サルベージ
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PAST【二〇一六年キスの日】過去作サルベージ。
月。/新千桜
二〇一六年キスの日兎川千桜「突然ですが、新っち」
卯月新「おう」
千桜「今日は、五月二十三日です」
新「おう」
千桜「キスの日です」
新「……おう?」
千桜「というわけで、ヘイ、カモン! 新っち!」
新「いやいやいや!? ちょっと待って、千桜さん!?」
千桜「?」
新「『?』じゃなくてな!?」
千桜「だって、新っちは豆腐ハンバーグだから、私から行ってあげないとって……」
新「誰だ、そんなこと言ったの……あと、俺が豆腐ハンバーグって、どういうこと?」
千桜「そんな細かいこと気にしない、気にしない!」
新「細かくなくないか!?」
千桜「んも~っ! いいから! 新っち!」
新「っ!?」
千桜「キス、してください……」
新「えっ……」
千桜「いつも私からばっかりだから……たまには、新っちからしてほしい……です」
632卯月新「おう」
千桜「今日は、五月二十三日です」
新「おう」
千桜「キスの日です」
新「……おう?」
千桜「というわけで、ヘイ、カモン! 新っち!」
新「いやいやいや!? ちょっと待って、千桜さん!?」
千桜「?」
新「『?』じゃなくてな!?」
千桜「だって、新っちは豆腐ハンバーグだから、私から行ってあげないとって……」
新「誰だ、そんなこと言ったの……あと、俺が豆腐ハンバーグって、どういうこと?」
千桜「そんな細かいこと気にしない、気にしない!」
新「細かくなくないか!?」
千桜「んも~っ! いいから! 新っち!」
新「っ!?」
千桜「キス、してください……」
新「えっ……」
千桜「いつも私からばっかりだから……たまには、新っちからしてほしい……です」
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PAST【四つ葉が運んだ幸せ】過去作サルベージ。
月。/新千桜
四つ葉が運んだ幸せ兎川千桜「あー! 新っちだー!」
卯月新「おお、千桜。久しぶりー」
千桜「ねえ、見て見て! さっき四つ葉のクローバー見つけたんだっ!」
新「よかったじゃん。いいことあるかもな」
千桜「うん! もうあったよ!」
新「へえ、なにがあったんだ?」
千桜「新っちに会えた!」
新「……えっ?」
千桜「あのね、これ見つけてね、新っちに会いたいなってお願いしたんだ。そしたら、ほら! 本当に会えたの!」
(花咲くような笑顔を浮かべる千桜)
新「……っ!」
(真っ赤になる新)
千桜「あれっ? どうしたの、新っち? 顔赤いよ? 大丈夫?」
(心配そうに新の顔を覗き込む千桜)
新「あー……大丈夫。大丈夫だから、お願い、ちょっと黙って、千桜さん」
408卯月新「おお、千桜。久しぶりー」
千桜「ねえ、見て見て! さっき四つ葉のクローバー見つけたんだっ!」
新「よかったじゃん。いいことあるかもな」
千桜「うん! もうあったよ!」
新「へえ、なにがあったんだ?」
千桜「新っちに会えた!」
新「……えっ?」
千桜「あのね、これ見つけてね、新っちに会いたいなってお願いしたんだ。そしたら、ほら! 本当に会えたの!」
(花咲くような笑顔を浮かべる千桜)
新「……っ!」
(真っ赤になる新)
千桜「あれっ? どうしたの、新っち? 顔赤いよ? 大丈夫?」
(心配そうに新の顔を覗き込む千桜)
新「あー……大丈夫。大丈夫だから、お願い、ちょっと黙って、千桜さん」
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PAST【雪の日のバカップル】過去作サルベージ。
月。/新千桜
雪の日のバカップル兎川千桜「雪だー! 新っち! 雪だよー!」
卯月新「はいはい、あんまりはしゃぐなよ。転ぶぞー」
千桜「大丈夫だよー……あっ」
つるっ、べしゃっ。
新「言わんこっちゃない……千桜。大丈夫か?」
千桜「うん……新っち~。起こして~」
(新に向かって手を伸ばす千桜)
新「しょうがないな……っ!?」
(差しだされた手を取る新)
ぐいっ、つるっ、べしゃっ。
新「……千桜ちゃん?」
(転ばされて静かに怒る新)
千桜「えへへ~、私だけじゃ悔しいから、新っちも道連れ~」
新(なにこいつ……かわいい……怒る気失せたわ……)
千桜「……あれっ? 新っち……怒っちゃった……?」
(不安げに顔をくもらせる千桜)
新「……怒ってないよ」
499卯月新「はいはい、あんまりはしゃぐなよ。転ぶぞー」
千桜「大丈夫だよー……あっ」
つるっ、べしゃっ。
新「言わんこっちゃない……千桜。大丈夫か?」
千桜「うん……新っち~。起こして~」
(新に向かって手を伸ばす千桜)
新「しょうがないな……っ!?」
(差しだされた手を取る新)
ぐいっ、つるっ、べしゃっ。
新「……千桜ちゃん?」
(転ばされて静かに怒る新)
千桜「えへへ~、私だけじゃ悔しいから、新っちも道連れ~」
新(なにこいつ……かわいい……怒る気失せたわ……)
千桜「……あれっ? 新っち……怒っちゃった……?」
(不安げに顔をくもらせる千桜)
