MZM
梅春和歌
DONE『ルビンの首輪』(🦇×🐺)まだ付き合ってない🦇(→)(←)🐺にうっかり首を突っ込んだ👊ちゃんが、ふたりのド重感情に伴う人外的ムーブに振り回される話。
⚠️🐺さんのチョーカーと、🦇さんの生家と、吸血鬼及び狼男の生態について、もりもり捏造しました。
この話ではそういうもんなんだな……と思ってください。なんならもうパラレルワールドだと思っていただけると助かります。 11
梅春和歌
DONE『其の口は愛で開く』(🦇×🐺)ゆるくてほんのりあまい、お茶の時間の話。
×というか、どちらかというと🦇→→🐺。
🦇さんが料理上手なのと、どちらかといえばしてあげたがりなのが好きです。尽くすタイプというか。
🦇さんからの愛情を享受することに慣れている🐺さんも好きです。でも決してもらうばかりではない🐺さんも好き。
なんだかそういう話です。 12
リノリウム
DONE🐺と🦇のいちばん楽しい記憶。寿命が違う仲良し煩悩組のあれこれ。連作その6。
※各々の寿命の設定については完全に捏造。捏造ありきの創作物として大目にみてください。
リフレイン・メモリー⑥ 夢か現かなにもかも曖昧な境界に、俺は立っていた。
隣にはコーサカが居る。長らく使い込んで塗装が少し禿げてしまった黒の棺桶の上に彼は座り、他愛もないことをずっと話している。
ここはどこだっけな。記憶の底にうっすら存在するどこか懐かしい匂い。あるいは忘れたままにしておきたかった苦い経験。喜びも悲しみも、たくさんの思い出がこの部屋にはある。――あ、思い出した。相場より格安で借りれたのに、家賃を稼ぐことに二人して必死になっていた、あの御茶ノ水の2LDKだ。
コーサカが何を喋っていたかは分からないが、ずっとニコニコと楽しそうに笑っていた。
すると突然、何か大きな物体がこちらに向かって落下してきた。ヒュウ、と風を切る音がどんどん近づいてくる。
8755隣にはコーサカが居る。長らく使い込んで塗装が少し禿げてしまった黒の棺桶の上に彼は座り、他愛もないことをずっと話している。
ここはどこだっけな。記憶の底にうっすら存在するどこか懐かしい匂い。あるいは忘れたままにしておきたかった苦い経験。喜びも悲しみも、たくさんの思い出がこの部屋にはある。――あ、思い出した。相場より格安で借りれたのに、家賃を稼ぐことに二人して必死になっていた、あの御茶ノ水の2LDKだ。
コーサカが何を喋っていたかは分からないが、ずっとニコニコと楽しそうに笑っていた。
すると突然、何か大きな物体がこちらに向かって落下してきた。ヒュウ、と風を切る音がどんどん近づいてくる。
リノリウム
DONE🦇の態度がよそよそしくなった理由。④の裏話。これのみ一人称視点です。やっとメイト全員喋ったぞ…!
寿命が違う仲良し煩悩組のあれこれ。連作その5。
※各々の寿命の設定については完全に捏造。捏造ありきの創作物として大目にみてください。
リフレイン・メモリー⑤ アンジョーが倒れてから五日あまりが経った。
インフルエンザとか色々流行ってるね。そろそろ年末年始で病院も閉まるし、俺たちも気をつけないと。アンジョーが三十九度の高熱に倒れたのは、テレビを見ながらそんな世間話をした翌日だった。ほら言わんこっちゃない。噂をすればなんとやらというやつだ。
俺もアンジョーも最初はそう高を括っていた。最初は高熱だけで、アンジョーもぽつぽつとながら喋る元気があった。
けれども丸三日経っても熱が全く引かず、頭痛も併発している様子でなかなか寝付けなさそうでいる。四日目の昼にようやく三十七度五分まで下がったが、今度はゴホゴホと激しい咳を連発し始めた。咳のし過ぎで時折えずくように喉をヒューヒューと鳴らして、苦しそうだ。
8039インフルエンザとか色々流行ってるね。そろそろ年末年始で病院も閉まるし、俺たちも気をつけないと。アンジョーが三十九度の高熱に倒れたのは、テレビを見ながらそんな世間話をした翌日だった。ほら言わんこっちゃない。噂をすればなんとやらというやつだ。
俺もアンジョーも最初はそう高を括っていた。最初は高熱だけで、アンジョーもぽつぽつとながら喋る元気があった。
けれども丸三日経っても熱が全く引かず、頭痛も併発している様子でなかなか寝付けなさそうでいる。四日目の昼にようやく三十七度五分まで下がったが、今度はゴホゴホと激しい咳を連発し始めた。咳のし過ぎで時折えずくように喉をヒューヒューと鳴らして、苦しそうだ。
リノリウム
DONE🐺と🚬のイッパクフツカ旅行記。髪切った白髪が生えた云々は癖です。イケオジっていいよね!
