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    ジェット

    mamedaihuku228

    DONEビリー×バンドマングレイ。だけど腐要素少ない…。もっとイチャイチャさせたいのに、なぜ…!!
    ボヘミアンを観て、バンドマングレイがビリーに向けて舞台の上からキス贈ってくれるの見て~~~ってなりました。照れながらやってくれ~~~観た作品に影響されまくります。フェイスはそういうの手慣れてそう。ジュニアはやらない。
    グレイはステージに立つとジェットみたいになるので、プライベートではファンに気付かれません。
     薄暗いステージの上で、目も眩むような眩しいスポットライトを浴びている。全身はジリジリとサウナのように熱いのに、身体の内側を巡る血液だけはひんやりと冷たい気がする。この妙な冷たさはいつまで経っても慣れないし、小鹿の様に震える足は治まる気配すらなくて情けない気持ちでいっぱいだ。それなのに、何度もこのステージの上に来てしまうのはなぜなのだろう。

     エンターテインメントに溢れる街として若者に親しまれるイエローウエストアイランド。賑やかなカジノや遊園地などがある中心部から少し逸れた所に小さなライブ会場があり、グレイはそのステージの上でギターを抱え、マイクの前でスポットライトを浴びていた。
    観客入場数は五十人程が限界だとスタッフから聞いていたが、明らかにキャパオーバーであろう人達がギュウギュウとすし詰め状態にされている。まるで満員電車の中のよう、苦しくて不快な筈なのに、グレイに期待の眼差しを向けている。はやく、はやく、と訴える目は輝いていて、ボールを前にする愛犬のバデイとそっくりだ。
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    ciruela4469

    DONEうちよそ吸血鬼の現パロ+違う時空のお話でバーテン→社長のお話。
    バーテンが女々しいうえに、情緒がジェットコースター。
    尚、英語とスペイン語は翻訳アプリ使用なので、スルーしてください。

    【お題元】
    診断メーカー「こんなお話いかがですか」
    〈バーテンのお話は「誰かに会いたいと思うなんていつぶりだろうか」で始まり「何か言いたかったけれど、言葉がうまく出なかった」で終わります。〉
    Erante 誰かに会いたいと思うなんていつぶりだろうか。
     らしくない、そう感じつつ、抱えた感情に思わず小さく笑いが漏れた。

    ――――――――――――――――――――――

     いつものように店を開けると、いつもの客が顔を出す。
     いつものカウンター席で、最初はいつもの酒。それともその日の気分か。
     いつものように始まり、淡々と時間は過ぎていく。

     しばらくすれば、少ないながらも客足が増える。
     常連もいれば、たまに顔を見せる客、そんな彼らは連れ立ってやってくる時もある。
     一見客が訪れる日もあるが、繁華街から少し距離のある、なんの特徴もないバーには珍しい。
     そんな店と外の世界を隔てる年季の入ったドアから聞こえる小さなベルの音に、いつものように視線を向ける。
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