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    さんど@みりぺん。

    DONE👹滅⚔️
    ※🎴🍉
    幼少期序盤ひらがな会話有/幼馴染設定/最終👹学あるも🍉君別の部活所属
    🍃さん出ますがモンペ父み強めブラコン。
    五感組有、👀ヲちゃんと🍉君のやり取りもありますが姉弟風味で書いてます
    ⚡️君と🐗がちょっとヤンチャしてます
    何でも許せれる人向け
    幼馴染の花壇「いっしょにあそぼーよー」
    「…いいよ、おれ、ここにいる」

    にこにこと笑って遊びに誘ってくれる。照りつける日光が彼と重なって眩しかった。彼は他の友達から名前を呼ばれている。元気よく返事をしてボール遊びへ向かう足が一度だけ此方を振り返った。

    「またね!げんや!」

    大きく手を振って蹴り飛ばされたボールを頭で押し返す。にぎやかに笑い合う彼らはいつも楽しそうだ。

    「…ん、たんじろ」

    聞こえやしない園庭の角。花壇には春先に植えた花々が咲き始めていた。小さくその背中に手を振り返して持ち場に戻る。チューリップの球根は新たな実を付けていて、花が今か今かと芽吹くのを待っていた。





    「さいた?」
    「いいやまだ」
    「そっか」

    すとんと隣にしゃがみ込んだのは最近入園したカナヲだった。彼女から見て右側にまとめられたサイドテールが揺れている。花の実は膨らんできているが、花弁が開くまでは時間がかかる様子だ。目の前にある花の茎に触れてから、ちらりと玄弥はカナヲを見て口を開いた。
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    azisaitsumuri

    CAN’T MAKE現パロ幼馴染よーり。付き合ってない。
    どこか戸惑ったような感情を醸し出した男が、けれどそのまま口を開いた。「おまえがすきです。」それにおれは多少驚きながら。「おまえそれ、言うつもり有ったんだ?」言うと男は、いえ、と。やはり戸惑った儘呟いた。当の本人の戸惑う通り、本当に言うつもりはなかったのかもしれない。しかしこいつは、たまに今迄とはなんの脈絡もない行動を突然取ったりする。それをおれはその度に、こいつに、こいつの中で何かあったんじゃないかと心配するものだが、当人にはなんの心当たりもなく、普段通りにも関わらず自分でもそれ迄は思いもしなかった行動を取っているらしい。それを自分自身で疑問視していないのが不思議な話だと思うのだが、本人がこれなので、おれもそういうものだと思うしかなかった。一先ず言いたいことを言ったのだろう男の言葉を受け取ったおれは、しかしどうすることも特になかった。すると男がうろ、とまた口を開く。「おまえ、今迄誰かとお付き合いしたことあります?」「おまえと以外に?」「いや、わたしとも付き合ったことないでしょう…」「そうだな。おまえが思ってるような付き合いで、おまえが知らないような付き合いはないよ。」そんな付き合いがあればおまえに言っている、と言外に言ったがしかし少し考えた様子の男は。「おまえ、せふれがすきなんですか。」「なんでそうなる。」違うよ。「そんなものも居ない。」呆れながら伝える。
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