アーロン
kou
DONEエンド・オブ・ファントム後のアーロンとチェズレイの会話アロルク前提
■ルーク・ウィリアムズ救出後
アーロンは父の生存を喜び嬉し泣きをするルークの姿を少し離れたところから見守っていた。
「………………」
「おいしいところをすっかりファントムに持っていかれてしまいましたね」
「……なんの用だ、クソ詐欺師」
話し相手のおっさんがいなくて暇しているのか詐欺師の野郎がわざわざ側まで寄ってきやがった。
「フフッ……いえ、なに……互いの労をねぎらいにきただけですよ」
「テメエまでクソさみいこと抜かすな。テメエとオレはそんな間柄じゃねえだろ。よそ行けや」
「ご心配なくともモクマさんやスイ嬢と合流するまでの前座ですので」
「〜 そうかよ。おっさーん、はやくこい」
アーロンはモクマたちがいるであろう市街地に向かってグチをこぼす。
1011アーロンは父の生存を喜び嬉し泣きをするルークの姿を少し離れたところから見守っていた。
「………………」
「おいしいところをすっかりファントムに持っていかれてしまいましたね」
「……なんの用だ、クソ詐欺師」
話し相手のおっさんがいなくて暇しているのか詐欺師の野郎がわざわざ側まで寄ってきやがった。
「フフッ……いえ、なに……互いの労をねぎらいにきただけですよ」
「テメエまでクソさみいこと抜かすな。テメエとオレはそんな間柄じゃねえだろ。よそ行けや」
「ご心配なくともモクマさんやスイ嬢と合流するまでの前座ですので」
「〜 そうかよ。おっさーん、はやくこい」
アーロンはモクマたちがいるであろう市街地に向かってグチをこぼす。
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SPUR MEルクアロ版ワンドロワンライさまよりお題をお借りしました。モクマさんもチェズレイもでてきます。退行催眠でアーロンがルクバンちゃんになっています。※過去の拙著での設定がちょいちょいでてきますお題:「ネクタイ」「あいつが悪い」3/5 アーロンとチェズレイが大喧嘩をした。お互い反りが合わないということは周知の事実だけれど今回の喧嘩はちょっと派手で、華があっていいねえ、とモクマは笑っていたが少々厄介な事になってしまい、最初は面白がって笑っていたモクマも苦笑いをしている。ルークは顔面蒼白で口を開いたり閉じたりしていたが上手い言葉が見つからず、額ににじむ汗を拭って深呼吸をした。
「……アーロン、……僕が誰だか、わかる」
「おっきくなったヒーロー! また会えたね! ぼく、また未来の世界にタイムスリップしてきちゃったの?」
※注釈:過去の拙著でそういうネタがありました。
チェズレイの名を呼ぶルークの声もむなしく、既にチェズレイの姿は此処には無く、派手な「喧嘩」の末にとんでもない置土産をのこして何処へと姿をくらましてしまった。のこされたのは、青くなったり赤くなったりして右往左往しているルークと、初対面の“ルーク”に怯えられてしまいショックを受けているモクマと、誰もがうらやむ体躯をした成人男性の身体に齢、七歳の少年の心を持つ“ルーク・バーンズ”だけであった。
3845「……アーロン、……僕が誰だか、わかる」
「おっきくなったヒーロー! また会えたね! ぼく、また未来の世界にタイムスリップしてきちゃったの?」
※注釈:過去の拙著でそういうネタがありました。
チェズレイの名を呼ぶルークの声もむなしく、既にチェズレイの姿は此処には無く、派手な「喧嘩」の末にとんでもない置土産をのこして何処へと姿をくらましてしまった。のこされたのは、青くなったり赤くなったりして右往左往しているルークと、初対面の“ルーク”に怯えられてしまいショックを受けているモクマと、誰もがうらやむ体躯をした成人男性の身体に齢、七歳の少年の心を持つ“ルーク・バーンズ”だけであった。
春川🐱🐶
MAIKING本編後、なんやかんやあって数年分の記憶を失ったアーロンと、ルークが再会する話。書きたい部分だけ書いたので、突然始まって突然終わるよ。続かないよ。ネタバレ注意