寿命が違う仲良し煩悩組のあれこれ。連作その4。
※各々の寿命の設定については完全に捏造。捏造ありきの創作物として大目にみてください。
リフレイン・メモリー④ 『人間は幾つになっても中学生のところはのこっています』と、先人の残した偉大な言葉がある。
曖昧漠然とした物言いで、それが何のことを指すのか、小さい頃はまったく理解できなかった。
年齢を重ねれば重ねるほど、心身が少しずつ磨り減っていく。善悪さまざまな胸三寸に遭遇し、数え切れないほど傷つき、そのうち万物は絶えず流転すると理解し、理想の生き方を妥協し、自分自身を守ろうとする。そして子供心が一体どういうものだったのか、だんだんと忘れていく。
ゆえに、純粋な幼心を鮮明に描けた瞬間、感動はひとしおというものだ。近いようで遠い、友と呼ぶにはおこがましくも感じてしまう、けれどもずっと大好きな仲間と一緒に分かち合えたら、殊更に。
9824曖昧漠然とした物言いで、それが何のことを指すのか、小さい頃はまったく理解できなかった。
年齢を重ねれば重ねるほど、心身が少しずつ磨り減っていく。善悪さまざまな胸三寸に遭遇し、数え切れないほど傷つき、そのうち万物は絶えず流転すると理解し、理想の生き方を妥協し、自分自身を守ろうとする。そして子供心が一体どういうものだったのか、だんだんと忘れていく。
ゆえに、純粋な幼心を鮮明に描けた瞬間、感動はひとしおというものだ。近いようで遠い、友と呼ぶにはおこがましくも感じてしまう、けれどもずっと大好きな仲間と一緒に分かち合えたら、殊更に。
リノリウム
DONE🐺🦇“お前の価値は如何ほどに?” …なあんて、簡単に値踏みしちゃうアタマガチゴチ野郎が。
樫須さんと所謂『はうまっち合わせ』。
*
“Bet! Bet! Bet!”
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23063008
愚かな人間をボコボコにする人外匁がカッコイイんだ…!
樫須さんありがとうございました!楽しかったです! 7765
リノリウム
DONEアン嬢ルートの一幕。冬の学校にて。俺しか知り得ない彼女の一面。最後若干のゴア描写を含む。血なまぐさいですがサクハコです…。
↓TS作品再録本を作成するにあたり、皆さまにお尋ねしたいことがあります。
アンケートにご協力のほどお願いいたします!詳細はリンク先にて。
https://forms.gle/6JE9fHfVNUksafpu6
細氷は風に舞い踊る きっとこれは悪い夢なのだと、何度も自分に言い聞かせた。
学校という活気溢れた場所に似合わない、厳つい軍用トラックが何台も校庭に並んでいた。外からは時折乾いた銃声が聞こえてくる。雹が激しく屋根を打つ音にも似たそれが、俺の心を揺さぶり焦燥感を煽ってくる。
『校舎のどこかに危険生命体がいる。お前ら、全員手を挙げろ!』
奴らがそう叫んだ直後、突然始まった襲撃。あちこちから地鳴りと爆発音が聞こえてくる。パニックに陥り錯乱する皆。
人の波に呑まれそうになっていた俺を強く引っ張ったのは、アンジョーの白くか細い腕だった。
長い廊下を駆け、職員用トイレに隠れやり過ごし、中庭を抜け、体育倉庫で息を潜ませていても奴らは追ってきた。他のクラスメイトが一体どうなったかは分からない。学校のそばの裏山まで追いやられ、命からがら逃げ果せた頃にはすでに、辺り一帯暗闇に覆われていた。
5803学校という活気溢れた場所に似合わない、厳つい軍用トラックが何台も校庭に並んでいた。外からは時折乾いた銃声が聞こえてくる。雹が激しく屋根を打つ音にも似たそれが、俺の心を揺さぶり焦燥感を煽ってくる。
『校舎のどこかに危険生命体がいる。お前ら、全員手を挙げろ!』
奴らがそう叫んだ直後、突然始まった襲撃。あちこちから地鳴りと爆発音が聞こえてくる。パニックに陥り錯乱する皆。
人の波に呑まれそうになっていた俺を強く引っ張ったのは、アンジョーの白くか細い腕だった。
