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    音楽

    ぼるけいの

    PROGRESSYW2前時空の敵対中の二人です。
    過去の話や設定捏造しまくりです。

    病鉢巻とは
    歌舞伎の表現技法の一つであり、片側に深い青や紫の髪飾りをすることで重い病であることを示唆するものだそうです。

    二人の性格の違いや、対立してる建前、口に出せないけど想い合っている関係を…かきたく…

    描きかけなのと、なにか物足りない感じなので、なにかテーマになりそうな音楽とかヒントとかあったら…!
    病鉢巻元祖本家で妖怪の勢力が2分し始めてから、何回目の合戦だろうか。50を超えたあたりから、正確に把握する必要性を感じなくなり、今では10の位しか把握していない。

    そんな何回目かの合戦の夜。夜は基本的に停戦となっており、それぞれ体を休め次の日また戦が始まるという形になっている。屋敷に戻り、縁側で夜風にあたりながら、元祖の将として明日の戦略に思考を巡らす。

    リンリンと鈴虫の鳴き声。満月の光を受けてゆらめく池。

    こんな季節に合戦など、先は見えている。だのにあやつときたら、聞かないものだから……

    などと思考していると、ドロン、と紫煙が上がり、一人だった縁側に副将のオロチが現れる。

    ギ、と床板を踏み締める音。現れた男は片膝を立て、首を垂れる。
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    霧(きり)

    TRAININGワードパレット24 結ぶ 足跡 花
    リプありがとう
    創作っ子の始まりを書いてみる。以下キャラの名前とメモ書き。

    青野 光祐 絹川 永久
    2人は小学3年くらいまで同じクラスだった。それから永久は家族と海外(メインヨーロッパ)で暮らす。高校は日本で過ごしたい(音楽から距離を置きたい)と思って1人戻ってくる。母方の親戚(鶴田家)に下宿。3年の冬に戻ってきて、2人は同じ高校に通うことになる。
    マツバウンラン 雨上がり、色濃くなったアスファルトの上を光祐と二人、歩く。家から離れれば、景色も見覚えのないものになっていく。けれども、斜め前を歩く光祐は、一切迷いのない足取り。学校見学に行ったとは言っていたけれど、その一度ですっかり覚えたのだろうか。
     ふと、光祐が振り返る。ずいぶん鋭くなった猫目。その瞳孔が光を浴びて縮む。どうしたのと問えば、いや、と言いつつある一点を見つめる。その先を辿ると、自分の靴に至る。
     靴紐が解けていた。一言断ってしゃがみ込み、紐を結ぶ。もう一度謝らなくちゃ、と顔を上げた先、薄紫の花々が目に入った。向こうでも見かけた野花。小さな花を、垂直にいくつもつけたその植物が、道の横に広がる空き地にぽんぽんと生えていた。
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