新「……怒ってないよ」
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PAST【二〇一五年ポッキーの日】過去作サルベージ。
月。/新千桜
二〇一五年ポッキーの日卯月新「千桜。今日はポッキーの日だ」
兎川千桜「? うん」
新「そして、ちょうどここにポッキーがある」
千桜「うん」
新「というわけで、ポッキーゲームをしようお願いしますしてください」
(土下座で頼み込む新)
千桜「うえぇぇぇっ!?」
(驚きと恥ずかしさで真っ赤になる千桜)
新「千桜さん! お願いします!」
千桜「い、嫌だよ、恥ずかしい……!」
新「一回だけでいいから!」
千桜「で、でも……」
新「頼む! 彼女ができたら、一緒にポッキーゲームをするのが長年の夢だったんだ!」
千桜「ええ……なにその夢……」
新「千桜~~~! 頼む~~~!」
千桜「ううっ……い、一回だけだからね……」
新「千桜様……!」
(心底嬉しそうに顔を輝かせる新)
700兎川千桜「? うん」
新「そして、ちょうどここにポッキーがある」
千桜「うん」
新「というわけで、ポッキーゲームをしようお願いしますしてください」
(土下座で頼み込む新)
千桜「うえぇぇぇっ!?」
(驚きと恥ずかしさで真っ赤になる千桜)
新「千桜さん! お願いします!」
千桜「い、嫌だよ、恥ずかしい……!」
新「一回だけでいいから!」
千桜「で、でも……」
新「頼む! 彼女ができたら、一緒にポッキーゲームをするのが長年の夢だったんだ!」
千桜「ええ……なにその夢……」
新「千桜~~~! 頼む~~~!」
千桜「ううっ……い、一回だけだからね……」
新「千桜様……!」
(心底嬉しそうに顔を輝かせる新)
mttbsmn
DOODLEほしいものリストください/ほしい/欲しい/描きたいの文章の抽出
またたびはアイデアがパッと浮かんで"消える(迫真)"ので出してしまってそこに描きたいとか欲しいとかのワード付けといてあとでツイート条件検索してまとめてサルベージしてる(システマチックすぎるのやめーや
ほしいものリストfrom:@mttbsmn ください
2021年6月13日
耳の中覗かれて死ぬほど恥ずかしい思いをする垂れ耳ケモとかほしい。ください(くさい)
2021年8月10日
例えば馬車の長距離移動で男女パーティとか!そういうシチュでも絶対に起こりうるコトだよね?っていうのは、みんなが特に描かない、描く必要がないと捨て置いてるだけで、そこは確実に"あっていい、あることができる"モノなんだよね!
どういう様子でその状況を解決するのか、それは大事な要素……!
という事で長距離馬車止めるタイミング逃しておもらしする冒険者メスケモください(※誰も描かないのでまたたびが描きます)
2021年8月14日
ガーターベルトってパンツの下に履くものって知って確かに脱ぐとき困るもんな、ってなるほどってなったあと、…………パンツの上にガーターベルト付けちゃって脱ぐのに手間取ってギリギリトイレ失敗しちゃう新入りメスケモメイドおもらし絵ください!!!!!!!!!!!!!!ってなったのでください
214002021年6月13日
耳の中覗かれて死ぬほど恥ずかしい思いをする垂れ耳ケモとかほしい。ください(くさい)
2021年8月10日
例えば馬車の長距離移動で男女パーティとか!そういうシチュでも絶対に起こりうるコトだよね?っていうのは、みんなが特に描かない、描く必要がないと捨て置いてるだけで、そこは確実に"あっていい、あることができる"モノなんだよね!
どういう様子でその状況を解決するのか、それは大事な要素……!
という事で長距離馬車止めるタイミング逃しておもらしする冒険者メスケモください(※誰も描かないのでまたたびが描きます)
2021年8月14日
ガーターベルトってパンツの下に履くものって知って確かに脱ぐとき困るもんな、ってなるほどってなったあと、…………パンツの上にガーターベルト付けちゃって脱ぐのに手間取ってギリギリトイレ失敗しちゃう新入りメスケモメイドおもらし絵ください!!!!!!!!!!!!!!ってなったのでください
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PAST【同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 新千桜編】過去作サルベージ。
月。/新千桜
同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 新千桜編卯月新「やって来ました、動物園。いえーい」
(DOOON とドヤ顔な新)
兎川千桜「やって来ましたー! いえーい!」
(DOOON とドヤ顔な千桜)
新「どこから見る?」
千桜「そんなの決まってるじゃん! カピバラですよ! ――あっちだってさ! 行こう、新っち!」
(新の手を握って引っぱっていく千桜)
新「っ! お、おいっ!」
千桜「カピバラ、カピバラ~♪」
新(いつもは恥ずかしがるくせに、こういう時だけは平気……というか、手繋いでることに気づいてないな?)
