ゆき
Xpekeponpon
DOODLE生きてて良かったなぁって言う残野さざれゆきオールキャラ
生きてて良かったなぁ●1
夜中にふっと目が覚めた。二度寝しようにもなんだか寝付けなくて――そっと、隣の布団で寝てる彼を起こさないよう布団から抜け出した。
月が明るくて、そう暗い夜ではなくて。いいかげん日光で劣化してきたサンダルを履いてベランダへ。新しいの買わないとな。ベランダの柵にもたれる。初夏の夜は心地良い。
ぼーっと……東京の眠らぬ明るさを眺めつつ……昔なら煙草の一つでも吸ったんだろうが、値上がりだの、喫煙場所の減少だの、お気に入りだった銘柄の生産終了だの、コンプライアンスだので、最近は吸う数がめっきり減った。それは同居人も同じで。
いろいろ、変わったなぁ……時代とか、風景とか、僕ら自身も。
昔はこんなんじゃなかった。昔はもっとこう……、ろくでもなかったな。クソみたいな思い出ばかりで、思わずフッと笑ってしまう。
3886夜中にふっと目が覚めた。二度寝しようにもなんだか寝付けなくて――そっと、隣の布団で寝てる彼を起こさないよう布団から抜け出した。
月が明るくて、そう暗い夜ではなくて。いいかげん日光で劣化してきたサンダルを履いてベランダへ。新しいの買わないとな。ベランダの柵にもたれる。初夏の夜は心地良い。
ぼーっと……東京の眠らぬ明るさを眺めつつ……昔なら煙草の一つでも吸ったんだろうが、値上がりだの、喫煙場所の減少だの、お気に入りだった銘柄の生産終了だの、コンプライアンスだので、最近は吸う数がめっきり減った。それは同居人も同じで。
いろいろ、変わったなぁ……時代とか、風景とか、僕ら自身も。
昔はこんなんじゃなかった。昔はもっとこう……、ろくでもなかったな。クソみたいな思い出ばかりで、思わずフッと笑ってしまう。
カワシタかわと
INFOCoC『渡る世間は殺人鬼ばかり』ᴋᴘ/ゆきみどんさん
HO1 三倉 優蘭/天瀬奈さん
HO2 蜜井 雀/カワシタ
HO3 方喰 恋/ごきげんさん
HO4 神無 紫苑/時雨さん
▮ END2
2生還2ロスト
ロストロスト〜〜!!!!!これがわたさつ!!!!!😊😊
Xpekeponpon
DOODLEさざれゆきオールキャラ1班→7班→2班→3班→6班→4班5班
デイドリームビリーバー●
過去を夢見ることがある。
かつて、気を許せる友ができた。
余所者の自分にも優しくて、気のいい奴で、『年齢差』も感じないぐらい話が合って、一緒にいると楽しくて。
だから――
魔が差した。
「実は――」
己の、人間では有り得ぬ年齢のこと。
己が、もう人間ではないこと。
己は、人魚に呪われていること。
「そうなんだ……」
友は神妙に頷いて、「話してくれてありがとう」と慰めるように笑ってくれた。
嗚呼――打ち明けてよかった。独りずっと抱えていた心の闇を、少しだけ解き放つことができて、ほんの少しだけ、肩が軽くなったような気がする。本当のまま、もう少しここに居てもいい気がする。
ありがとう。そう返して、己もまた、微笑みを返した……心からの感謝を込めて。
3110過去を夢見ることがある。
かつて、気を許せる友ができた。
余所者の自分にも優しくて、気のいい奴で、『年齢差』も感じないぐらい話が合って、一緒にいると楽しくて。
だから――
魔が差した。
「実は――」
己の、人間では有り得ぬ年齢のこと。
己が、もう人間ではないこと。
己は、人魚に呪われていること。
「そうなんだ……」
友は神妙に頷いて、「話してくれてありがとう」と慰めるように笑ってくれた。