長い廊下を駆け、職員用トイレに隠れやり過ごし、中庭を抜け、体育倉庫で息を潜ませていても奴らは追ってきた。他のクラスメイトが一体どうなったかは分からない。学校のそばの裏山まで追いやられ、命からがら逃げ果せた頃にはすでに、辺り一帯暗闇に覆われていた。
puchipuchi_wall
MAIKINGWebオンの原稿作業の合間に息抜きで書いてたら長くなりそうな気配すぎて自分にあきれています。🦇🐺。
不思議な夢を見る話。1話にはモブがいます。
マイルドですがセンシティブな表現があるのでタグには_Rもつけております。
もっと直接の描写が出てきたらそのときはまた公開設定変えます。
楽しんでいただけると何よりです。 15
apollo07222
DONE🐺🦇です。石を投げないでください。
お手持ちの純度の高い粉を鼻から吸ってからご覧ください。
あのBGMが頭に流れるような話を書きたかった。
もう結婚してたわ「あの〜、先日ですね。」
「はい。」
「身分証の更新が必要で役所に戸籍を取りに行く用事がありまして。」
「はいはい。」
「戸籍謄本を請求して、まあ見る機会とか少ないんでマジマジ見るじゃないですか。」
「そうですね。」
「コーサカ父、コーサカ母、俺、コーサカ妹と家族分記載されてるわけですよ。」
「そうだね。謄本だし。」
「あなた載ってました。」
「え?!」
「同じこと言った。俺の戸籍にアンジョーダイスケって字見て、えっ?!って役所のカウンターで言った。受付の人ビクってなって、『ど…どうかされましたか?』って言われて、いえ!なんでもないです!っつって戻ってきたんだけど。」
「受付の人かわいそうに。」
「ただ通常業務してただけなのにって?」
8004「はい。」
「身分証の更新が必要で役所に戸籍を取りに行く用事がありまして。」
「はいはい。」
「戸籍謄本を請求して、まあ見る機会とか少ないんでマジマジ見るじゃないですか。」
「そうですね。」
「コーサカ父、コーサカ母、俺、コーサカ妹と家族分記載されてるわけですよ。」
「そうだね。謄本だし。」
「あなた載ってました。」
「え?!」
「同じこと言った。俺の戸籍にアンジョーダイスケって字見て、えっ?!って役所のカウンターで言った。受付の人ビクってなって、『ど…どうかされましたか?』って言われて、いえ!なんでもないです!っつって戻ってきたんだけど。」
「受付の人かわいそうに。」
「ただ通常業務してただけなのにって?」
リノリウム
DONE6周年おめでとうございます!をたくさん込めてパーティーの準備をしたり昼間からのんびりする🐺と🦇の二人
ケセラセラ「ここからどうすりゃいいんだぁ……?」
こぢんまりとした作業部屋に、大音量のパソコンの排気音と溜息のようなアンジョーの唸り声が響きわたる。
27インチのモニターにはびっしりとアイコンが並んでいて、その真ん中には雪だるま型の簡素なオブジェクトが映し出されている。
椅子の上で胡座をかきながらアンジョーは悩む。ここからもっと人間の形に近づけられないだろうか。腕を生やせばいいか、それか先にテクスチャーを貼り付けてみようか。どう作業を進めるべきか、と画面をじっと見つめてみるが、驚くほど何の埒も明かない。
デュアルモニターの右側から、ラフ画の金髪女子がこちらに微笑みかけている。ミディアムボブの彼女は眼鏡の向こう側におっとりした雰囲気を纏わせていて、三面図から女性らしいまろやかな身体のラインが分かる。自らの嗜好をふんだんに取り入れた、我ながらよくできたデザインだと思う。
6913こぢんまりとした作業部屋に、大音量のパソコンの排気音と溜息のようなアンジョーの唸り声が響きわたる。
27インチのモニターにはびっしりとアイコンが並んでいて、その真ん中には雪だるま型の簡素なオブジェクトが映し出されている。
椅子の上で胡座をかきながらアンジョーは悩む。ここからもっと人間の形に近づけられないだろうか。腕を生やせばいいか、それか先にテクスチャーを貼り付けてみようか。どう作業を進めるべきか、と画面をじっと見つめてみるが、驚くほど何の埒も明かない。