千桜(つい勢いで手握っちゃったけど、どうしよう……離すタイミングが分かんない!)
新「……」
(そっと手を握り返す新)
千桜(!? に、握り返された……)
359(DOOON とドヤ顔な新)
兎川千桜「やって来ましたー! いえーい!」
(DOOON とドヤ顔な千桜)
新「どこから見る?」
千桜「そんなの決まってるじゃん! カピバラですよ! ――あっちだってさ! 行こう、新っち!」
(新の手を握って引っぱっていく千桜)
新「っ! お、おいっ!」
千桜「カピバラ、カピバラ~♪」
新(いつもは恥ずかしがるくせに、こういう時だけは平気……というか、手繋いでることに気づいてないな?)
千桜(つい勢いで手握っちゃったけど、どうしよう……離すタイミングが分かんない!)
新「……」
(そっと手を握り返す新)
千桜(!? に、握り返された……)
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PAST【ADDICTION】過去作サルベージ。
月。/新陽
ADDICTION「なあ、陽。俺のこと、好き?」
覗き込む黒曜の瞳。聞き飽きた問い。
決まってんだろ。大嫌いだよ。
いつものように拒絶を口にする。
……新は?
同じ問いに返ってくるのは、同じ拒絶。
「俺も、陽が、大嫌い」
幸せそうに微笑みながら紡がれる言葉につい、この嘘つきめ、と苦笑を漏らせば。
「嘘つきは、お互い様だろ?」
憎まれ口を叩く唇を、綺麗な指でそっと塞がれた。
ああ、そうだったな。俺も立派な嘘つきだ。
だってもう、俺たちはこんなにも――
I am addicted to you.
256覗き込む黒曜の瞳。聞き飽きた問い。
決まってんだろ。大嫌いだよ。
いつものように拒絶を口にする。
……新は?
同じ問いに返ってくるのは、同じ拒絶。
「俺も、陽が、大嫌い」
幸せそうに微笑みながら紡がれる言葉につい、この嘘つきめ、と苦笑を漏らせば。
「嘘つきは、お互い様だろ?」
憎まれ口を叩く唇を、綺麗な指でそっと塞がれた。
ああ、そうだったな。俺も立派な嘘つきだ。
だってもう、俺たちはこんなにも――
I am addicted to you.
ひさ(雑多垢)
MEMO地獄の逆行ゲタ水(未満?)パロ。ネタのみ。供養。青空で呟いたのをサルベージして加筆修正。随時更新。(最終20240319)
地獄の逆戻りゲタくんがご都合妖怪()に過去に飛ばされて例の列車から降りたあとの父の死に目に遇って、目玉に何度も何度も聞かされたように必死になぞろうとする地獄の逆行ゲタくん。
知っているから救える命があるけど、自分が水木に会えなくなるのが本当に本当に嫌で、歯を食いしばりながら村人を見捨て、自分も「ゲゲ郎」として怨念を引き受けて死ぬ。包帯男になって、母に全部話して、「お願いします。ごめんなさい。ごめんなさい。父さんじゃなくてごめんなさい。でも、ぼく水木さんに会いたい。ぼくは水木さんに育てられたぼくが好きだ。ごめんなさい。助ける気がなくてごめんなさい。助けられなくてごめんなさい。」そういう地獄。母はそんなことじゃ怒りませんよ。うっかりあっさり死んだ夫のことは、うちの子をこんなに泣かせて!って怒るかも。
1294知っているから救える命があるけど、自分が水木に会えなくなるのが本当に本当に嫌で、歯を食いしばりながら村人を見捨て、自分も「ゲゲ郎」として怨念を引き受けて死ぬ。包帯男になって、母に全部話して、「お願いします。ごめんなさい。ごめんなさい。父さんじゃなくてごめんなさい。でも、ぼく水木さんに会いたい。ぼくは水木さんに育てられたぼくが好きだ。ごめんなさい。助ける気がなくてごめんなさい。助けられなくてごめんなさい。」そういう地獄。母はそんなことじゃ怒りませんよ。うっかりあっさり死んだ夫のことは、うちの子をこんなに泣かせて!って怒るかも。
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PAST【再会、そして、】過去作サルベージ。
月。/春ひな
再会、そして、『待ってて、くれませんか』
俺の服の裾をぎゅっと握りしめながらそう言ったきみの顔が、ずっと忘れられない。
とても真剣な、でも、今にも泣き出しそうな表情で。
そんな顔をされて、否と言えるはずもなくて。
『……分かった』
俺は、ただ受け入れてきみを手放すしかなかった。
あれから、何年経っただろう。
きみの言葉を信じて、俺はずっと待ち続けたよ。
今日、この日を。
約束の場所は、思い出の公園。
きみは、本当に来てくれるのかな。
◇
数年前、私を好きだと言ってくれる人がいました。
私の大好きな人でした。
