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    12月26日

    su133115zu

    DOODLEいつかの12月26日の癒着
    クリスマスではない日「おい吸うなって言ってんだろ。」
    「おかしいだろ俺ん家だぞ、しかも今更。なんでそんなカリカリしてんの?」
    「昨日イルミネーションだかなんだか知らねえけど道が死ぬ程混んでたんだよ。揃いも揃って公道タラタラ歩きやがって。なんだってんだ、ただの平日だろうが。あーあ、早くクリスマスはしゃぐカップル全員有罪になる法案可決されねえかな。」
    「お前それ絶対取り消すなよ。いつか彼女とクリスマス過ごした次の日自首しろよ。」

    悪事の打ち合わせで訪れた馴染みのヤクザの住処、ソファの隣でジッポをカチャカチャいわせて深く白い息をついた家主に苛立たしさを隠さずに吐き捨てる。
    別に大門だって喫煙者であるし突然心を入れ替えて嫌煙家になったわけではない。本日日勤の大門はロッカールームで夜勤帰りの弟と鉢合わせ、弟から嗅ぎなれた苦くべたべたしたタールの臭いがすることに気がついたのだ。まさか自分に染み付いたものが知らぬ間にうつってしまったのだろうか。いや一緒に住んでいるわけでもあるまいしそんなはずはない。しかし万が一というものもある。恐る恐る問いかけてみると、なんのことはない。今さっきまでの夜勤シフトで共に過ごした同僚が警察官の癖にとんでもないヘビースモーカーで、その臭いだろうとのことであった。
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    イズ@sura

    MOURNING葬炎「クリスマスの後で」

    クリスマスの翌日12月26日の朝、寝ていた炎客はイグゼキュターに起こされる。
    彼は炎客に渡したいものがあるようだが……


    クリスマスなので仲のいい二人が見たかった……🤦
    葬炎「クリスマスの後で」
      



    「炎客、起きてください」

     なかなか目を覚まさない炎客の体を、イグゼキュターは優しく揺すった。

    「……ん?」

     イグゼキュターが再び体を揺らすと、炎客はゆっくりと目を開けた。
     そして、彼の顔を覗き込むイグゼキュターの整った綺麗な顔を眠そうな目で見上げる。

     晴れた日の空。
     水色よりもさらに薄い澄んだ色の瞳が、炎客の顔を映し出していた。

     炎客は声を出そうとして顔をしかめる。
     彼の声は嗄れていて、いつものように話すことができなかった。
     昨日の行為で声を出しすぎたせいだろうと、ため息をつく。
     いつものように話すのをあきらめた炎客は、小声でささやくようにイグゼキュターへ声をかけた。

    「……どうした?」
    「サンタクロースが来ました」
    「は?」
    「サンタクロースが来ました」
    「違う。聞こえなかったわけじゃない。そのサンタクロースっていうのは……」

     炎客が気だるい体を起こしてイグゼキュターを見ると、彼は白いファーやボンボンがあしらわれた赤い上下の衣装……いわゆるサンタクロースの格好をしていた。
     サンクタなのでさすがに帽子は被っては 1782