KK
リキュール
TRAININGいい兄さんの日の翌日のK暁と、当日のKKと麻里ちゃんの小話。
いい兄といい妹である伊月兄妹に敵わないKK。
11月23日の翌日昨日あれだけ降っていた雨はもうすっかりと晴れわたり、今日は過ごしやすい日だった。暁人が雨上がりの濡れた鉄骨に足を滑らせたときは心臓が止まったかと思ったが、それ以外は仕事も調査も順調に進み、良い日だったと思う。
以前より整理整頓された台所で、洗い物をする暁人の隣で食器をを拭きながらぼんやりと横顔を眺める。
今日はアジトに暁人が泊まる日だ。コイツは依頼や調査を手伝った後、夕食を作ってから帰宅するか、そのまま泊まっていくか気分で決めているらしい。気分とは言っても、自分の中で決まりがあるのか5日に1回のペースは基本的に守っているし、急な泊まりの場合欠かさず麻里に連絡もしているという。仲の良い兄妹だ。一時期すれ違いで危ぶまれた兄妹仲がまるで嘘のようである。
3429以前より整理整頓された台所で、洗い物をする暁人の隣で食器をを拭きながらぼんやりと横顔を眺める。
今日はアジトに暁人が泊まる日だ。コイツは依頼や調査を手伝った後、夕食を作ってから帰宅するか、そのまま泊まっていくか気分で決めているらしい。気分とは言っても、自分の中で決まりがあるのか5日に1回のペースは基本的に守っているし、急な泊まりの場合欠かさず麻里に連絡もしているという。仲の良い兄妹だ。一時期すれ違いで危ぶまれた兄妹仲がまるで嘘のようである。
鯛塩焼
DOODLEクトゥルフ神話TRPG「Break the Stalemate!」ネタバレあり。現行未通過×。PC: フィリップ・E・シャーウッド/ PL: くれいさん(@Krey_KK )
KPが「紳士だ〜〜素敵だ〜〜」ってなった結果のファンアートです。
回って頂きありがとうございました! 2
みらい
DONEK暁で、十年国記パロ。王のKKと黒麒麟の暁人くんのお話
傍に ふいに目が覚める。窓から見える外は、まだ暗く少し冷える。時刻は、丑三つ時ぐらいだろう。変な時間に目が覚めてしまった。寝台で眠りについていたKKは上半身を起こすと、側においてあった蝋燭に火をつけた。眠気が戻ってくるまで、報告書を読もうと手に取る。小さい灯りを頼りに文字をなぞっていく。
「…………」
書物には、隣国の難民について記してある。数年ほど前に王が倒れ、新しい麒麟が産まれたばかりのはずだが、未だに王が見つからないと聞く。そのまた前の王から新しく王が即位するまで時間がかかり、随分と荒廃していたことを思い出した。あれほどまでに枯れた土地は、新しい王が即位したとしても、再生には時間がかかるだろう。
1161「…………」
書物には、隣国の難民について記してある。数年ほど前に王が倒れ、新しい麒麟が産まれたばかりのはずだが、未だに王が見つからないと聞く。そのまた前の王から新しく王が即位するまで時間がかかり、随分と荒廃していたことを思い出した。あれほどまでに枯れた土地は、新しい王が即位したとしても、再生には時間がかかるだろう。
リキュール
TRAININGいいおっさんの日らしいので、KKと伊月兄妹の小話。
11月3日のひとときいいおっさんの日
「ね、お兄ちゃん」
「なに?」
木枯らしが吹く季節、日が落ちる時間も日に日に早くなっている。KKの用事で3人で出掛けたはいいが、少し用があるから待ってろと言われて公園のベンチで待つこと10分。冷たくなった手をすり合わせて白い息を吐いた。
もうすっかり冬の装いになった麻里が、スマホの画面を見せてくる。身を寄せて画面を覗き込むと、『11月3日はいいおっさんの日!いいおっさんの条件とは!』なんて記事が書かれている。
「いいおっさんだって」
「いいおっさんかぁ」
二人して思い浮かべたのはここにいないKKのことだ。ふむ、と指先で下唇を撫でる。
おっさんはおっさんでも「良い」おっさんかと言われるとそうとも言い切れない。
1707「ね、お兄ちゃん」
「なに?」
木枯らしが吹く季節、日が落ちる時間も日に日に早くなっている。KKの用事で3人で出掛けたはいいが、少し用があるから待ってろと言われて公園のベンチで待つこと10分。冷たくなった手をすり合わせて白い息を吐いた。