とてもとても嬉しくて、だからこそ、離れなければならないと思って。
『待ってて、くれませんか』
私には夢があって、それを叶えるためには、その人と離れるしかなくて。
929俺の服の裾をぎゅっと握りしめながらそう言ったきみの顔が、ずっと忘れられない。
とても真剣な、でも、今にも泣き出しそうな表情で。
そんな顔をされて、否と言えるはずもなくて。
『……分かった』
俺は、ただ受け入れてきみを手放すしかなかった。
あれから、何年経っただろう。
きみの言葉を信じて、俺はずっと待ち続けたよ。
今日、この日を。
約束の場所は、思い出の公園。
きみは、本当に来てくれるのかな。
◇
数年前、私を好きだと言ってくれる人がいました。
私の大好きな人でした。
とてもとても嬉しくて、だからこそ、離れなければならないと思って。
『待ってて、くれませんか』
私には夢があって、それを叶えるためには、その人と離れるしかなくて。
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PAST【同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 春ひな編】過去作サルベージ。
月。/春ひな
同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 春ひな編桃崎ひな「は、春さん! 人がいっぱいですね!」
弥生春「そうだね。さすが休日の遊園地だ」
ひな(うう……こんなに人がたくさんいる中で春さんとはぐれちゃったらどうしよう……)
(不安でおろおろするひな)
春「こんな人混みではぐれたりしたら大変だね……ひなちゃん」
(手を差しだす春)
ひな「ふえっ?」
春「はぐれないように、手を繋いでおこうよ」
(にこりと微笑む春)
ひな「!?」
(真っ赤になるひな)
春「ねっ?」
(ひなの手を握る春)
ひな「えっ、あのっ、春さん!?」
(さらに真っ赤になるひな)
春「さあ、行こうか」
(爽やかな笑顔の春)
ひな「は、はいぃ……」
春(ふふっ、真っ赤になっちゃって……本当にかわいいなあ、もう)
336弥生春「そうだね。さすが休日の遊園地だ」
ひな(うう……こんなに人がたくさんいる中で春さんとはぐれちゃったらどうしよう……)
(不安でおろおろするひな)
春「こんな人混みではぐれたりしたら大変だね……ひなちゃん」
(手を差しだす春)
ひな「ふえっ?」
春「はぐれないように、手を繋いでおこうよ」
(にこりと微笑む春)
ひな「!?」
(真っ赤になるひな)
春「ねっ?」
(ひなの手を握る春)
ひな「えっ、あのっ、春さん!?」
(さらに真っ赤になるひな)
春「さあ、行こうか」
(爽やかな笑顔の春)
ひな「は、はいぃ……」
春(ふふっ、真っ赤になっちゃって……本当にかわいいなあ、もう)
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PAST【同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 恋愛編】過去作サルベージ。
月。/恋愛
同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 恋愛編如月恋「愛~。一緒に買い物に行かない?」
如月愛「うん! 行く行く! ――ふふっ、お兄ちゃんと一緒にお買い物なんて久しぶりだね♪」
恋「少し前までは、こうやって手を繋いでふたりで出かけてたのにな~」
(愛の手を握る恋)
愛「今は、お互いに学校とお仕事で忙しいもんね……」
(寂しそうな表情を見せる愛)
恋「だから、今日みたいにオフが重なる時は、またふたりで出かけような?」
(愛を元気づけるようににかっと笑う恋)
愛「うん! 約束ね、お兄ちゃん!」
(嬉しそうに微笑み返す愛)
247如月愛「うん! 行く行く! ――ふふっ、お兄ちゃんと一緒にお買い物なんて久しぶりだね♪」
恋「少し前までは、こうやって手を繋いでふたりで出かけてたのにな~」
(愛の手を握る恋)
愛「今は、お互いに学校とお仕事で忙しいもんね……」
(寂しそうな表情を見せる愛)
恋「だから、今日みたいにオフが重なる時は、またふたりで出かけような?」
(愛を元気づけるようににかっと笑う恋)
愛「うん! 約束ね、お兄ちゃん!」
(嬉しそうに微笑み返す愛)
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PAST【秘恋】過去作サルベージ。
月。/始椿
秘恋「始様。撮影お疲れ様です」
「あぁ、椿。お前もここで撮影だったんだな」
彼の顔が見られるだけで。
