Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    知らない人

    yu__2020

    MAIKINGブラボパロなイドアズ。
    イメージ的には聖堂街辺りをうろついてエミーリアに向かう所辺りですー。ゲーム内容語はあまり使ってないので知らない人でも多分大丈夫です。何故かアズがショタになりました。おにショタ風なイドアズ……???
    狩人達の夜明け双子の狩人
     
     その街は遙か遠く、海を越えた二人の住む国でも噂には聞いていた。曰く、独特で発達した医療によって普通ならば治らない病すらも治すという医療の街。
     しかし場所は知らず。
     もとより求めていたわけでは無かった二人はその場所へ行くことなど無いと思っていた。

    「皮肉なものですね」
     扱うには大きすぎる鎚を石畳の上に置き、一汗かいたにしては涼しい顔をしてジェイドとは呟く。辺りには頭部が砕けて潰れた、人間というには奇怪な生き物の死体が転がっている。
    「なにがー?」
     自分の背と同じくらいの柄の長さを持つ斧を豪快に振り回し、襲ってきたそれを切り裂いて、フロイドが振り返る。
     独特の意匠と、近隣でも見かけるタイプの家々と少し変わった形の教会。整備された水道設備すらも見受けられ、文明の匂いがするただ中だというのに、二人の立つ場所は毛に覆われた人間と言って良いのか分からない者達の死体が転がっていた。
    12977

    水鏡零

    PROGRESS【PSZの三次創作小説:1】
    何言ってるかわからないかもしれないけれど、昔昔あるところにPSZの三次創作を書いている人がココにいました
    で。たぶんゲーム知らない人も知ってる人も「お前大丈夫か」状態ですが、あえてのせてみました
    大まかに説明すると「主人公たちが月に行く前に実はとあるシティから実験体としてヒューマンが連れ去られていて暮らしていたけどクーデターが月であって逃げた」っていう設定
    銃声と怒声が飛び交う中、僕たちは走り続けていた。
    後方へと振り返れば、仲間たちが追いかけてくる敵を食い止めてくれている。
    「ここはもう持ちません!早く!」
    「隊長!お怪我をっ!」
    「構わん!早くこの子たちを一刻も早く!」
    隣で両剣を構え、敵の銃弾を弾いてくれる先生。
    その横では、ためらうことなく銃の引き金をひく小さな少女。
    「この通路を抜ければ、すぐだっ!みんな、行くぞっ!」
    「はいっ!!」
    「絶対にっ!生き残れよっ!」
    自信に満ち溢れた恩師の笑顔が、痛々しくも感じる。
    手に持った頼り気のない武器でさえも、今は性能を信じるしか希望は無い。

    ただ無心に

    ただ生き残ることを胸に

    足を撃ち抜かれた少年が、悲鳴をあげて倒れ込む。
    助け起こそうとすれば、彼は手を振り払って顔だけをあげる。
    「兄さんっ!早く行ってくださいっ!」
    彼は足を押さえながら立ち上がると、カベに手を当てて力任せに鉄板を前方へと投げる。
    轟音と共に敵にあたり、更にそれを踏み越える様に新手がやってきた。
    とっさに駆け寄ろうとすれば、師が腕をつかみ、涙さえ流す暇もあたえず走り出す。
    背中で銃声が響き、それでも彼の戦う声が響い 5676