デュアルモニターの右側から、ラフ画の金髪女子がこちらに微笑みかけている。ミディアムボブの彼女は眼鏡の向こう側におっとりした雰囲気を纏わせていて、三面図から女性らしいまろやかな身体のラインが分かる。自らの嗜好をふんだんに取り入れた、我ながらよくできたデザインだと思う。
apollo07222
DONE🐺🦇だけど関係ないです。某ヘルシングの何かを目指した結果がこのザマです。
#MZMart_B
#MZMart_RG
銀は鉄屑『天におわす御父よ、我が魂の導きをお与えください。
主よ、あなたの十字架の力で、このわが若き身を護り、悪霊の暗黒から我が心を解放してください。
聖霊よ、あなたの聖なる光を照らし、我が手に力を与え、真実を示し、神の栄光を実現するための勇気を授けてください。
聖母よ、あなたの慈愛によって、我が身と魂を包み、悪しき者の手から守ってください。
天使たちよ、あなたがたの力を借りて、我が戦いを支え、悪魔のすべてのはたらきを打ち破り、神の勝利をもたらしてください。
主よ、私はあなたのためにこの道を歩み、信じる心を持ち、真実と愛に導かれ、悪魔との戦いに身を投じます。
祈りと信仰によって、我が魂は安らぎを得、あなたの栄光に向かって進みます。
8789主よ、あなたの十字架の力で、このわが若き身を護り、悪霊の暗黒から我が心を解放してください。
聖霊よ、あなたの聖なる光を照らし、我が手に力を与え、真実を示し、神の栄光を実現するための勇気を授けてください。
聖母よ、あなたの慈愛によって、我が身と魂を包み、悪しき者の手から守ってください。
天使たちよ、あなたがたの力を借りて、我が戦いを支え、悪魔のすべてのはたらきを打ち破り、神の勝利をもたらしてください。
主よ、私はあなたのためにこの道を歩み、信じる心を持ち、真実と愛に導かれ、悪魔との戦いに身を投じます。
祈りと信仰によって、我が魂は安らぎを得、あなたの栄光に向かって進みます。
apollo07222
DONE🐺🦇です。会話文。
あの〜、「あの〜、コーサカさん」
「なんですか、アンジョーさん」
「あの、以前より気になっていたのですが」
「はい、はい」
「あの〜、あきすぎじゃない?」
「いや?そんなことないっしょ」
「ん〜、あきすぎじゃない?」
「そんな事ないってこういうデザインだもん」
「でもさ〜かなり緩くない?」
「いいんだよこれで、似合ってるでしょ?」
「それはそう、本当似合ってるし可愛いよ」
「じゃあ良いじゃん」
「いや、違うんだよ。そうじゃなくて」
「え〜、なんなのさ。これ一番動きやすいし可愛いしめっちゃいいと思うんだけど?」
「それは俺も思ってるよ」
「何?その含みのある言い方」
「そりゃあ、俺から言わなくてもわかって欲しいんだけど」
「わかってますよ」
998「なんですか、アンジョーさん」
「あの、以前より気になっていたのですが」
「はい、はい」
「あの〜、あきすぎじゃない?」
「いや?そんなことないっしょ」
「ん〜、あきすぎじゃない?」
「そんな事ないってこういうデザインだもん」
「でもさ〜かなり緩くない?」
「いいんだよこれで、似合ってるでしょ?」
「それはそう、本当似合ってるし可愛いよ」
「じゃあ良いじゃん」
「いや、違うんだよ。そうじゃなくて」
「え〜、なんなのさ。これ一番動きやすいし可愛いしめっちゃいいと思うんだけど?」
「それは俺も思ってるよ」
「何?その含みのある言い方」
「そりゃあ、俺から言わなくてもわかって欲しいんだけど」
「わかってますよ」
apollo07222
DONE明確に🐺🦇です。事後っぽいな。
#MZMart_B
#MZMart_R
幸福論 たとえ遮光カーテンで締め切っていたとしても、雨雲が朝日を遮っていても、朝日を感じて目が覚めてしまうのは、もともと太陽光に怯える吸血鬼の本能なのかと勝手に思ってる。根拠はないけど。今日は太陽光の気配じゃなくて雨の音で起きたと思う。静かに雨が降る音が遮光カーテンで締め切られた窓の外から聞こえてきていた。