もうすっかり冬の装いになった麻里が、スマホの画面を見せてくる。身を寄せて画面を覗き込むと、『11月3日はいいおっさんの日!いいおっさんの条件とは!』なんて記事が書かれている。
「いいおっさんだって」
「いいおっさんかぁ」
二人して思い浮かべたのはここにいないKKのことだ。ふむ、と指先で下唇を撫でる。
おっさんはおっさんでも「良い」おっさんかと言われるとそうとも言い切れない。
マグカップ:発展途上
DONEクリスタ練習も兼ねてえっちシーン。16年ぶり位で人生4回目のえっちだよ。効果とか書き文字とか課題は多いけどえっち描くの楽しかったw
ビフォーもアフターもないけど初夜だよ初夜。
暁人くんはガチ処女KKさんをそりゃもうお姫様のように扱ってくれますよ。初夜だから。
Zosunnnnn
DOODLE《性转综合症》——KK跟昕的口嗨大纲文前提:姜大卫和狄龙(青年组)正在交往状态。
设定是:他们一方如果压力过大,会患上“性转综合症”如果要恢复原本身体的话,必须跟喜欢的人做爱并且内射在女方身体里面。无免疫性,如恢复后仍有各种压力,照样会出现性转,但随着次数多有耐抗性。
先姜狄(姜大卫X谭芙蓉)80%
后狄姜(狄龙X姜妮)20% 25
らいか⛩
DONEK暁の短編ですとある曲を聴いた時これは閃いた!となったやつです。この後KKは暁人くんを死に物狂いで探すんでしょうね…
この話の続きは書けたら書きます
些細な喧嘩だった。内容はもう覚えていないぐらいくだらない口喧嘩。時間が経てば笑い話になる程の…。
テーブルを挟んで向かい合うKKと暁人は周りに人がいない為口喧嘩は収まることなく関係ない話にまで発展した。それを止めたのはKKの深いため息だ。
そのため息にハッとなった暁人はKKに謝ろうと顔を見るとKKはあからさまに瞳をそらす。
その瞬間暁人の中にある想いが散るなんて思っていなかった…。
閉じ忘れて開いたままだった窓から雨音と共にどこからか聴こえるピアノの音、まるで唄ってるかのように…
目の前のKKは一言も話さず目も合わせてくれない。いつもなら些細な喧嘩でも謝りあって仲直りして抱きしめてくれるのに…嗚呼…終わりなのか…と暁人は俯き涙を一筋零す。
863テーブルを挟んで向かい合うKKと暁人は周りに人がいない為口喧嘩は収まることなく関係ない話にまで発展した。それを止めたのはKKの深いため息だ。
そのため息にハッとなった暁人はKKに謝ろうと顔を見るとKKはあからさまに瞳をそらす。
その瞬間暁人の中にある想いが散るなんて思っていなかった…。
閉じ忘れて開いたままだった窓から雨音と共にどこからか聴こえるピアノの音、まるで唄ってるかのように…
目の前のKKは一言も話さず目も合わせてくれない。いつもなら些細な喧嘩でも謝りあって仲直りして抱きしめてくれるのに…嗚呼…終わりなのか…と暁人は俯き涙を一筋零す。
りんご
DONEK暁デー 日課です。 日課とは?(困惑)好きな漫画がこんな感じで、めちゃくちゃどうでもいいこと話しながら敵をバッタバッタなぎ倒すんですよね。
そういう、日常感を出したかったはずでした…
KKは既に覚悟を決めてて、あっきーがもだもだしているタイプのK暁です。
狐だって鬼を噛む「暁人くんよ、ここで問題だ
なに、簡単な算数の話だぜ」
この状況にそぐわない軽さで、相棒はのんびりとそんなことを宣った。
またやってるな、なんて内心ぼんやりと受け取っている僕も似たり寄ったりかもしれない。
「前に4、後ろに7、上に3
この狭い路地裏で、オレたちはどうノルマ分けするのが得策でしょうか」
なんとなく自分たちのことを言われているのはわかるのだろう、あちこちにいるマレビトたちが低く身構える。どうしてこう、彼は無駄に相手を煽ってしまうのか。今まで穏便に生きてきた僕にはできない芸当だから呆れて…否、[[rb:尊敬 > ・・]]している。取り留めないことを考えていても仕方ないので、僕は根本的なところの訂正を試みた。
5036なに、簡単な算数の話だぜ」
