真夜
途綺*
DONE🐑🔮//君の知らない真夜中の攻防🐑が寝相の悪い🔮と夜な夜な戦う話。🐑の愛はこのベッドより広くて優しく🔮を包み込んでくれる。
気づくと暗闇にいた。
左右も上下も分からなくなるほどの暗闇に浮遊感を感じて、自分がちゃんと立てているのかさえ不安になる。辺りを見渡してもどこまでも闇が続いているだけで、出口は無さそうだ。
と、突然何かに体を強く押されて前のめりに倒れ込む。目を見張った瞬間に、ファルガーは硬いものに頭を打ちつけていた。
強い衝撃に目を開けると、そこは見慣れた場所だった。手脚の動きを確認して傍にあるベッドを支えにしながら起き上がる。部屋が夢と同じような暗闇に包まれている所をみるにまだ深い時間のようだ。どうやらベッドから落ちたらしいことを理解して、ファルガーは小さくため息を吐いた。
「ベイブ、やってくれたな」
ベッドの端からは浮奇の脚が見えている。自然と落ちたのではなく、浮奇に蹴落とされたのだろうことはよく分かっていた。
2473左右も上下も分からなくなるほどの暗闇に浮遊感を感じて、自分がちゃんと立てているのかさえ不安になる。辺りを見渡してもどこまでも闇が続いているだけで、出口は無さそうだ。
と、突然何かに体を強く押されて前のめりに倒れ込む。目を見張った瞬間に、ファルガーは硬いものに頭を打ちつけていた。
強い衝撃に目を開けると、そこは見慣れた場所だった。手脚の動きを確認して傍にあるベッドを支えにしながら起き上がる。部屋が夢と同じような暗闇に包まれている所をみるにまだ深い時間のようだ。どうやらベッドから落ちたらしいことを理解して、ファルガーは小さくため息を吐いた。
「ベイブ、やってくれたな」
ベッドの端からは浮奇の脚が見えている。自然と落ちたのではなく、浮奇に蹴落とされたのだろうことはよく分かっていた。
fuji
DOODLE真夜中ひとりで黙っていると 遠く遠くから電話がかかる「もしもし君は元気ですか 寂しくて泣いてはいませんか」
それはどこか宇宙の果ての 知らない星からの長距離電話
窓を開ければ暗い夜空に いちめんの星たちが光りさざめく
「銀河通信」たにやまひろこ
isy_ily_d
DOODLE「マスター。何を連れて帰ってきたんですか?」「アニーだよ。しばらく面倒を見てくれ」
「また私に押し付ける気ですか?」
「そう睨むな。そう言えば、注意事項があるらしい。水に濡らさない。光を当てない。それから、真夜中の12時を過ぎたら食べ物を与えてはいけない」
「破ったらどうなるんですか?」
「さて?」
のどうなったかと言うこと。
後から思えば、服、現代じゃなくてよかったな… 2
9fdTJfsAACGnBqR
DONEワードパレット9.ザッハトルテ
(苦しい、舌の上で、真夜中)
だれにも会いたくないとき、いちばん会いたくないひとに会ってしまうのはなぜだろう。
走り出しそうな足をどうにか捻じ伏せ、にこやかに挨拶し、通り過ぎようとしたが。
「血のにおいがする」
物騒な呼びかけに、僕は首を傾げ、間を置き、頷いてみせた。動揺に気取られぬよう、ゆったりと。
「さっき、サボテンの棘を触ってしまったので、それかも」
見せてみろ、と抵抗する間もなく手を取られた。針のような傷を、学者のように見分したかと思えば、指先が口に含まれる。驚きのあまり声も出ない。ただ、頭に血が上る。
廊下の反対から、ひとの話し声が聞こえ、離れようとしたが、手を掴む力が増した。
「先生、誰か、来ます」
泣きそうな気持ちで、訴える。胸が苦しい。
1337走り出しそうな足をどうにか捻じ伏せ、にこやかに挨拶し、通り過ぎようとしたが。
「血のにおいがする」
物騒な呼びかけに、僕は首を傾げ、間を置き、頷いてみせた。動揺に気取られぬよう、ゆったりと。
「さっき、サボテンの棘を触ってしまったので、それかも」
見せてみろ、と抵抗する間もなく手を取られた。針のような傷を、学者のように見分したかと思えば、指先が口に含まれる。驚きのあまり声も出ない。ただ、頭に血が上る。
廊下の反対から、ひとの話し声が聞こえ、離れようとしたが、手を掴む力が増した。
「先生、誰か、来ます」
泣きそうな気持ちで、訴える。胸が苦しい。
yuz_citrus126
MOURNING真夜中リヴァハンのお題「透け乳首」お借りしました!「潮吹き」「目隠し」も入っていますが、エッセンス程度……あれとかあれで透ける様が書きたかったんです……欲が走りすぎて推敲ゼロです
ホントすいません……なんでも許せる方はパスを
18歳以上ですか?(高校生不可) y/n 2676
letoro_mania
TRAINING相互さん宛に。じゅ夏五
(相互さん)のBL本は
【題】真夜中の迷子
【帯】知らぬ女を連れているのを見かける度 胸が痛んだ
【書き出し】いつもくだらない事で突っかかってくる嫌な奴だった。
です
#限界オタクのBL本 #shindanmaker
shindanmaker.com/878367
真夜中の迷子 いつもくだらない事で突っかかってくる嫌な奴だった。
本気で腹を立てても殴ることもできず、舌を出して遠ざかって行くムカつく顔を見つめるしかできなかった。
一年の時にこの学校を逃げ出さなかったのは、あの顔を一発殴りつけてやりたいという理由も大きかった。
「なんかおかしいんだけど」
硝子に診てもらってくると言い出して、当たらないのに怪我をするわけがないだろうと、全方向に甘えたがるお坊っちゃまがとうとう同級生にまで甘えだしたのだと思って二人で入っていった部屋の扉に聞き耳を立てた。
「……、な奴が……、……つれ…る……痛くて……」
「管轄外だ。本人に言え」
性格に似合わないモソモソと聞き取れない言葉をピシャリと一括した硝子がガラッと扉を開けると、間抜けな俺と目が合い、顎で入れと示されそのまま位置を入れ替わった。
735本気で腹を立てても殴ることもできず、舌を出して遠ざかって行くムカつく顔を見つめるしかできなかった。
一年の時にこの学校を逃げ出さなかったのは、あの顔を一発殴りつけてやりたいという理由も大きかった。
「なんかおかしいんだけど」
硝子に診てもらってくると言い出して、当たらないのに怪我をするわけがないだろうと、全方向に甘えたがるお坊っちゃまがとうとう同級生にまで甘えだしたのだと思って二人で入っていった部屋の扉に聞き耳を立てた。
「……、な奴が……、……つれ…る……痛くて……」
「管轄外だ。本人に言え」
性格に似合わないモソモソと聞き取れない言葉をピシャリと一括した硝子がガラッと扉を開けると、間抜けな俺と目が合い、顎で入れと示されそのまま位置を入れ替わった。