天敵の日光を遮って完全な安眠を約束してくれる棺桶に比べると、アンジョーと眠るベッドは広くて、寝返りも打てて、スプリングがよく効いていて暖かくて、そして俺をガッチリ抱き締めてアンジョーが寝ているというめちゃめちゃ幸せでデカすぎるリワードがある。寝起きは見えもしない朝日を感じて起きるけど。
目の前には俺の体を両腕で抱き寄せて未だに深く眠るアンジョーの首筋と鎖骨から肩までが無防備にも露わになっていた。というかほぼ裸だ。お互いにパンツだけ履いて寝たことは覚えてる。昨日夜から今日未明まで相応に求めあった過程で、前後不覚になって縋りついた筋張った首筋に甘ったるく齧り付いたり、爪で引っ掻いたりした痕が薄暗い室内でもしっかり見えてなんだか無性に恥ずかしい。
4502天敵の日光を遮って完全な安眠を約束してくれる棺桶に比べると、アンジョーと眠るベッドは広くて、寝返りも打てて、スプリングがよく効いていて暖かくて、そして俺をガッチリ抱き締めてアンジョーが寝ているというめちゃめちゃ幸せでデカすぎるリワードがある。寝起きは見えもしない朝日を感じて起きるけど。
目の前には俺の体を両腕で抱き寄せて未だに深く眠るアンジョーの首筋と鎖骨から肩までが無防備にも露わになっていた。というかほぼ裸だ。お互いにパンツだけ履いて寝たことは覚えてる。昨日夜から今日未明まで相応に求めあった過程で、前後不覚になって縋りついた筋張った首筋に甘ったるく齧り付いたり、爪で引っ掻いたりした痕が薄暗い室内でもしっかり見えてなんだか無性に恥ずかしい。
apollo07222
DONEぷらいべったーにあげてたやつです。🐺🦇の製造ラインです。
幻覚「…ん?」
違和感を感じたのは出先で友達と昼飯を食ってるときだった。
今日の昼飯は塩ラーメンで何度か通ってる店だった。昼にも何度か行ったことがあるし、いつものメニューだ、真新しいメニューを頼んだわけでもない。
「どうしたのコーサカくん?」
一口食って箸が止まってた俺に不思議に思った友達が声を掛ける。
「もしかして前と出汁違う?」
「いや?なんでもない」
何度か食ってる煮干し出汁が効いてる塩ラーメンだった、割り箸は綺麗に割れた。いつもの履き慣れたスニーカーだったし、まもなく春になろうというこの季節に珍しく天気も良かった。そもそもなんの違和感なのかわからない。
「この店いつ食っても美味いわ」
わからない違和感にかまけて麺を伸ばす方が本意ではないので俺はそのまま箸で掬ったままの二口目を啜った。煮干しの出汁がしっかり出ていて細麺の喉越しも最高だ。
7312違和感を感じたのは出先で友達と昼飯を食ってるときだった。
今日の昼飯は塩ラーメンで何度か通ってる店だった。昼にも何度か行ったことがあるし、いつものメニューだ、真新しいメニューを頼んだわけでもない。
「どうしたのコーサカくん?」
一口食って箸が止まってた俺に不思議に思った友達が声を掛ける。
「もしかして前と出汁違う?」
「いや?なんでもない」
何度か食ってる煮干し出汁が効いてる塩ラーメンだった、割り箸は綺麗に割れた。いつもの履き慣れたスニーカーだったし、まもなく春になろうというこの季節に珍しく天気も良かった。そもそもなんの違和感なのかわからない。
「この店いつ食っても美味いわ」
わからない違和感にかまけて麺を伸ばす方が本意ではないので俺はそのまま箸で掬ったままの二口目を啜った。煮干しの出汁がしっかり出ていて細麺の喉越しも最高だ。
𓅓栗坪
DONE🦇と🐺が指輪を捨てに行く話🐺の恋人を埋めにいく🦇と🐺の話の🐺視点で、🐺が🦇をまあまあ好きかも?な世界線
🦇🐺CP未満
互いの矢印具合はお好みで
倫理観薄めです
#MZMart_B
#MZMart_GR 6
リノリウム
DONE※左右とくに定めてませんが製造元は🐺🦇の幻覚を見がちもし🐺の日常が🦇ごと全部ひっくり返ったら?