この状況にそぐわない軽さで、相棒はのんびりとそんなことを宣った。
またやってるな、なんて内心ぼんやりと受け取っている僕も似たり寄ったりかもしれない。
「前に4、後ろに7、上に3
この狭い路地裏で、オレたちはどうノルマ分けするのが得策でしょうか」
なんとなく自分たちのことを言われているのはわかるのだろう、あちこちにいるマレビトたちが低く身構える。どうしてこう、彼は無駄に相手を煽ってしまうのか。今まで穏便に生きてきた僕にはできない芸当だから呆れて…否、[[rb:尊敬 > ・・]]している。取り留めないことを考えていても仕方ないので、僕は根本的なところの訂正を試みた。
マグカップ:発展途上
DONEらびっとさんがKKは貧乳であると呟いていたので思わず同意して浮かれて描いた貧乳けけ。細マッチョビバ。タクティカルスーツは布が厚いのでちょい盛って見えている、と思う。あと、手に持ってるのはネクタイ!心の目で見て!ネクタイなのよ!リキュール
DONE日本ゲーム大賞優秀賞おめでとうございます!(遅刻)おめでたいと祝われるK暁です。本編後KK生存if、『黒猫』より少し前。
愛したくて仕方がないが我慢していたKK×子供扱いされたくない暁人のお話。
吉事あれば腹の内を晒せ「(おや、ちょうどいいところに)」
ふわりと浮かぶ猫又が調査帰りの僕たちの元にやってきて尻尾を揺らした。暗い路地裏、夜も遅いこともあって人通りはないため、周囲を気にせずに堂々と触れる。耳元を撫でると、顔を擦り寄せうっとりとした表情でにゃぁんと鳴いた。これを人がいるところでやると虚無を撫でるヤバい人になってしまうので注意しなくてはならない。あれは結構恥ずかしい。
あの夜が明け、消えていた人たちが帰ってきた。街の活気が戻り再び多くの人が行き交う渋谷になってからというもの、気がついた時には既に猫又たちはコンビニや屋台から姿を消していた。まあ人間がいなくなりこれ幸いと店を乗っ取っていただけなので、人が帰ってきてしまえば返さざるを得ず仕方がないと言えばそれまでで。だからもう会うことは無いのかと寂しく思っていたら、人気のない夜道や路地裏でひょこっと顔を出すようになったのだ。驚いたが、またあの可愛らしい鼻歌が聞けると思うと自然と顔が緩んでしまう。彼らはいつも見つけられるわけではない。気紛れに現れて、たまに撫でさせてくれて、掘り出し物を売買する。この気分屋な感じ、猫はいつだって可愛いのだ。
8137ふわりと浮かぶ猫又が調査帰りの僕たちの元にやってきて尻尾を揺らした。暗い路地裏、夜も遅いこともあって人通りはないため、周囲を気にせずに堂々と触れる。耳元を撫でると、顔を擦り寄せうっとりとした表情でにゃぁんと鳴いた。これを人がいるところでやると虚無を撫でるヤバい人になってしまうので注意しなくてはならない。あれは結構恥ずかしい。
あの夜が明け、消えていた人たちが帰ってきた。街の活気が戻り再び多くの人が行き交う渋谷になってからというもの、気がついた時には既に猫又たちはコンビニや屋台から姿を消していた。まあ人間がいなくなりこれ幸いと店を乗っ取っていただけなので、人が帰ってきてしまえば返さざるを得ず仕方がないと言えばそれまでで。だからもう会うことは無いのかと寂しく思っていたら、人気のない夜道や路地裏でひょこっと顔を出すようになったのだ。驚いたが、またあの可愛らしい鼻歌が聞けると思うと自然と顔が緩んでしまう。彼らはいつも見つけられるわけではない。気紛れに現れて、たまに撫でさせてくれて、掘り出し物を売買する。この気分屋な感じ、猫はいつだって可愛いのだ。
作品置き場
DOODLEK→←暁 (KK視点) からの K暁2つ前の作品→https://poipiku.com/5677964/7141485.html
の続きです。皆が居るご都合世界
自傷・流血描写ありの為、閲覧は20↑で、何でも大丈夫な方のみ お進み下さい 12000
らいか⛩
DONEお狐パロK暁の暁人目線ですこれにて序章は終わりです
まだ序章…
今後この2人に一体何が起きるのでしょう…?
そしてKKの記憶は戻るのでしょうか…?