「はい。ちょうど始様たちの次なんです」
「そうか。頑張れよ」
彼が笑顔を向けてくれるだけで。
「ありがとうございます。頑張ります」
「あぁ」
彼の些細な一言で、胸が躍る。
でも、それと同時に、チクリとした痛みが。
「――始さん」
「雪」
だって、私は知っているから。
「よかった。椿も一緒だったんですね」
「あぁ、もしかして、もうすぐ撮影の時間か?」
彼の瞳が一番優しい色をするのは。
「はい。いつの間にか椿がいなくなっていたので、始さんのところかと思いまして」
「ごめんなさいね、雪。すぐ戻るわ」
彼女を映している時だと。
「いいえ、大丈夫よ。じゃあ、行きましょう、椿。――では、失礼しますね、始さん」
703「あぁ、椿。お前もここで撮影だったんだな」
彼の顔が見られるだけで。
「はい。ちょうど始様たちの次なんです」
「そうか。頑張れよ」
彼が笑顔を向けてくれるだけで。
「ありがとうございます。頑張ります」
「あぁ」
彼の些細な一言で、胸が躍る。
でも、それと同時に、チクリとした痛みが。
「――始さん」
「雪」
だって、私は知っているから。
「よかった。椿も一緒だったんですね」
「あぁ、もしかして、もうすぐ撮影の時間か?」
彼の瞳が一番優しい色をするのは。
「はい。いつの間にか椿がいなくなっていたので、始さんのところかと思いまして」
「ごめんなさいね、雪。すぐ戻るわ」
彼女を映している時だと。
「いいえ、大丈夫よ。じゃあ、行きましょう、椿。――では、失礼しますね、始さん」
悲しライス
SPOILER⚠️ガッツリしっかりシナリオの大事な部分のネタバレを含みます。気づいたら1年以上経ってたので、去年のハルシロに狂っていた残骸の絵です。
ほとんどラフ未満下書き未満もうこれはアタリだけみたいなもん の一部サルベージ集。
カタシロ大好き芸人
パスワード
固定ツイ 10
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PAST【# 睦月始生誕祭2017】過去作サルベージ。
月。/始雪
#睦月始生誕祭2017花園雪「始さん。お誕生日おめでとうございます」
睦月始「ありがとう、雪」
雪「つい先日成人なさったばかりような気がしていましたが……一年経つのは早いものですね」
始「そうだな……雪もあと一年ちょっとで成人だしな」
雪「あら嫌だ。まだ気が早いですよ、始さんったら」
(くすくすと笑う雪)
始「あっという間にその時が来るさ。一年経つのは早いって言ったのは、お前だろう?」
雪「ふふっ、そうですね」
始「だから……」
ちゅっ。
雪「……っ!?」
(不意打ちに驚いて目を見開く雪)
始「早く追いついてくれよ、雪?」
(にやりと微笑む始)
雪「……っ、はい……」
(恥ずかしさで真っ赤になる雪)
308睦月始「ありがとう、雪」
雪「つい先日成人なさったばかりような気がしていましたが……一年経つのは早いものですね」
始「そうだな……雪もあと一年ちょっとで成人だしな」
雪「あら嫌だ。まだ気が早いですよ、始さんったら」
(くすくすと笑う雪)
始「あっという間にその時が来るさ。一年経つのは早いって言ったのは、お前だろう?」
雪「ふふっ、そうですね」
始「だから……」
ちゅっ。
雪「……っ!?」
(不意打ちに驚いて目を見開く雪)
始「早く追いついてくれよ、雪?」
(にやりと微笑む始)
雪「……っ、はい……」
(恥ずかしさで真っ赤になる雪)
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PAST【逃避行】過去作サルベージ。
月。/始雪
逃避行「雪。次はどこへ行こうか」
静かな喫茶店の中。
向かいの席からの問いに顔を上げると、頬杖をついてこちらを見つめる愛しい人の微笑みが。
まるで愛をささやくような甘い声音と表情に、とくんと心臓が跳ねた。
この鼓動が彼に伝わってしまいそうで、慌てて視線を逸らす。
でも、もう隠す必要はないのだと気づき、もう一度彼と向かい合った。
「……始さんとふたりなら、どこへでも」
――この日、私たちはお互い以外の全てを捨てた。
216静かな喫茶店の中。
向かいの席からの問いに顔を上げると、頬杖をついてこちらを見つめる愛しい人の微笑みが。
まるで愛をささやくような甘い声音と表情に、とくんと心臓が跳ねた。
この鼓動が彼に伝わってしまいそうで、慌てて視線を逸らす。
でも、もう隠す必要はないのだと気づき、もう一度彼と向かい合った。
「……始さんとふたりなら、どこへでも」
――この日、私たちはお互い以外の全てを捨てた。
