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    管理人

    りゅうひよこ

    PROGRESS探偵・魏嬰&助手・藍湛のクローズドサークル。書くの時間が掛かるので、邸宅に閉じ込められた3日目の途中まで。トリックは特にないので、謎解き要素には期待しないでください。ほかの原稿もあるので、時間があるときに続きを書こうと思います。
    1日目に集まった9人
    王霊嬌
    金子勲
    金光瑤
    温晁
    聶明玦
    蘇渉
    宗嵐(雇われ管理人)
    江澄
    常慈安
    2日目に合流した3人
    薛洋
    魏嬰
    藍湛
    忘羨・缶バッジAU/探偵AU■一日目

    その日、ある邸宅が宿泊施設としてはじめての客を迎えた。
    邸宅は中国内陸部、陸の孤島ともいえる場所に建っていた。

    ■二日目

    「へえ、立派なもんだな」
    車の運転席から降りた魏嬰は、建物を見上げて言った。

    黒い瓦の大きな屋根、左右対称に並んだ柱、白亜の壁。邸宅は、伝統的な中国の建築にモダンな様式を取り入れたデザインで、洒落たホテルのようにも見えた。

    藍湛も、車の助手席から降りてあたりを見回した。
    「まわりに人家も店も何もない」
    「ああ。庭の植え込みも、植樹したばっかりって感じだし。駐車場ってどうなってるんだろ。まさか藍家の高級車を、そのへんの空き地に停めろなんて言わないよな」

    空は白々と明けたばかりで、しんと静まり返っている。だからか、遠くからエンジン音が聞こえてくることに気がついた。二人の車が来たのとは逆の方向からだ。
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    アロマきかく

    DOODLE毎度毎度命使い潰すどこぞの緑が悪い。
    ウララン君毎回死に様見せちゃってすまないねぇ。見てくれる人がいるからこそ死にがいがあるってもんでさぁ。何だよ死にがいって。

    いやまずそんなホイホイ死ぬんじゃないよ緑。聞いてんのかダフネん。
    てかウラランの前に管理人のダメージ相当でかいやろこれ。作業中の、しかもPALEで生命力吸い付くされての死だからまだグロさは薄いんだろうけど。
    実際何回死んだんだこれ。
    正義の天秤 まだ施設が上層しか開放されていなかった頃。E.G.O回収のため、2日作業して記憶貯蔵庫に戻る、という繰り返しの最中だった。
     見た目には大して恐ろしそうにも見えない、細長い……鳥?辛うじて羽毛はあったから、鳥だったのだろう。そう、その細長い鳥が収容された日のことだった。

     今日はどんなアブノーマリティが来たのだろう。あの時は興味津々で毎度収容室まで見に行っていた。今は……ちっと抱えている担当アブノーマリティがハードだから、毎回見に行く余裕はなくなってしまった。まぁ、それでも出来るだけ見に行くようにはしている。モニター越しに見るだけではわからないこともあるから。
     収容室の扉には小窓が据え付けてある。ペーペーの新人でもない限り、大抵の場合は直接アブノーマリティを見ることが出来る。見た結果ビビるかビビらないかは別として。
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    百合菜

    DONE有梓の「そうだ、カレーを作ろう!」

    2021年2月7日に開催された遙か7の天野七緒中心WEBオンリーで「エアスケブ」を書きました。
    そのとき、幸村×七緒で「炊事をするふたり」というリクエストをいただいたのですが、有梓バージョンも浮かんだので勝手に書いてしまいました^^;

    下宿に滞在中の梓。今日は管理人さんが不在ということで夕飯は自分たちで用意することに。
    そこで有馬とカレーを作るが……
    「高塚、何か食べたいものがないか」
    探索の途中に有馬が訪ねてきたのは秋の風が吹き始めた頃。
    そういえば、梓は朝、管理人に言われたことを思い出す。
    今日は用事があるため、夕食を用意できないことを。
    「うーん」
    梓は少し考え込む。そして思い出す。久しぶりにカレーが食べたいと。
    夏の間は汗をかくため避けてきたが、そろそろあの辛さが懐かしくなってきた。
    ただし、おそらく作るのは自分になるであろうが。
    「カレーを食べたいです。有馬さん」
    そう答えると、有馬も何やら思案しているようだった。
    「カレーか……」
    すると、次の瞬間、意外ともいうべき答えが返ってきた。
    「カレーなら作ったことがある。一緒に作ろう」
    「ええ!?」
    「なんだ、その声は」
    梓の態度が不満だったらしい。
    有馬は不服そうに梓を見つめてくる。睨みつけてくるといった方が正しいのかもしれない。
    「有馬さん、カレー、作ったことがあるのですか?」
    「悪いか」
    ちょっと不貞腐れたかのようにそう答える。
    「いえ、意外過ぎて」
    「軍人たるもの、いつ戦場に出るかわからない。そのため、料理のたしなみくらいはある」
    そう言われて梓は納得する。
    梓のいた世 2212