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    ワユ

    ポイピク公式

    INFOX(twitter)フォロワー限定機能再開について


    Xフォロワー限定機能を試験的に再開しました。
    基本的にはこれまで通りお使いいただけますが、いくつか制限があります。


    (1) 投稿ユーザーのXアカウントが鍵付きの場合は機能しません

    いわゆる鍵アカのとき、Xのフォロワー取得ができなくなりました。よって過去作品も含めて、全てのフォロワー限定の作品が誰からも閲覧できなくなっています。

    フォロワー限定で投稿する際は、連携しているXアカウントを公開していただきますよう、お願いいたします。



    (2) フォロー状態がすぐに反映されないことがあります

    これまでに比べ、かなり厳しい制限のもと、フォロワーの検索をしています。
    よってフォロワー限定作品へのアクセスが混み合っている場合は、リアルタイムに結果が得られないことがあります。そのような時はお手数ですが、数時間後にもう一度お試しください。



    X (twitter) follower-only function resumed


    The X follower-only feature has been reopened on a trial basis.
    Basically, you can use the function as before, but there are some restrictions.


    (1) The function does not work when the X account of the submitting user is private.

    When a user's X account is private, it is no longer possible to acquire X followers. Therefore, all follower-only works, including past works, are no longer viewable by anyone.

    When posting follower-only works, we ask that you make your linked X account public.



    (2) Your follow status may not be reflected immediately

    Compared to the past, we are searching for followers under much stricter restrictions.
    Therefore, if access to follower-only works is busy, you may not get results in real time. If this happens, please try again in a few hours.

    yakumo

    PROGRESS今書いてるゲドジャ文の冒頭。割とじめっとしている。死についての話ですが死ネタではない。
    シンダルの遺跡後の話でいわゆる記憶喪失ネタです。冒頭なのでまだ記憶あるけど。
    現在の話と過去回想が入り混じりますがCPを意識してるのはゲドジャだけ。でもいちゃいちゃはしてません。
    無題 湖から吹き付ける湿った風の匂いに紛れて、独特の刺激臭が鼻をついた。
     酒の匂いだ、とすぐに気が付いたのはジャックがそれをあまり好まないからだ。苦手なものに対する人間の嗅覚は敏感であり、好ましくないからこそ無意識にそれを避けるための警戒心が働くものだった。そうでなくともジャックの鼻は利く。仲間達と行動するようになって身近なものになったその香りを間違えるなどということはなかった。
     目に見えないものに誘われるようにジャックは船の甲板に上がる階段に足をかける。段を登った先には、遥かに広がる闇夜を背景に一つの影が立っていた。
    「――隊長」
    「……ジャックか」
     声をかけると、酒瓶を片手に、船縁に手をかけていた影――ゲドの黒い瞳がこちらを見た。月が雲の向こうに隠された闇の中で、男の瞳はなおいっそう深深と暗い色を湛えている。見つめていると吸い込まれてしまいそうだ、と幾度となく思った事があったが、ジャックはその男の、まるで黒曜を思わせるような瞳を好ましく思っていた。
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