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PAST【夕焼け色のキミに恋をした】過去作サルベージ。
月。/始雪
夕焼け色のキミに恋をした「はじめにいさま! みて! きれいなゆうやけ!」
そう言って俺のほうを振り返るきみが、あまりにも輝いて見えて。
なぜだろう。胸が苦しくなる。
花のような笑顔を直視できなくて、頬の熱を夕日のせいにしてきみの手を取った。
「さあ、かえろう、ゆき」
「はい!」
握り返された手の感触に、心臓がとくりと跳ねた。
◇
「始さん。見てください。綺麗な夕焼けです」
そう言って俺のほうを振り返る彼女は、まだ幼かったあの時よりも遥かに大人びた、でも、あの時と変わらない綺麗な笑顔で。
「ああ、綺麗だな」
あの時と同じようにそっと手を取る俺に、あの時と同じように笑顔を向けて。
「さあ、帰ろう、雪」
「はい」
握り返された手の感触も、あの時と同じ。
378そう言って俺のほうを振り返るきみが、あまりにも輝いて見えて。
なぜだろう。胸が苦しくなる。
花のような笑顔を直視できなくて、頬の熱を夕日のせいにしてきみの手を取った。
「さあ、かえろう、ゆき」
「はい!」
握り返された手の感触に、心臓がとくりと跳ねた。
◇
「始さん。見てください。綺麗な夕焼けです」
そう言って俺のほうを振り返る彼女は、まだ幼かったあの時よりも遥かに大人びた、でも、あの時と変わらない綺麗な笑顔で。
「ああ、綺麗だな」
あの時と同じようにそっと手を取る俺に、あの時と同じように笑顔を向けて。
「さあ、帰ろう、雪」
「はい」
握り返された手の感触も、あの時と同じ。
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PAST【冬のとある日】過去作サルベージ。
月。/始雪
冬のとある日「あ……」
空から舞い降りる、儚い結晶。
「雪だ……」
それと同じ名を持つ愛しい少女に、青年は思いを馳せる。
「……帰ったら、電話でもするか」
そうつぶやく青年の口元には、優しい笑みが浮かんでいた。
同じ頃――
「あら、雪……月で降るのは珍しいわ」
舞い降りてくる結晶を眺める少女がひとり。
「きっと、日本でも降っているのでしょうね……」
少女はふと思う。
自分と同じ名を持つこの結晶に、愛しい青年は自分を重ねたりするのだろうか。
「……帰ったら、電話でもしてみようかしら」
◇
「――もしもし、雪?」
「――もしもし、始さん? ふふっ、ちょうど始さんにお電話しようかと思っていたところだったので、少々驚きました」
553空から舞い降りる、儚い結晶。
「雪だ……」
それと同じ名を持つ愛しい少女に、青年は思いを馳せる。
「……帰ったら、電話でもするか」
そうつぶやく青年の口元には、優しい笑みが浮かんでいた。
同じ頃――
「あら、雪……月で降るのは珍しいわ」
舞い降りてくる結晶を眺める少女がひとり。
「きっと、日本でも降っているのでしょうね……」
少女はふと思う。
自分と同じ名を持つこの結晶に、愛しい青年は自分を重ねたりするのだろうか。
「……帰ったら、電話でもしてみようかしら」
◇
「――もしもし、雪?」
「――もしもし、始さん? ふふっ、ちょうど始さんにお電話しようかと思っていたところだったので、少々驚きました」
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PAST【二〇一五年いい夫婦の日】過去作サルベージ。
月。/始雪
二〇一五年いい夫婦の日花園雪「始さん。今日がなんの日かご存知ですか?」
睦月始「ん? 今日か?」
雪「はい」
始「今日は十一月二十二日だが……悪い、分からん」
(申し訳なさそうに眉を下げる始)
雪「嫌だ、そんな顔しないでください。別に記念日というわけではないんです」
(始の表情に慌てる雪)
始「そうなのか。じゃあ、なんの日なんだ?」
雪「今日は、いい夫婦の日だそうです」
始「いい夫婦の日?」
雪「はい。語呂合わせで」
始「いい夫婦の日か……俺たちもいつか、名実ともに〝いい夫婦〟になれたらいいな」
(優しく微笑む始)
雪「……! は、はい……」
(真っ赤になって俯く雪)
雪(私から言うつもりだったのに、始さんに先に言われてしまったわ……)
328睦月始「ん? 今日か?」
雪「はい」
始「今日は十一月二十二日だが……悪い、分からん」
(申し訳なさそうに眉を下げる始)
雪「嫌だ、そんな顔しないでください。別に記念日というわけではないんです」
(始の表情に慌てる雪)
始「そうなのか。じゃあ、なんの日なんだ?」
雪「今日は、いい夫婦の日だそうです」
始「いい夫婦の日?」
雪「はい。語呂合わせで」