乞うご期待!(言ってみたかっただけですすみません)
大掛かりな浄化をして暫く経った頃暁人は目を覚ました。
「…うっ…こ、こは…」
「お兄ちゃん!」
小さく呻き身を起こすと麻里が手助けしてくれた。
そしてあたりを見渡すと見慣れている本殿で暁人は自分が運ばれたのだと理解した。
「もう!心配したんだから!」
「ごめん…」
布団の傍らに狐の面があるのに気付くと暁人はそれを取り右目を隠す様面をつけ、麻里から御神水の入った水筒を受け取ると中身を飲み干した。
「ふぅ…やっぱりここの御神水が1番だな」
「あははっそうだね」
御神水を飲んだ後暁人の体に光の粒子が集まり少しだけだが体力が回復したのを感じる。
「少し、外の空気が吸いたいな」
それを聞いた麻里は頷き支え無しで立ち上がれる様になった暁人の後を追った。
1127「…うっ…こ、こは…」
「お兄ちゃん!」
小さく呻き身を起こすと麻里が手助けしてくれた。
そしてあたりを見渡すと見慣れている本殿で暁人は自分が運ばれたのだと理解した。
「もう!心配したんだから!」
「ごめん…」
布団の傍らに狐の面があるのに気付くと暁人はそれを取り右目を隠す様面をつけ、麻里から御神水の入った水筒を受け取ると中身を飲み干した。
「ふぅ…やっぱりここの御神水が1番だな」
「あははっそうだね」
御神水を飲んだ後暁人の体に光の粒子が集まり少しだけだが体力が回復したのを感じる。
「少し、外の空気が吸いたいな」
それを聞いた麻里は頷き支え無しで立ち上がれる様になった暁人の後を追った。
らいか⛩
DONEお狐パロK暁です先に暁人目線にしちゃうと訳が分からなくなると思うのでKK目線を先に出します。
本当は思いついたネタの二次創作を書こうとしてたけどいつの間にかお狐パロの続きを書いていたと供述しており…
麻里が絵梨佳に御神水を持って帰ってきて欲しいとお願いしてるのを見ながらKKは暁人を抱えるとあまりにも軽く驚きそれを見た麻里は「よくある事だから人間でも抱えれるようにって兄が配慮してるんです」と声を掛けてきたのに納得して一歩足を踏み出そうとした瞬間尻ポケットから何かが落ちた。
「何か落ちましたよ?」
「あぁ、悪い、大事なものなんだ。拾って持ってきてくれ」
そう言うと麻里はその落ちたものを拾おうとしゃがみ込み手を伸ばす。だがその物が何かを認識した途端ピタリと動きを止めた。
「これは…」
「ん?…大切な家族さ」
落としたものとは家族が写った写真を入れたパスケースだ。落ちた拍子に開き写真が入った方が上を向いてしまったが、それを見た麻里は「家族…」と呟きそれをジッと見た後そっと拾う。
1685「何か落ちましたよ?」
「あぁ、悪い、大事なものなんだ。拾って持ってきてくれ」
そう言うと麻里はその落ちたものを拾おうとしゃがみ込み手を伸ばす。だがその物が何かを認識した途端ピタリと動きを止めた。
「これは…」
「ん?…大切な家族さ」
落としたものとは家族が写った写真を入れたパスケースだ。落ちた拍子に開き写真が入った方が上を向いてしまったが、それを見た麻里は「家族…」と呟きそれをジッと見た後そっと拾う。
置き場
MOURNINGゴスワのストーリーを走りきって、一つ自分の中で課題にしてたKKと暁人くんの話です。以下注意。・暁人くんのその後の人生を捏造しています。(結婚して子供がいたことになっている…等)
・カップリングのつもりではありませんが、どうしてもカップリングみが抜け切れてないかもしれません。ごめんなさい。
・推敲とかザルなのでもう何もかもがおかしいです。すごい読みづらいと思います。 4336
らいか⛩
DONEお狐パロK暁です今回はKK目線です(暁人の方書いた後別の書きたくなって書いたらKK目線忘れてたなんてそんな…)
後から追いつくと言った狐2人を置いて神主に着いていくと何処からか声が聞こえ立ち止まった
ーねぇ……また遊んでくれる…?……今度は…と一緒に…ー
なぜかその声は落ち着くような懐かしいような声でKKは謎の焦りを感じる。
「(何の声だ…?穢れにしてはおかしい声だ…)」
