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    タラス

    かしす。

    MOURNING⚠︎政略結婚 fryさん
    ⚠︎全てはファンタジー(救済/殺人表現等有)
    ⚠︎何でも許せる方のみ
    ⚠︎夢主とfryさん視点両方
    いつ書いたか覚えていない程前に書いていた話をひっそり供養。漫画/絵用に作っていた話のはず(それすらも忘却の彼方)なので台詞/説明口調要素多く話としてはまとまりないです🧎‍♀️
    文章画面を横スクロールして頂ければ読めます。誤字等あったらすみません🙏
    そこには愛なんてあるはずもなかった ㅤカタッと物音が微かに聞こえ意識が浮上する。
    ああ、今帰ってきたのか。時間は、とベッド脇に置いていたスマホで時間を確認する。眩しい。
     ……4時半、まあ、今日は帰ってこられただけマシなのかと欠伸を一つ。
    「変に目が覚めちゃったな……」
     しかしリビングに出向く事は出来ない。何故なら、彼と鉢合わせてしまう可能性があるからだ。もう、半年程は顔を合わせていないなと覚醒しきっていない頭で考える。別に避けているわけではないが、会ったところで会話なんて続かない。向こうだって面倒だと思うだけだろう。

     結婚して約1年。

     最初から愛なんてものは存在していない。


    「お前には明日、結婚をしてもらう」

     あの日、父にそう言われ、“ああ、ついにこの時が来たのか“と特に感情が揺さぶられる事無くただその現実を受け入れた。
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    りん🐱

    PROGRESS夏の本用に再構築してるものの進捗です。

    原稿用なので行つめつめで読みづらかったらすみません。元々あった話と書き方をちょっと変えてます
    はじめての東北の件以来、行動を共にする、ではなく恋愛的な意味合いで、孝哉と悠はめでたく「つきあう」ことになった。


    ひとまわり以上の年齢差、そんな子に手を出していいものか。本人には過保護だと睨まれるけど、悠のことをとにかく大事にしたい。大人の階段をのぼるにも、せめて高校卒業するまで待つべきなんじゃないかと思いつつ、ハグやキスはこれまでも何度かしてる。そんなどっちつかずな状況に、孝哉は悶々とした毎日を過ごしていた。

    ここ最近、レースや練習のない休日は悠が東京の孝哉の自宅まで泊まりに来るようになった。金銭面の負担を考慮し、孝哉から会いに行くと提案しても、いい。俺がそっち行く。と頑なに断られる為、金曜の夜から日曜の昼前までは東京で過ごし帰りは途中寄り道しつつ車で静岡にある小牧モータースまで悠を送り届けるスタイルが定番になりつつある。帰りも電車で帰れると最初こそ送迎を断られたが、流石に往復通わせるわけにもいかない。ドライブデートだと思って、ね?と宥めると頑固な悠も折れるしかない。それなら…と大人しく甘えてくれるようになった。
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