アロが記憶喪失になる話 いつも通りのトゲトゲジャケットとビリビリシャツで、アーロンはベッドに腰掛けている。記憶障害があるくらいだから、もっと大怪我をしたり、ボロボロになっているかと思ったけれど、目立った外傷はなさそうだ。
「……アーロン」
安堵のため息と共に、呼び慣れた相棒の名を呼ぶ。
とにかく命が助かってよかった。数年分の記憶がないのは不便だろうけれど、ミカグラであったことなら僕がいくらか補填することもできる。失ったものは大きいけれど、取り返しがつかないものじゃない。
生きていれば、また絆を結ぶことはできるのだ。
「…………」
一方のアーロンは、訝しげに顔を顰めるだけだ。
クソドギー、なんてからかう声はない。それはとても寂しいけれど、いろいろ忘れてしまったアーロンの方が大変なのだから、僕が落ち込んでいる場合じゃない。
1754「……アーロン」
安堵のため息と共に、呼び慣れた相棒の名を呼ぶ。
とにかく命が助かってよかった。数年分の記憶がないのは不便だろうけれど、ミカグラであったことなら僕がいくらか補填することもできる。失ったものは大きいけれど、取り返しがつかないものじゃない。
生きていれば、また絆を結ぶことはできるのだ。
「…………」
一方のアーロンは、訝しげに顔を顰めるだけだ。
クソドギー、なんてからかう声はない。それはとても寂しいけれど、いろいろ忘れてしまったアーロンの方が大変なのだから、僕が落ち込んでいる場合じゃない。
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INFO東6ヨ45a『Say.C』A5P16¥200アロルク漫画
怪我をしたルークがアーロンとセックスするだのしないだのをワヤワヤする話です。全年齢ですが腐向けなのでご注意ください。
追記:2月下旬に虎の穴で通販開始予定です。 4
imaichi_1645
MOURNING飛行機克服できないアーロンくんです。あまり考証してないので違うところは見逃してください!
そろそろ毎度と言ってもいいくらいの下手文字になります。
ちょいちょい書いてるから多少上達してもいいのかもしれない…?勉強してないから分からないな! 6
satm_vxy10
MAIKINGミッコン3で持って行くコピー本のサンプルです。ルークとアーロンとシキが、ルークの家で休日を過ごすほのぼのなお話。Poppin'Holiday 吐き出す息が白くなる冬の日。雪こそ降っていないが、その冷え込みの中で走っていると、肺の奥まで刺すような寒さが沁みてくる。家路を急ぐ人々の間をすり抜けるようにして、ルーク・ウィリアムズは全速力で走っていた。
「まずいまずい! これじゃあ時間に間に合わない!」
例によってリカルド警察で突発的に生じた残業に追われてしまったルークは、急いで仕事を片付けて目的地に向かっているところだった。使い込まれた腕時計を見やり、さらに焦りを募らせる。通りを見回して、一台のタクシーを捕まえた。
「すみません、エリントン空港までお願いします!」
「はいよ」
ルークが車に乗り込みながら早口でそう言うと、タクシーの運転手も二つ返事で走り出した。幸い、道はそれほど混んでいないが、空港までは三十分以上はかかるだろう。タブレットにメッセージが来ていないか確認して、ルークは大きく息を吐き出した。
2254「まずいまずい! これじゃあ時間に間に合わない!」
例によってリカルド警察で突発的に生じた残業に追われてしまったルークは、急いで仕事を片付けて目的地に向かっているところだった。使い込まれた腕時計を見やり、さらに焦りを募らせる。通りを見回して、一台のタクシーを捕まえた。
「すみません、エリントン空港までお願いします!」
「はいよ」
ルークが車に乗り込みながら早口でそう言うと、タクシーの運転手も二つ返事で走り出した。幸い、道はそれほど混んでいないが、空港までは三十分以上はかかるだろう。タブレットにメッセージが来ていないか確認して、ルークは大きく息を吐き出した。
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DOODLE【悪夢のためのおまじない】アロルク+ルクヒロ本悪夢を見たアーロンにとあるおまじないをするルーク、そしてそのおまじないにまつわる二人の過去のお話。