始「いい夫婦の日か……俺たちもいつか、名実ともに〝いい夫婦〟になれたらいいな」
(優しく微笑む始)
雪「……! は、はい……」
(真っ赤になって俯く雪)
雪(私から言うつもりだったのに、始さんに先に言われてしまったわ……)
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PAST【はつこいのおもいで】過去作サルベージ。
月。/始雪
はつこいのおもいで「むつきはじめです」
その日、花園雪が初めて会った親戚の男の子は、物怖じせずにそう名乗った。
礼儀正しくお辞儀までする彼とは対称的に、人見知りの激しい雪は母親の陰に隠れてもじもじするばかりだ。
そんな雪の態度に気を悪くした様子もなく、男の子――睦月始は優しく彼女に話しかける。
「きみのなまえは?」
「……はなぞの、ゆき」
「きれいななまえ。ゆき、ってよんでいい?」
綺麗などと言われたのは初めてで、雪は嬉しさと恥ずかしさで真っ赤になり俯いてしまう。
「……ダメだった?」
不安げな始の声音にはっとして、雪は慌てて首を横に振った。
「ダメじゃ、ないです」
おずおずと顔を上げると、嬉しそうに微笑む始と視線が絡む。
1434その日、花園雪が初めて会った親戚の男の子は、物怖じせずにそう名乗った。
礼儀正しくお辞儀までする彼とは対称的に、人見知りの激しい雪は母親の陰に隠れてもじもじするばかりだ。
そんな雪の態度に気を悪くした様子もなく、男の子――睦月始は優しく彼女に話しかける。
「きみのなまえは?」
「……はなぞの、ゆき」
「きれいななまえ。ゆき、ってよんでいい?」
綺麗などと言われたのは初めてで、雪は嬉しさと恥ずかしさで真っ赤になり俯いてしまう。
「……ダメだった?」
不安げな始の声音にはっとして、雪は慌てて首を横に振った。
「ダメじゃ、ないです」
おずおずと顔を上げると、嬉しそうに微笑む始と視線が絡む。
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PAST【同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 始雪編】過去作サルベージ。
月。/始雪
同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 始雪編花園雪「わあ……人が多いですね」
睦月始「しかたない、日曜日だからな。しかし、はぐれたら困るな……雪」
雪「はい、なんでしょう?」
始「はぐれないように掴まっておけ」
(腕を差しだす始)
雪「ありがとうございます、始さん」
(嬉しそうに微笑み、始の腕を取る雪)
始「さて、まずはどこに行く?」
雪「そうですね……少し早いですが、ランチタイムで混む前にお昼ご飯はどうでしょう? 実は、このあたりに気になっているお店があるんです」
始「いいな。そこに行くか」
雪「はい! こっちの通りです。行きましょう!」
始「分かった、分かった。そんなに引っ張るな」
(久しぶりのデートではしゃぐ雪の姿を微笑ましく見つめる始)
316睦月始「しかたない、日曜日だからな。しかし、はぐれたら困るな……雪」
雪「はい、なんでしょう?」
始「はぐれないように掴まっておけ」
(腕を差しだす始)
雪「ありがとうございます、始さん」
(嬉しそうに微笑み、始の腕を取る雪)
始「さて、まずはどこに行く?」
雪「そうですね……少し早いですが、ランチタイムで混む前にお昼ご飯はどうでしょう? 実は、このあたりに気になっているお店があるんです」
始「いいな。そこに行くか」
雪「はい! こっちの通りです。行きましょう!」
始「分かった、分かった。そんなに引っ張るな」
(久しぶりのデートではしゃぐ雪の姿を微笑ましく見つめる始)
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PAST【# リプ来たCPで140字SS書く(駆瑞)】過去作サルベージ。
月。/駆瑞
#リプ来たCPで140字SS書く(駆瑞)〝高嶺の花〟なんて言葉がしっくりくる、正真正銘のお嬢様。
でもその実態は、超がつくほどお茶目な等身大の女の子。
そんな彼女に恋をしたのが運の尽き。
平穏な日々を願っていたのが遠い昔のように、いろんな意味でドキドキさせられる毎日です。
さあ、今日も天真爛漫なお姫様に振り回されてきましょうか!
149でもその実態は、超がつくほどお茶目な等身大の女の子。
そんな彼女に恋をしたのが運の尽き。
平穏な日々を願っていたのが遠い昔のように、いろんな意味でドキドキさせられる毎日です。
さあ、今日も天真爛漫なお姫様に振り回されてきましょうか!
