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    Rahen_0323

    DONEヒスイ帰りカキツバタ最終話です!一旦終わりです!
    シリーズ物なので「置き去った男」の1〜6を先に読むことをオススメします。なんでも許せる方向け。
    散々言った通り続編を書く予定なので若干半端かもしれませんが許して。続編はカキツバタとオリジナルのモブがメインになる予定です。ともあれ一旦完結です!突発で始まったシリーズでしたがお付き合い頂きありがとうございました!また続編と別の話でお会いしましょう!
    置き去った男 7(終)イッシュとシンオウまで赴き、そしてカキツバタの目的が果たされてパルデアに帰って来た後。
    皆は直ぐにアレコレ気を遣ってくれたが、あの地で出会った皆さんの言葉を受け止め切れなかったのか、カキツバタは数日間酷く情緒不安定になってしまった。
    ある時はまるで自分を痛めつけるように不自由が少し残ったらしい手足を強く握り掻き毟り、ある時は急に泣き出してしまったかと思えば気絶するように眠り。一日中ボーッとして動けない日もあった。暴れたりとか、そういったことは無かったが。
    どうにかシャガさんが利用していた宿に留まってもらって様子を見続けたけれど、ポケモン達も心配している。もう一度医者に掛かった方がいいのでは。

    そう俺達が考えていたタイミングだった。
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    sheep_lumei

    DOODLE星がサンポと端末越しに仲良しになっていく話

    本国のすた~れいる公式がビデオ通話してるサン星を供給してくれたから私も煎じておくよ ありがとう公式 やはり公式を信じて幻覚を煎じながら生きていくしかない あとお揃いだったんですかブレスレット? なに?
    星間交信記録・Record 1

    朝、とはいっても星にとっての朝は彼女が起きたその瞬間をさす。特に用も無かったため昨夜はゲームで夜更かしをしてしまい、当然ながら時刻は昼下がりだ。寝ようと思えば無限に寝ることができそうだと思いながら開いたばかりの目を閉じようとして――ふと、じゃあ何故自分はいま目を覚ましたのかと顔を起こす。

    震えている端末。今日は当然アラームなどかけていないため、着信に他ならない。眠気を振り切るように手を伸ばしてどうにか掴んだ瞬間にバイブレーションはぴたりと止んでしまったが、微睡みながら顔認証で表示した通知にはなのかの名前がある。

    「なの……」

    そういえば昨日、「明日はベロブルグの行政区でうんたらかんたら……」駄目だ思い出せない。なのかが何かを買いに行くと言っていた記憶はあるが、十中八九電話はこの件だろう。それもビデオ通話の通知だ。服か、それとも食べ物か。何にせよ折り返しの電話を入れようと画面をタップした拍子に誤って通知欄をクリアしてしまった。
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    Do not Repost・東龍

    DONE通勤中にちまちま打ってたの、やっと出来たわよ。
    若っっ干のネタバレ注意?

    ※発端は番外の方
    →https://tapnovel.com/stories/24978

    ※画像版
    →https://galleria.emotionflow.com/45784/700193.html
    ギンが嘘ついたせいで部屋の隅の埃に話しかけ続ける哀れな妖精 ──まずい事になったかもしれない。

    ”少し動いただけでキシキシ鳴る安宿の安い椅子”が鳴かないように意識しつつ、そんな椅子に座りながらギンは部屋の隅の異常光景を見やる。

    「ふわふわくん! キミはなにをかんがえているんだい?!」

     肩に乗せられる小鳥くらいの大きさの妖精が、部屋の隅に座りこんで埃の塊に話しかけている。勿論、埃は何も反応しない。パッと見、気が狂った哀れな妖精にしか見えない。

     しかし、そんな哀れな様子を生み出したのは自分なので笑えない。最初はそんな様子を笑って眺めていたが、相手は謎理屈で村1つぶんの文房具を全て盗み出すようなバカだった。そんなバカを舐めていた。もう、笑えない。

     数日前、妖精・ヴァガに「へやの すみの ”ふわふわ”は何?!」と訊かれ「エサあげてみろよ! なつくかもしれないぜ?!」と無責任に言ったが最後、純真無垢なバカは部屋の隅の埃にクッキーの欠片をあげたり、話しかけたりしている。
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