嗚呼――打ち明けてよかった。独りずっと抱えていた心の闇を、少しだけ解き放つことができて、ほんの少しだけ、肩が軽くなったような気がする。本当のまま、もう少しここに居てもいい気がする。
ありがとう。そう返して、己もまた、微笑みを返した……心からの感謝を込めて。
ユキ❄
MEMO◤ 𝐂𝐚𝐥𝐥 𝐨𝐟 𝐂𝐭𝐡𝐮𝐥𝐡𝐮 ◢お前なしじゃ生きていけない
▍𝐊𝐏𝐂/𝐊𝐏
▸ Prodio・Gardner / かれいさん
▍𝐏𝐂/𝐏𝐋
▸ Leliel・L・Albion / ユキ
2024/2/23 ▷▶︎▷ 𝐄𝐍𝐃 𝐁
ユキ❄
MEMO◤ 𝐂𝐚𝐥𝐥 𝐨𝐟 𝐂𝐭𝐡𝐮𝐥𝐡𝐮 ◢誰がロックを殺すのか
▍𝐊𝐏
▸ モントイさん
▍𝐏𝐂/𝐏𝐋
𝐇𝐎𝟏
▸ 赤嶋 瑛二 / ふきさん
𝐇𝐎𝟐
▸ 枇々木 創士郎 / ななくさ
𝐇𝐎𝟑
▸ 鈴木 太郎 / aitoさん
𝐇𝐎𝟒
▸ 調 万琴 / ユキ
2024/2/23 ▷▶︎▷ 𝐒𝐓𝐀𝐑𝐓 2
0804majiro
INFO-光が咲いたんだよ-君が側にいてくれることが幸せなんだよ。
たとえ、そこに愛がなかったとしても。
エモクロアTRPG『結』
開催日:2月26日21時
PL&イラスト:ゆきすけさん(宮野由美)
DL:あゆ(佐々木秀鳴)
※異色ですがssmyで開催します。
※TRPGは1度見てしまうと自通過不可となります。
※観戦にはDiscord、ココフォリアへの登録が必要です。
6_rth
DONE何が何でも5章までにかつに何とか付き合ってほしかった。断章Ⅱは含みませんがイベストメモストその他含んでます。大島家と東城さんは多分こんなに仲良くない。独自解釈あります。
ほんのりめぐタマと月歌ユキとあさにーなの要素があります。
blooming①
ヒトサンマルマル、購買から少し離れた階段の陰。天候は晴天、視界良好。風向きは……留意する必要なし。
ピークを過ぎて人も少なくなった購買で、見慣れたオレンジのフードはやけに目立つ。壁に半身を押し付け、気配を殺してそっと覗くと、ちょうど観察対象の彼女が会計を済ませようとしているところだった。
……そうして観察対象はわたしの予想通り、購買でサンドイッチを購入した。種類は遠目で分からない。双眼鏡は生憎持って来ていなかった。諜報員たる者、いついかなる時でも準備をしていなければならないのだけれど、午前の座学が押して寮室へ取りに戻ることができなかったのだ。
観察対象Aは速やかに会計を済ませ、教室の方へ戻っていく。その背中で黒くしなやかな尻尾が緩やかに揺れるのを見て、それからわたしはそっと壁から離れる。冷たかったはずの壁は、わたし自身の体温ですっかり温くなっていた。
91526ヒトサンマルマル、購買から少し離れた階段の陰。天候は晴天、視界良好。風向きは……留意する必要なし。
ピークを過ぎて人も少なくなった購買で、見慣れたオレンジのフードはやけに目立つ。壁に半身を押し付け、気配を殺してそっと覗くと、ちょうど観察対象の彼女が会計を済ませようとしているところだった。
……そうして観察対象はわたしの予想通り、購買でサンドイッチを購入した。種類は遠目で分からない。双眼鏡は生憎持って来ていなかった。諜報員たる者、いついかなる時でも準備をしていなければならないのだけれど、午前の座学が押して寮室へ取りに戻ることができなかったのだ。
観察対象Aは速やかに会計を済ませ、教室の方へ戻っていく。その背中で黒くしなやかな尻尾が緩やかに揺れるのを見て、それからわたしはそっと壁から離れる。冷たかったはずの壁は、わたし自身の体温ですっかり温くなっていた。
Xpekeponpon
DOODLEさざれゆき3班 https://fusetter.com/tw/4zzYdpyJ#all こちらの泡沫の小噺 ●
