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    糸遊文

    CAN’T MAKE盲目の友人と友人を崇拝する主人公の激重巨大感情を描こうとしていた模様。
    ※描きたいこと※
    ・主人公の身勝手さ
    ・主人公の友人に対する、巨大激重感情
    ・友人の主人公に対する、息苦しさや葛藤、愛しさ
    ・友人が舞台へと戻れない哀しさ、息苦しさ、苦悩
    ・主人公の闇落ち感情、言動
    ・現実にありそうでない、幻想的な世界
    ・光や触感、声音を重点的に描写したい
    闇夜の悲劇 僕は埃かぶったボロボロの舞台の上に立っている。
     その昔、ピカピカに磨き上げられた床、ワインを染み込ませた様な暗幕に金糸の装飾が舞台を彩り輝かせていた。そして、その中央には、目が眩むようなスポットライトを浴びて輝く君が居た。
    ――今はもう、その姿は無い。
    僕は色褪せてしまった暗幕を強く抱き締めながら、声さえも立てられず蹲って啼いた。月光がそんな僕を嘲笑うかの様に照らした。


    ****


     しんと静まりかえった少し肌寒い廊下。噎せ返る様な消毒液の匂い。「死」が昏く横たわる殺風景で湿気たこの空間が、僕は大嫌いだ。何も考えないように足早に歩を進める。「609号室」と書かれたプレートの部屋の前で止まり、重い溜息をひとつ。そして、音を立てずドアをスライドさせ中へと足を踏み込んだ。ドアノブを握る手が微かに震えていたのを見ぬ振りをして。
    2302

    mya_kon

    DONE合コン的な何かで出会う夏尾です。また……尾ちゃんの顔がだぁいすき♡な夏ちゃんを……好きだから……わたしがそういうの好きだから仕方ない……恋は盲目……一目惚れ……わたしが……好きだから………………
    合コン的な何かで出会う夏尾「第一印象から決めてました!」
     居酒屋のトイレの前。
     男女それぞれ個室が一つずつしかないのは、前に来たことがある店だから知っていた。尾形さんがトイレに立ったのを見て、俺もついてきた。トイレに用事はないけれど、どうしても尾形さんに話しかけたくて後を追った。
     飲み会が始まってから一時間半が経ち、店員にラストオーダーを聞かれた。それぞれ最後の一杯を注文して、ぼちぼち終わりか〜なんて話もして、全体の雰囲気的に二次会も行きそうな感じがしているんだけど、俺はみんなで二次会に行きたいんじゃなくて、尾形さんと二人だけで二次会に行きたかった。
     最初から「人数合わせのために呼ばれました」って顔をしていた尾形さんが気になっていた。なんでかって? そんなの顔が好みのドストライクど真ん中だからだよ! 自己紹介で「尾形だ」とだけ名乗ったときの低い声もどどどど好みで、友だちから「ハズレ席でごめんな」って目を向けられたけど、俺は「大当たり席ありがとう!」と目で答えた。
    1995