再び歩き出すも謎の声に気を取られていたからなのかいつの間にか穢れのせいで黒く澱む御神水の場に着いていた。
「こちらが御神水でございます」
「あぁ、ありがとさん。さて、さっさと祓っちまうか」
そう言うとKKは印を結び穢れを祓う。呆気ないほど早く穢れが祓えたことに本当にあいつはここの守り神か?と疑うもあの消えた尻尾を目の当たりにしていれば流石に信じざるを得ない。
2099ーねぇ……また遊んでくれる…?……今度は…と一緒に…ー
なぜかその声は落ち着くような懐かしいような声でKKは謎の焦りを感じる。
「(何の声だ…?穢れにしてはおかしい声だ…)」
再び歩き出すも謎の声に気を取られていたからなのかいつの間にか穢れのせいで黒く澱む御神水の場に着いていた。
「こちらが御神水でございます」
「あぁ、ありがとさん。さて、さっさと祓っちまうか」
そう言うとKKは印を結び穢れを祓う。呆気ないほど早く穢れが祓えたことに本当にあいつはここの守り神か?と疑うもあの消えた尻尾を目の当たりにしていれば流石に信じざるを得ない。
リキュール
TRAINING1日1K暁の140文字SSまとめ10日分②K暁がほとんど痩暁1つ。KK生存IFがメイン。日常系、本編後、パロっぽいのなど。ほんのり香る程度のえっちなのあり。
140文字SSのお題お借りしています。
1日1K暁②11
橙から濃紺へ変わる空を、隙間を開けた窓越しに眺める。手元からふわりと上がる白煙が外へ流れて消えた。夢を見ていたような気がする。KKと二人、なんてことない日々を過ごして夜を迎える、幸せの日常を。
吸えもしない煙草を小さくする赤い光をぼんやり見つめる。冷えた風が煙をたなびかせていた。
『幸せの終わり』
(白昼夢のような)
12
通り雨に降られじっとりと湿ったTシャツを脱ぎ、洗面所の籠に放おる。お風呂先入る?と聞いてくるアイツに返事ができない。上裸でタオルを頭から被った暁人が首を傾げた。むき出しの肌に雫が伝い、胸から臍、その下へ流れ落ちていく。無意識に喉を鳴らすと、脱衣所に鍵をかけ暁人を浴室に押し込んだ。
『据え膳食わぬは男の恥、だし?』
1699橙から濃紺へ変わる空を、隙間を開けた窓越しに眺める。手元からふわりと上がる白煙が外へ流れて消えた。夢を見ていたような気がする。KKと二人、なんてことない日々を過ごして夜を迎える、幸せの日常を。
吸えもしない煙草を小さくする赤い光をぼんやり見つめる。冷えた風が煙をたなびかせていた。
『幸せの終わり』
(白昼夢のような)
12
通り雨に降られじっとりと湿ったTシャツを脱ぎ、洗面所の籠に放おる。お風呂先入る?と聞いてくるアイツに返事ができない。上裸でタオルを頭から被った暁人が首を傾げた。むき出しの肌に雫が伝い、胸から臍、その下へ流れ落ちていく。無意識に喉を鳴らすと、脱衣所に鍵をかけ暁人を浴室に押し込んだ。
『据え膳食わぬは男の恥、だし?』
らいか⛩
DONEちょっと早いですが紅葉狩りに行ったK暁の話KKの言った訳は「特別な(すなわちお慕い申し上げている)あなた様は秋の山に初めて色づいた黄葉のように美しゅうございます。」です
これどこに書こうか悩んだんですけどね…
凛子から「KK、暁人くん、山林所有者から依頼よ」と言われたのが昨日の出来事だ。
暁人が偶々KKのアジトのそのまたKKが散らかした部屋の片付けをしつつKKは煙草を吸いサボっているのを暁人に咎められていた時凛子が声をかけてきた。
「どんな依頼だ?」
「今紅葉狩りの季節でしょ?だから山林所有者が紅葉の管理をしていた時偶々見つけたみたいね、一本だけ青い紅葉がなる木があるって。色んな方法を試したけれど結果は…」
「全敗ってわけか」
凛子の言葉にKKが被せる。それに凛子は頷きKKは資料を流し見すると準備に取り掛かった。
「明日でいいわ。今日はもう遅いもの。」
「ん?急ぎじゃないのか?」
「急ぎは急ぎだけれど明日で良いの。」
1450暁人が偶々KKのアジトのそのまたKKが散らかした部屋の片付けをしつつKKは煙草を吸いサボっているのを暁人に咎められていた時凛子が声をかけてきた。
「どんな依頼だ?」
