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    魔獣

    天野叢雲

    TRAINING興が乗ったので2話目。状況はちっとも好転しないね。今の所カプ要素ほぼ無いですが、一応は花嫁×獣憑きです。美形×平凡で年下攻めのおっさん受け。まぁ、このおっさんまだ40手前の見た目ですがね。
    魔獣の花嫁 #2「壊し屋と剣士」 魔獣が人間に恋をする。おとぎ話ならありそうな話ではある。しかしそういう話ってのは、大体が悲恋で終わるものだ。

     昔、一目惚れとは遺伝子が適正の相手を見付けたシグナルだとかそういった説を耳にした事があるが、この場合はそれの真逆に当たる。そもそも異種間では寿命が違うのだから添い遂げることが出来ない。必ずどちらかが先に死ぬし、生物として子孫を残せない。いや、ファンタジーならハーフ種として確立する場合もあるが、この異世界ではどれほどが可能なのだろうか。少なくとも男同士では無理だろう。でなければ性別が男女に分かれている意味がない。

     おそらくだがこの老衰した魔獣は、大昔に人間に恋をした。そこまでは良い。長い長い年月を経て、今生きているのはその魔獣に好かれた人間の末裔だろう。若しくは、偶然にも物凄〜く似ているだけ。当人はきっと骨すら残って無いだろう。で、問題はここからだ。魔獣の性別が雌雄どちらだったか俺は知らん。俺の男としての機能が今までなんの問題も無かったからてっきりオスだと思っていたが、まぁそれは置いておこう。兎に角コイツは男であり人間である俺に取り憑いた。そして、この魔獣が今この世界で再会を果たした想い人のそっくりさんだか末裔だかも男だった。
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    天野叢雲

    TRAININGそういえば小説も上げられるんだなぁと思ったので、お試し的に創作BL載せてみる。続きは気が向いたら上げます。
    魔獣の花嫁 #1「ウソだと言ってくれ」 なんでそいつだったのだろうと思う。せめて可愛いとまでも行かなくても、女性でも良かっただろうに。何故同性の男で、よりにもよってこんな面倒臭そうなのが俺が探し求めていた相手だったのか。もし神様がいるなら胸ぐらを掴みたい。

     本当にあんまりだと思う。俺がここに辿り着くまでどんな目に遭ったか。少し語らせて欲しい。










     事の始まりはあの日、散々勤務が続いてからの帰り道だ。あの時俺は確か……六、いや。違うな。佐藤が熱で出られないってんで肩代わりしたから、計九連勤してたんだ。九連勤を終えての帰り道。
     あ。因みに警備員なんてものをやってたんで、俺の言う連勤は連続数=日数には当てはまらない。警備の仕事には日勤と夜勤と、それから二十四時間勤務の当務なんてものもある訳なので、日勤→夜勤→当務なんて続いたりしたら、二日間で三連勤する事が可能だからだ。完全に労基違反も良い所なのだが、業法上制服着たら即勤務という訳にはいかず、そして残念な事にうちの会社は人手不足だったのだ。
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    ゆきこ

    DOODLE支援課初期メンバーでツインテールの日らしいのでそういう話。最終的にはツインテールじゃなくなってますが(汗)
    この後、どこに行くかにもよりますが相手によって大笑いされたり可愛いって言われたりからかわれたりして散々な一日になると思います(それでも外さないし、もし魔獣の攻撃で外れでもしたらおこになる)
    その日、朝食の後片付けを済ませたロイドはミーティングルームで、目の前に広がる光景に目を瞬かせた。

    「どうしたんだ? みんな揃って髪を二つ結びにして」
    「ツインテール、ですよ、ロイドさん」
    「キーアちゃんがお揃いにしたいって言って結んでくれたのだけど。しなれない髪型は少し恥ずかしいわね」
    「いや、ふたりともよく似合ってる。とっても可愛いよ」

    ロイドの口から無自覚に放たれる言葉にはあ、とふたりはため息をつく。それに、何かおかしな事を言っただろうか、と首を傾げた後、少し言いにくそうにランディの方を向いたロイドは、疑問をぶつける。

    「……その、どうしてランディまでその髪型なんだ?」
    「んなの、俺の方が聞きてーよ」

    そう、女性陣だけでなく、なぜかランディまで髪をくくられ、更に可愛らしいリボンまでつけられていて。納得いかないのかぶすっとした表情で答えたランディがキーアに目を向けると、あっけらかんとした答えが帰ってきた。
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    さらさ

    DOODLEいい夫婦の日にかこつけて書こうとした一ミリも要素がないランロイ。「そのボトルはいつの日か」の二人が約束の指輪を買いに遠出をする糖度高めの話です(当社比)

    指輪は一応普段はつけていて、確実に戦闘があるような支援要請(手配魔獣とか)は外してチェーンを通して首から下げてます。それでも互いにグローブの下につけてるため余程の事がない限り気付かれない。



    えっちはありません。
    約束の輪は永劫に「二人とも、たまには遠出をしたらどうかしら?」

     ある夜、エリィから出た突拍子もない一言にランディもロイドも唖然とした。纏まった休みを取るのが中々難しい職であるし、更に特殊な部署ともなれば難易度が上がる。二人のデートスポットが近場になってしまうのも必然であった。故にデートする時間がなかったともなれば、エリィやティオ達がその時間を作ってあげたいと思うのも当然の事だった。帝国の占領下にあっても燻らせた想いが成就したのもつい最近の話だ。お泊まり前提のデートがあってもいいと思うのだ。

    「休暇は明日と明後日で既に申請済みですので、どうぞ心行くまでいちゃついてください」

    なんともまぁ投げやりで彼らも呆気に取られたが、滅多にない機会だからと二人で出掛ける事になった。
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    inugoyagoyagoya

    MAIKING魔獣化した🦐の続き
    ⚠️🦐の魔獣化
    特殊な職業が出てくるので注意。

    最初は↓
    https://twitter.com/inugoyagoyagoya/status/1336172280448045060?s=20
    🦈が魔獣化した🦐と再会してどれだけたったか、あるとき学園に黒服を着た人達がやってくるの。
    いつもへらへらしてる🎭が表情を固くして対応しているから🦈は気になって
    「あいつら何者?みんな同じ服黒服着ててウケる」って🐬に聞くんです。
    そしたら🐬もその隣にいる🐙も固い顔して「対魔獣処理委員会です」って言うんです
    対魔獣処理委員会。凶暴化した魔獣の扱いに特化した専門の部隊。
    「…え?🐱ちゃん、なにかしたの?」
    🦈はね、この時点で黒服の奴らがなんのために来たのか、なんとなくわかっちゃうんですよ。
    でも信じたくないから、しょうもないことを言っちゃう。
    「なに?いつも盗み食いばっかしてるけどさぁ〜、だからってさ…」
    「🦈」
    それを🐬が遮るんです。
    「🦈。あの方達は別の魔獣を探しているんだそうです」って。
    「ここ最近学園近くで大型の魔獣が目撃されているんです。街も近くにありますし、万が一暴れられたら危険とのことで駆除されるそうですよ」
    駆除、その二文字が🦈の心をぐさりと抉るんです。
    でも、まさか。それが、こえびちゃんのことだとは、でも…。
    何も言えない🦈のことを🐬は数秒観察 2657