てからにしようと、庵はインターフォンのカメラ画面を起動した。
果たして画面に映り込んでいたのは、目元を布で覆った、黒ずくめの服装に白髪をいただく大男だった。
庵の知る限りで、五条がこちらに来る予定などあっただろうか、いやない。庵の記憶に、五条に自宅の住所を伝えたことなどあっただろうか、いやそれもない。大方、伊地知あたりに無理を言って、正規に見える非正規なやり方で情報を抜いてきたのだろう。
yuto1102J
DOODLE🚫Do not repost or use my artworks / 무단 복제 금지. / 禁止转载日記:ろ~~そんとマッキョコラボの話【代理:歌さん】
そういえばろ~そんコラボオリジナル商品のクリアファイル(3枚組の2期OP映像のやつ)奇跡的に販売店舗があったので無事ゲットできました!五条と歌姫の位置が近いというだけでニコ……となれるからスーパーハッピーアイテム🥳
🥕Oekaki Dojo
MOURNINGアルーシュの歌姫 ~洞窟世界の住人たち~(https://ncode.syosetu.com/n7172ep/)ファンアートここではないどこか、遠い場所のお話
少年少女の出会いから世界の秘密を知る流れも心からわくわくしちゃう
音や空気の振動も感じられて冒険譚としてとても楽しかった!好き🥕 2
をつりつを
DOODLEワンナイト逃亡(未遂)by庵歌姫酔っ払って割とマジで嫌いな後輩とワンナイトしちゃった先輩が目覚めたらその後輩がいなかったので逃亡を図ろうとしたらアッサリ捕まっちゃう話(R12?15?)
こういう五歌描かれ過ぎててどこかしらパクったみたいになってないか滅茶苦茶心配なんですが、私は何も見ずに描いたということだけは主張しておきます
なお、疑われたらそんなつもりはなかったと謝罪して下げます(宣言) 5
みずき
DOODLE沈んだ歌姫を沖田組に歌わせるイラストを描きたくて線画まで描いたんだけど、歌詞をがっっっっつり書かないと成立しないイラストだから、流石に歌詞はやばいかなと、描いて自分だけで楽しんでいる。
でもせっかく描いたから見て欲しくて歌詞消して上げる。(正直者) 4
Cxcy75jjuu
MOURNING歌姫悟♀さんとななみさんの話書きたい話のひとつ。
全く喘いでないですけど、挿ってる。
ディーバ今度は、七海のスマホだった。
画面を見ると、夏油からで、滅多にかけてこない相手なこともあり、通話をタップする。
「………七海です」
「あー七海?悪いんだけど、悟、いる?」
「……まあ」
下に。
七海は、流石にそこまで言わず、ただ、視線を向けた。
彼女は、生まれたままの姿で、組み敷かれている。七海の眼前に惜しみなく。
「この時間だと、ヤってるよね。あー………」
「なんですか」
こちらはまさしく最中なのだが。
悟は、ぽやんとした表情から、ほんの少し不満そうな表情になった。
「なに、」
七海は、しいと唇に指を当てる。
「にゅ」
柔らかい唇。不満、とばかりに、悟はれろと指を舐めた。わざとなので、むにゅりと唇を摘んだ。
「明日のレコーディング時間覚えてるか聞いてくれる?」
1396画面を見ると、夏油からで、滅多にかけてこない相手なこともあり、通話をタップする。
「………七海です」
「あー七海?悪いんだけど、悟、いる?」
「……まあ」
下に。
七海は、流石にそこまで言わず、ただ、視線を向けた。
彼女は、生まれたままの姿で、組み敷かれている。七海の眼前に惜しみなく。
「この時間だと、ヤってるよね。あー………」
「なんですか」
こちらはまさしく最中なのだが。
悟は、ぽやんとした表情から、ほんの少し不満そうな表情になった。
「なに、」
七海は、しいと唇に指を当てる。
「にゅ」
柔らかい唇。不満、とばかりに、悟はれろと指を舐めた。わざとなので、むにゅりと唇を摘んだ。
「明日のレコーディング時間覚えてるか聞いてくれる?」