「今紅葉狩りの季節でしょ?だから山林所有者が紅葉の管理をしていた時偶々見つけたみたいね、一本だけ青い紅葉がなる木があるって。色んな方法を試したけれど結果は…」
「全敗ってわけか」
凛子の言葉にKKが被せる。それに凛子は頷きKKは資料を流し見すると準備に取り掛かった。
「明日でいいわ。今日はもう遅いもの。」
「ん?急ぎじゃないのか?」
「急ぎは急ぎだけれど明日で良いの。」
32honeymoon
SPUR ME◇アンケート同率1位だったネタ、その2の続き。今回は逃げる暁人と追いかけるKK。それぞれの理由と、それぞれの想いが交錯して、やっと通じ合った二人が向かった場所は・・・
※元ネタは@krsmbk 様の漫画「転生小学生Kと人生に疲れたリーマン暁」より。前作「君と世界を、もう一度この手に」をお読みいただければ繋がりが分かります。
高校生になったKKと、40を超えた暁人の不可思議な恋模様のお話。 7021
らいか⛩
DONEお狐パロK暁です今回はKK視点です
番外編が書けるぐらいまでは一気に投稿頑張りたいです…
しらねぇと絵梨佳に返してから狐2人の様子が変だと感じたのは男の狐が挨拶をしてからだった。
「ようこそおいでくださいました。穢れを祓っていただく間よろしくお願いします。僕は暁人、そしてこちらは妹の麻里です。」
2人してお辞儀をして妹の方が警戒を顕にした表情をしてKKを見ていたからだ。だがすぐ兄の暁人が宥めたのか麻里は暁人の後ろに姿を隠した。
先程KKを知ってるかのような素振りを見せながらも今は警戒心を顕にしてる麻里に思うところはあるがそれよりも気になることがあった。それは兄の暁人だ。
暁人の服装は腹部を晒すようものでしかも晒されたそこには太極図の模様があり、尻尾は4本。
その本数を見た瞬間KKは主人を守る下っ端の妖怪且つ影武者としての役割を担っているのだと予想する。だがその予想が間違いだったのだと嫌でも気付くことになる。
1110「ようこそおいでくださいました。穢れを祓っていただく間よろしくお願いします。僕は暁人、そしてこちらは妹の麻里です。」
2人してお辞儀をして妹の方が警戒を顕にした表情をしてKKを見ていたからだ。だがすぐ兄の暁人が宥めたのか麻里は暁人の後ろに姿を隠した。
先程KKを知ってるかのような素振りを見せながらも今は警戒心を顕にしてる麻里に思うところはあるがそれよりも気になることがあった。それは兄の暁人だ。
暁人の服装は腹部を晒すようものでしかも晒されたそこには太極図の模様があり、尻尾は4本。
その本数を見た瞬間KKは主人を守る下っ端の妖怪且つ影武者としての役割を担っているのだと予想する。だがその予想が間違いだったのだと嫌でも気付くことになる。
リキュール
DOODLE押しかけられ旦那KK×押しかけ女房お狐暁人の馴れ初め。Twitterの呟きを加筆したもの。画面の中から最近何故か凛子の送ってくる情報が送られてくるのに付随して重要な情報が容易に手に入るようになった。それらの情報に助けられたことは一度や二度ではない。だが、あまりにも都合が良すぎる。この異様さはどうやらスマホが原因のようだった。
「便利だがウイルスか…いやこれは………よし消すか」
霊視して見てみると、薄っすらとスマホに重なるように影が映る。少し悩んだ後、機内モードで電波を遮断し、スマホ裏に捕縛用の御札を貼り付けた。
これが電波を介して取り憑くものならば、スマホに閉じ込め初期化するフリをすれば何かしら行動を起こすだろう。
「初期化ってどうやるんだ?」
操作に手間どっていると、画面が砂嵐がかかったようにブレはじめた。
1811「便利だがウイルスか…いやこれは………よし消すか」
霊視して見てみると、薄っすらとスマホに重なるように影が映る。少し悩んだ後、機内モードで電波を遮断し、スマホ裏に捕縛用の御札を貼り付けた。
これが電波を介して取り憑くものならば、スマホに閉じ込め初期化するフリをすれば何かしら行動を起こすだろう。
「初期化ってどうやるんだ?」
操作に手間どっていると、画面が砂嵐がかかったようにブレはじめた。