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    yowailobster

    DOODLE20210802 ギャグ 夏といえばホラー!ホラーといえばゾンビ!そしてひとこわですよね
    これも雰囲気は明るいけどホームセンターに居た人達が終わってるから微妙 頼りになるリーダーに助けられたり一人で行動しがちな少年に親切心から声をかけようとして邪魔されたり死ぬ間際屋上から飛び立つヘリを見たりするモブ視点のノベルゲーやりたい
    B級パニックは本物に勝てない「ヴォー!」
     襲いかかるゾンビ!
    「……ハアッ!」
     それを砕くジョーの拳!
    「ヴォー……」
     崩れ落ちるゾンビ!
    「S最強筋肉、やっぱすげー……!」
    「これで一応はクリアかな。レアドロのひとつくらいしてくれないと割に合わないよ、もう」
    「一応、ってまだアレが来んのかよ?」
    「当然だろう。ここは山頂近いとはいえ大した高さではない。数日もすれば麓で変異化した人間達が押し寄せる筈だ。その時はゴリラ、全員圧せ」
    「戦わん奴が簡単に言うな!」
     ――『とある男』の招待でなんかいい感じのキャンプ場に来た俺達。肉に花火にスケートと思いっきり夏を満喫するつもりが、突然他の客が暴れ出しなんと手当たり次第に噛みつき始め。噛まれた客が一人また一人同じように暴れだしたところで多分全員察した。これってアレだよな、と。 
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    四 季

    DONEリンクが姫様に自分の家を譲ったことに対する自分なりの考えを二次創作にしようという試み。(改題前:『ホームカミング』)
    帰郷「本当に、良いのですか?」
     ゼルダの問いかけに、リンクははっきり頷き、「はい」と言葉少なに肯定の意を示した。
     リンクのその、言葉少ないながらもゼルダの拒絶を認めない、よく言えば毅然とした、悪く言えば頑ななその態度が、百年と少し前の、まだゼルダの騎士だった頃の彼の姿を思い起こさせるので、ゼルダは小さくため息を吐いた。

     ハイラルを救った姫巫女と勇者である二人がそうして真面目な表情で顔を突き合わせているのは、往時の面影もないほど崩れ、朽ち果ててしまったハイラルの城でも、王家ゆかりの地でもなく、ハイラルの東の果てのハイリア人の村・ハテノ村にある、ごくありふれた民家の中だった。
     家の裏手にあるエボニ山の頂で、いつからか育った桜の樹の花の蕾がほころび始め、吹き下ろす風に混じる匂いや、ラネール山を白く染め上げる万年雪の積もり具合から春の兆しを感じたハテノ村の人びとが、芽吹の季節に向けて農作業を始める、ちょうどそんな頃のことだった。ゼルダの知らないうちに旅支度を整えたリンクが、突然、ゼルダにハテノ村の家を譲り、しばらく旅に出かける──そう告げたのは。
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    住めば都

    DONEあくねこ、ハナマル夢。ホーム会話ネタバレあり
    ハナマルと桃を半分こして食べる話です

    最後のところ、本当は、守りたい存在として重なるのに、向かう思いは子どもたちへのものとは少し違っていて、恋の芽吹きというか自覚というか、そういう感じにしたかったんですが、気づいたハナマルがその感情をどう扱のか、蓋をして見ないフリをするのか、大事に育てていくのか、私の中で解釈が殴りあって結論が出ませんでした……
    重ねて、分け合って 街で所用を済ませ屋敷に戻ったハナマルは、玄関でユーハンに呼び止められてぎくりと肩を揺らした。
     もっとも、なにか叱られるようなことをしでかした覚えがあるわけではなかった。今日はきちんと言いつけられた用件を果たしてきたし、賭場へ寄り道もしていない。
     だからこれは、条件反射のようなものだ。ハナマルは普段、同じ部屋で暮らすこの真面目な青年から、小言をもらってばかりいるので。
    「な、なんだよユーハン。今日はまだ、なにもしてねえぞ」
    「……これからなにかしでかすような物言いはやめてください。小言を言うために呼び止めたわけではないですよ」
    「あれ、そうなのか?」
     なにを言われるのかと構えていたハナマルは、ユーハンの応えに拍子抜けして首を傾げた。ユーハンは大仰にため息をつく。
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