イマジナリー兄弟回の🦇一歳弟妄想から着想を得ている
BLかもだいぶあやしい🐺のサイケデリック話ですが、肉体関係あり前提なので_Bタグです。
とある木曜日のイマジナリー そりゃあ俺だって一人よりは二人のほうがいいと思うさ。
一人じゃ抱えきれない強烈な不安が目の前にあったとしても、誰かと折半して互いに勇気づけ合えるならどうにか堪えられる。それに同じ楽しみも誰かと共有できるなら、その喜びは何倍にも膨れ上がっていく。
〝自分ではない誰か〟という存在は何にも代えがたいものだ。かつての狼のコミュニティでは言わずとも当然の共通認識であったし、東京というコンクリートジャングルに出てきてからもその恩恵に何度何度も救われていた。
コーサカという男が俺にとってのその最たる存在なのは事実だ。何やかんやでずっといちばん近くでつるんでいる。彼を経由して俺自身も知人友人が増えていく。
そんな毎日が楽しくて仕方ない。刺激に溢れている。飽きる気もしない。それでいて安心して背中を預けられる。感性が一致している。自分の生き様に誠実だ。言葉交わさずとも深く信じている。
7763一人じゃ抱えきれない強烈な不安が目の前にあったとしても、誰かと折半して互いに勇気づけ合えるならどうにか堪えられる。それに同じ楽しみも誰かと共有できるなら、その喜びは何倍にも膨れ上がっていく。
〝自分ではない誰か〟という存在は何にも代えがたいものだ。かつての狼のコミュニティでは言わずとも当然の共通認識であったし、東京というコンクリートジャングルに出てきてからもその恩恵に何度何度も救われていた。
コーサカという男が俺にとってのその最たる存在なのは事実だ。何やかんやでずっといちばん近くでつるんでいる。彼を経由して俺自身も知人友人が増えていく。
そんな毎日が楽しくて仕方ない。刺激に溢れている。飽きる気もしない。それでいて安心して背中を預けられる。感性が一致している。自分の生き様に誠実だ。言葉交わさずとも深く信じている。
リノリウム
DONE娘ーサカルートの一幕。こうあればいいなという妄想。二年生の夏の思い出。艶やかな浴衣姿の彼女がふと見せる弱みと素直さ。
彼女のギャップを知るのは俺だけでいいんだ。
星花は空に降り注ぐ「……ねえ○○。花火がどうして生まれたのか、知ってる?」
くいくいとTシャツの裾を引っ張られたので隣を見遣ると、思い切り眉間を皺を寄せ口をへの字に曲げる娘ーサカがじっとこちらを見つめていた。
今日は八月一日、皆が待ち望んでいた花火大会当日。
町で一番広い河川敷で毎年開催されている、地域住民に向けた祭りだ。駅から河川敷に続く道路沿いには、かき氷やたこせん、射的といった屋台が二十ほど並んでいる。あくまで地元に根付いた祭りなので、規模こそ大きいとは決して言えないが、ここはとりわけ娯楽に飢えた田舎だ。年に一度の祭りを待ち望んだ町中の人間が大挙し、駅から続く沿道も人という人でごった返している。
今宵の祭りに誘ってきたのは娘ーサカのほうからだった。
5451くいくいとTシャツの裾を引っ張られたので隣を見遣ると、思い切り眉間を皺を寄せ口をへの字に曲げる娘ーサカがじっとこちらを見つめていた。
今日は八月一日、皆が待ち望んでいた花火大会当日。
町で一番広い河川敷で毎年開催されている、地域住民に向けた祭りだ。駅から河川敷に続く道路沿いには、かき氷やたこせん、射的といった屋台が二十ほど並んでいる。あくまで地元に根付いた祭りなので、規模こそ大きいとは決して言えないが、ここはとりわけ娯楽に飢えた田舎だ。年に一度の祭りを待ち望んだ町中の人間が大挙し、駅から続く沿道も人という人でごった返している。
今宵の祭りに誘ってきたのは娘ーサカのほうからだった。