中身はアロルクとルクヒロで半々くらい。
【BDD】https://webonly.herokuapp.com/articles/1785 7
BWaytothedawn
PROGRESS2/12 ミッコン 東6ヨ39b Macchinetta 新刊サンプルA4/全年齢/36p アロルク
ルーク殉職の情報から真相を探るアーロンの散歩話。
ハッピーエンドです。アロルクはうすあじです。 16
gamozou02
DONE【ネタバレ!】殉職オブ予想。殉職詐欺(決めつけ)後のアーロンの反応今しか描けないんじゃない?闇バも言いたいことあるけど先にへそ曲げアピールされたのでファントムに突っ込むことしか出来ない …
そんなわちゃわちゃbondが見たいな~
赤さか
INFO【2/12アロルク本サンプル】『DETERMINED MARKSMAN』
A5/R18/108ページ
通り魔事件を捜査しているルークと、エリントンを訪れたアーロンのお話。
※ネームドモブがでます。
※流血表現があります。 15
620k_HIZI
DOODLE今までに描いたごだ関連落書き+立ち絵まとめ。アーロンの立ち絵以降は副官や先代たちの落書きしかない。
自陣→アーロン→スカーレット(副官)→エリアナ(先代)→アドルフォ(太陽隊の生き残り)→アクア(恋仲)→オリヴィア(現コン時空のアーロンの娘)の順。
「GODARCA」現行未通過× 25
コユキマル
DONEエンド・オブ・ファントム告知記念絵です。エドワードWEBオンリーに展示したものにファントム&アーロンを追加しました。
1/4 ファ&モクマ、ファ&チェズレイを追加しました。
(最初のページはネタバレ防止用です) 5
ふみ(Fumi)
DONE2022年12月24日~ 25日開催のルクアロwebオンリーイベント[Starlight Sparkle]Web展示漫画①
「A Snow Walk」
付き合ってからしばらく経ったルークとアーロンは、雪が積もったクリスマスの日に散策に行ったお話です。ヒロルクの描写もあります。
(キスまでの全年齢向け) 25
kazemohukanai
DONE【ルーク視点の後にお読みください】2022/12/24〜25 ルアwebオンリー
『夢枯れの国』
ホリバ後の春ごろに再びエリントンで数日過ごす光バの話全年齢ほのぼの話。めくるめく日々を受け取っているアーロンの話です。
なおアーロンの体質についてなど、この話の上だけでの独自解釈を含みます。ご注意を。 39
kazemohukanai
DONE2022/12/24〜25 ルアwebオンリー『きみのゆめをみる』完全版
ホリバ後の春ごろに再びエリントンで数日過ごす光バの話全年齢ほのぼの話。ささやかなくだらない日常をおくりたいルークの話です。
なおアーロンの体質についてなど、この話の上だけでの独自解釈を含みます。ご注意を。 42
rabaul_0824
DONE #週刊龍誠@RS_weekly
バックナンバー
【名探偵アーロン】
Twitter投稿時50分作成だったので、10分加筆
ビルさんは迷子のような泣きそうな顔の印象があまりにも強い。 2
penpeke25
DOODLE読み手を選ぶ系アロルクです。ぶっちゃけると死ネタです。ルーク視点で進みます。救いはないですが、暗すぎるということもないはずです。
このルークはアーロンに恋心を抱いているが、一生無自覚のままでした。 5
ユズキ
DONE黎の軌跡2の解決事務所の公式美形コンビのスーツスタイル💕DLCのスーツスタイルを見た時から、これは描かねば!と思ってちまちま描いてた😊
アーロンはやっぱホストだしカトル君は七五三だ💦
後で所長も追加予定
ヴァンさんも私はイケメンだと思う✨
密かにFIOの蝶ネクタイが描きたかったんだ……
bmbhamm
INFO12/11 東7 K03b「骨付き燻製肉3種盛り」にて頒布予定の新刊冒頭部分サンプルです。
後ほどサンプルを数枚追加予定ですが取り急ぎ冒頭部分のみ。
ルークがシナリーでアーロンに気持ちを伝えるかもだもだする両片思いなふたりの話。
アロルク要素薄目かもしれません!