「絵本読んでたんだ」
机の上の童話の横に、手土産のドーナツの箱を置きつつ。
「うん! 人魚姫。知ってる?」
小さいその子がまんまるな目で見上げてくるのを――伊緒は優しく見下ろして。
「知ってるよ~。アンデルセンだろ」
「あんでるせん」
「ホラここ、書いてある。作者の名前」
「ほんとだ」
指先の「ハンス・アンデルセン」から、鉱太郎は人魚姫の表紙をしげしげと眺め。
「ねぇいおべ」
「うん?」
「人魚って本当にいるの?」
「ん~……鉱太郎はどう思う?」
「いると思う」
迷う素振りもなく、鉱太郎は即答した。伊緒は「ほう」とその様子に興味深げに言葉を続ける。
「どうしてそう思ったの?」
「あのね……」
ちら、と台所でお茶の用意をしている祖父を見て、鉱太郎は声をひそめた。
1208「絵本読んでたんだ」
机の上の童話の横に、手土産のドーナツの箱を置きつつ。
「うん! 人魚姫。知ってる?」
小さいその子がまんまるな目で見上げてくるのを――伊緒は優しく見下ろして。
「知ってるよ~。アンデルセンだろ」
「あんでるせん」
「ホラここ、書いてある。作者の名前」
「ほんとだ」
指先の「ハンス・アンデルセン」から、鉱太郎は人魚姫の表紙をしげしげと眺め。
「ねぇいおべ」
「うん?」
「人魚って本当にいるの?」
「ん~……鉱太郎はどう思う?」
「いると思う」
迷う素振りもなく、鉱太郎は即答した。伊緒は「ほう」とその様子に興味深げに言葉を続ける。
「どうしてそう思ったの?」
「あのね……」
ちら、と台所でお茶の用意をしている祖父を見て、鉱太郎は声をひそめた。
nakaya0111
DONEあばざんまいC!後夜祭イラスト!1枚目:雪だるまちびアバちゃん
2枚目:黒ヒュンと黒マムと白先生
3枚目:しらゆき勇者ちゃんを取り合うハドとヒュン
4枚目:こたつで集合!
これから増やしていく予定です!! 4
ユキ❄
MEMO◤ 𝐂𝐚𝐥𝐥 𝐨𝐟 𝐂𝐭𝐡𝐮𝐥𝐡𝐮 𝟔𝐭𝐡 ◢チョコレート・メルト
▍𝐏𝐂/𝐏𝐋
▸ Prodio・Gardner / かれいさん
▸ Leliel・L・Albion / ユキ
2024/2/22
ユキ❄
MEMO◤ 𝐂𝐚𝐥𝐥 𝐨𝐟 𝐂𝐭𝐡𝐮𝐥𝐡𝐮 𝟔𝐭𝐡 ◢スペクト・ラム
▍𝐊𝐏𝐂/𝐊𝐏
▸ Leliel・L・Albion / ユキ
▍𝐏𝐂/𝐏𝐋
▸ Prodio・Gardner / かれいさん
2024/2/12 ▷▶︎▷ 𝐄𝐍𝐃 𝐀+
「いつだってお前の背中を後押しするから」
ネモ🐣
DONE荒東宝石パロどう考えても自分得すぎる宝石の國パロ💎
パチ、マナミ、ユキチャンのクライマートリオは医療班
もしもの時の為にパチが後輩にいろはを叩き込んだ。(自分に何かあった時の為)(後輩ズ複雑な心境)
基本パチとマナミがペアで、らーきたとユキチャンがペア。
いつも誰かしらを守りたいが為に無茶する荒北さんと、硬度に見合わない無茶さでいつか月に行っちゃわないか心配怖い東堂さんのお話。 5
may_2ba
DONEれい誕-----
れいくんお誕生日おめでとうございます!
ひなくんルートのれいくんの、大切なひとの幸せを願うひたむきな強さが個人的にたいへん好きで、れいさん…の気持ちがブワッとくることが間々あります。(なので呼び方が未だにフワフワしている)
もちろん正史でちゃんさんと幸せになる未来も見守ってゆきたいこと限りなしではあるのですが、やっぱりあのシーンを見た時の「ああ、この子はこういうふうにひとを好きになれる子なんだな、すてきだな」っていう感情が忘れられない脚本家です
今年もどうかすこやかで!