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PAST【明日また会えますようにと祈る】過去作サルベージ。
月。/駆雪
明日また会えますようにと祈る「あ、雪ちゃん」
「あら、駆さん。こんにちは」
思いがけない、けれど少し期待していた想い人との遭遇に、驚きとともに胸が高鳴る。
「こんにちは。黒年少と花年長が撮影被るのって珍しいよね。俺、スタジオ着いてから知ってびっくりしちゃったよ」
「私たちもです。いつも年長同士、年少同士で一緒になることがほとんどですものね。――恋さんは、今メイク中ですか?」
内心の喜びと照れと緊張を顔に出さないように。想い人にこの気持ちを悟られないように。にこやかな笑みを浮かべ、当たり障りない会話を交わす。
「うん、絶賛メイク中。恋も、雪ちゃんたちとスタジオ一緒って知ってからずっとソワソワしてたよ」
「愛も『お兄ちゃんと会えるかな?』って、そればっかり。今日のヘアメイクは少し凝ったものだから時間がかかっているみたいで、まだかまだかとソワソワしているようでした」
680「あら、駆さん。こんにちは」
思いがけない、けれど少し期待していた想い人との遭遇に、驚きとともに胸が高鳴る。
「こんにちは。黒年少と花年長が撮影被るのって珍しいよね。俺、スタジオ着いてから知ってびっくりしちゃったよ」
「私たちもです。いつも年長同士、年少同士で一緒になることがほとんどですものね。――恋さんは、今メイク中ですか?」
内心の喜びと照れと緊張を顔に出さないように。想い人にこの気持ちを悟られないように。にこやかな笑みを浮かべ、当たり障りない会話を交わす。
「うん、絶賛メイク中。恋も、雪ちゃんたちとスタジオ一緒って知ってからずっとソワソワしてたよ」
「愛も『お兄ちゃんと会えるかな?』って、そればっかり。今日のヘアメイクは少し凝ったものだから時間がかかっているみたいで、まだかまだかとソワソワしているようでした」
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PAST【同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 駆クリ編】過去作サルベージ。
月。/駆クリ
同月 de 手繋ぎシチュエーション~繋いでないのもあるよ☆~ 駆クリ編聖クリス「人が多いわね……」
師走駆「そうだね。これじゃ、はぐれちゃいそう……はい」
(手を差しだす駆)
クリス「なによ?」
駆「はぐれないように、手を繋ごう?」
クリス「なっ……!」
(真っ赤になってうろたえるクリス)
駆「……ダメ?」
(しょんぼりとした顔をする駆)
クリス「……っ、しょ、しょうがないわねっ! 繋いであげるわよ!」
駆「えへへ、ありがとう、クリスちゃん♪」
(クリスの手を握る駆)
クリス「か、勘違いしないでよ!? 私じゃなくて、駆が! 駆がはぐれそうだから、繋いであげるんだからね!」
駆「うん、分かってるよ」
(照れ隠しに怒鳴るクリスがかわいくて、思わず微笑む駆)
313師走駆「そうだね。これじゃ、はぐれちゃいそう……はい」
(手を差しだす駆)
クリス「なによ?」
駆「はぐれないように、手を繋ごう?」
クリス「なっ……!」
(真っ赤になってうろたえるクリス)
駆「……ダメ?」
(しょんぼりとした顔をする駆)
クリス「……っ、しょ、しょうがないわねっ! 繋いであげるわよ!」
駆「えへへ、ありがとう、クリスちゃん♪」
(クリスの手を握る駆)
クリス「か、勘違いしないでよ!? 私じゃなくて、駆が! 駆がはぐれそうだから、繋いであげるんだからね!」
駆「うん、分かってるよ」
(照れ隠しに怒鳴るクリスがかわいくて、思わず微笑む駆)
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PROGRESSサルベージしたのでちゃんと続き書こうねドルパロ ペンライトで作られたキラキラの光の波。好きの詰まった幾千もの視線を集める。
それはあくまでも非日常で。俺たちの日常はもっと平凡だ。
「おさむ。おさむって」
「んぅ……、あとごふん……」
「そのあと5分が既に30分になろうとしてんだけど」
「は!? え!? まじ!?」
「マジ。早く起きろ」
「なんで角名ちゃんと起こしてくれんねん!」
なぜか理不尽な怒りをぶつけられて。治は洗面所へと走っていった。
さてもう一人。
「あつむー」
「いや……もうちょっと」
「ほら。遅刻するよ」
「いややぁ……」
こちらは治より眠りが深いらしく返答も力がない。
「侑」
「すなぁ」
「うわっ」
ベッドに乗り上げて布団を剥がそうとしたらそのふわふわの中へと引き摺り込まれた。兄弟揃ってパワーがゴリラなんだから。
1821それはあくまでも非日常で。俺たちの日常はもっと平凡だ。
「おさむ。おさむって」
「んぅ……、あとごふん……」
「そのあと5分が既に30分になろうとしてんだけど」
「は!? え!? まじ!?」
「マジ。早く起きろ」
「なんで角名ちゃんと起こしてくれんねん!」
なぜか理不尽な怒りをぶつけられて。治は洗面所へと走っていった。
さてもう一人。
「あつむー」
「いや……もうちょっと」
「ほら。遅刻するよ」
「いややぁ……」
こちらは治より眠りが深いらしく返答も力がない。
「侑」
「すなぁ」
「うわっ」
ベッドに乗り上げて布団を剥がそうとしたらそのふわふわの中へと引き摺り込まれた。兄弟揃ってパワーがゴリラなんだから。