どうぞよろしくお願いします!
BDD→ https://webonly.herok 6
hbnho210
SPUR MEルクアロ版ワンドロワンライ様よりお題をお借りしました。ヒロルク。そしてルークとアーロンが再会するもっとずっとまえ、まだ少年のルークと少年のアーロンの話。です。捏造アリ。お題:「意気地なし」「雪景色」11/27 雪をみるの、はじめてなの?
埃のようにふわふわとしたものが空から降ってくる様子をいつまでも眺めていたら、不思議そうにそう訊かれた。ほんものを見るのははじめてだけれど、これが雪だということは知っていた。空から降ってくる真っ白なもの。さわると冷たい。何故、知っているのか。何かの本で見たことがあるのだろうか、それとも誰かが教えてくれたのか。誰が? 記憶を探ってみても、そこには地面にぽっかりと空いたように闇い穴しかなくて、何も見えない。その中に手をのばしてみても、手は虚空を彷徨うばかりで、何も掴むことは出来なかった。
ルークは大人たちの目を盗んでドアを開け、外へ出た。振返って誰も気がついていないことを確かめると、そのまま、施設の門を出た。うっすらと雪のつもった地面を踏むと、蹠にしんしんとしみわたる冷たさに、魂までも凍ってしまう思いがした。空へむかって手をのばしてみたけれど、手のひらで受けとめた雪はすぐに溶けてしまう。ルークは空を見上げた。雪は、空のずっとむこう、銀鼠色の彼方から降ってくる。ルークの額に、頬に、睫毛に、雪はどんどん降ってくる。冷たい。冷たくて、そしてとても美しいと、ルークは思った。そして、この、真っ白で美しいものを、自分は知っている。雪のようで、雪ではない、でも、それが何であるのかは解らない。ルークは雪を、好きだと思った。この眼前にひろがる雪景色の見事さに胸がいっぱいになって、
3250埃のようにふわふわとしたものが空から降ってくる様子をいつまでも眺めていたら、不思議そうにそう訊かれた。ほんものを見るのははじめてだけれど、これが雪だということは知っていた。空から降ってくる真っ白なもの。さわると冷たい。何故、知っているのか。何かの本で見たことがあるのだろうか、それとも誰かが教えてくれたのか。誰が? 記憶を探ってみても、そこには地面にぽっかりと空いたように闇い穴しかなくて、何も見えない。その中に手をのばしてみても、手は虚空を彷徨うばかりで、何も掴むことは出来なかった。
ルークは大人たちの目を盗んでドアを開け、外へ出た。振返って誰も気がついていないことを確かめると、そのまま、施設の門を出た。うっすらと雪のつもった地面を踏むと、蹠にしんしんとしみわたる冷たさに、魂までも凍ってしまう思いがした。空へむかって手をのばしてみたけれど、手のひらで受けとめた雪はすぐに溶けてしまう。ルークは空を見上げた。雪は、空のずっとむこう、銀鼠色の彼方から降ってくる。ルークの額に、頬に、睫毛に、雪はどんどん降ってくる。冷たい。冷たくて、そしてとても美しいと、ルークは思った。そして、この、真っ白で美しいものを、自分は知っている。雪のようで、雪ではない、でも、それが何であるのかは解らない。ルークは雪を、好きだと思った。この眼前にひろがる雪景色の見事さに胸がいっぱいになって、