genkinadake
MOURNINGすきカップリング色々。まんがとつぜんべつのはなしになったりしてます佐久源
(ほぼ大人佐久間×大人源田。後天性にょた佐久源♀。佐久間♀もいる。源田のぬるい嘔吐)
みちてる
(いぢめネタ。後天性にょたみち♀てる)
ふどはく(いろいろ、白竜のぬるい嘔吐)
ふぶゆき(のせようとしてやめた、なぞのほらー?まんが)
ごうまこ(豪炎寺×黒裂)
ほからくがき 69
Xpekeponpon
DOODLEさざれゆき3班×ぼくだぶ君が入学する前のお話 ●
昭和という時代が過去になって久しい。そんな某日某市、某UGN支部。
「……UGNエージェントが教師を?」
伊緒兵衛――というのは古風すぎるので今は伊緒と名乗っている男は、手にしたセイロンティーから顔を上げた。
隆々たる巨躯の男が、後ろ姿、窓から街を見下ろしている。最高品質のスーツに瀟洒なる佇まいは、彼の高貴さを物語る。
「さ、左様だど。あの町は少々特殊で――覚醒した青少年を、す、速やかに発見する為の措置だど」
少し訛りぎこちない言葉遣いだが、その物言いと態度には凛然たるものがあった。
「ま、まさか祖国から遥々日本へ来て、小学校の先生をすることになるとは、このオーデストルートも驚いたど」
振り返る巨漢、オーデストルートの相貌の造形は厳しいが、微笑みは穏やかだ。「へえ」と伊緒は紅茶を一口。かちゃり、白磁がソーサーに置かれる。
1162昭和という時代が過去になって久しい。そんな某日某市、某UGN支部。
「……UGNエージェントが教師を?」
伊緒兵衛――というのは古風すぎるので今は伊緒と名乗っている男は、手にしたセイロンティーから顔を上げた。
隆々たる巨躯の男が、後ろ姿、窓から街を見下ろしている。最高品質のスーツに瀟洒なる佇まいは、彼の高貴さを物語る。
「さ、左様だど。あの町は少々特殊で――覚醒した青少年を、す、速やかに発見する為の措置だど」
少し訛りぎこちない言葉遣いだが、その物言いと態度には凛然たるものがあった。
「ま、まさか祖国から遥々日本へ来て、小学校の先生をすることになるとは、このオーデストルートも驚いたど」
振り返る巨漢、オーデストルートの相貌の造形は厳しいが、微笑みは穏やかだ。「へえ」と伊緒は紅茶を一口。かちゃり、白磁がソーサーに置かれる。
kf83827277
DOODLEライダースーツは男倉さんでも似合うと思いますゆきおさんにリプでいただいた「片倉さんは百瀬さんの庇護欲も刺激しそう」って設定がものすごい刺さっていますありがとうございます
サクラさん沖川をありがとうございました沖くんがかっこいいです…川口くんは片想いが似合うと思うのであのちょっと斜めに構えた独白大好きでした
もうポイピクが私信の場になってますすみません…書きやすくてつい… 12
Xpekeponpon
DOODLEさざれゆき1班ツイートしてたネタのやつ
ベランダのセイレーン ●
その日はとても霧深くて。
東京でここまで濃霧になるなんて珍しいことだな、と奉一はアスファルトを踏み締める。UGNの若者達に生き延びる為の術を教え、支部で諸々の用事を済ませた帰り道、ガンケースを背負い直す。
それにしても右も左も真っ白で――少し異世界じみている。
こいつは交通網にいろいろ支障が出てそうだ。徒歩で良かった。どれだけ白に閉ざされても、歩き慣れた道は、奉一にとって一つ目を閉じても迷わず歩くことができる。そろそろ自宅付近だった。
「――…… ン」
ふと、そんな時だった。声のような――歌だ。歌声が、霧の向こうから聞こえてくる。
不思議な……日本語のようで日本語ではない、聞き取れぬ歌詞の旋律は静かに朗々と……『神秘的』と『未知への忌避感』の境界線をなぞりながら……それは二度と帰れぬ場所への切ないほどの憧憬、静かな静かな寂寥を滲ませ……――この白い世界も相俟って、異界より響いているかの如く。
953その日はとても霧深くて。
東京でここまで濃霧になるなんて珍しいことだな、と奉一はアスファルトを踏み締める。UGNの若者達に生き延びる為の術を教え、支部で諸々の用事を済ませた帰り道、ガンケースを背負い直す。
それにしても右も左も真っ白で――少し異世界じみている。
こいつは交通網にいろいろ支障が出てそうだ。徒歩で良かった。どれだけ白に閉ざされても、歩き慣れた道は、奉一にとって一つ目を閉じても迷わず歩くことができる。そろそろ自宅付近だった。
「――…… ン」
ふと、そんな時だった。声のような――歌だ。歌声が、霧の向こうから聞こえてくる。
不思議な……日本語のようで日本語ではない、聞き取れぬ歌詞の旋律は静かに朗々と……『神秘的』と『未知への忌避感』の境界線をなぞりながら……それは二度と帰れぬ場所への切ないほどの憧憬、静かな静かな寂寥を滲ませ……――この白い世界も相俟って、異界より響いているかの如く。