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    CO

    honey_come_on

    MAIKINGアー! 文字ってこれか!!!!!!!!

    これいまライブで書いているものです。
    ライブは「一方的に眺める」ことが出来るものですが、ライブにコメントをくださった方に「実際に出来上がった本を抽選でプレゼント」する企画をしているので、よろしければコメントください。(※コメントの内容に抽選は関係ありません)
    https://txtlive.net/lr/1619096037088/w16192719608
    ――この想いは殺すはずだった。
     
     けれど、口からこぼれた言葉は止められない。
     トレイがその言葉を口にしてから、リドルがゆっくりと眉を寄せて『ごめん』と言うまではまるで永遠のように長かった。
    「いや、困らせて悪かった。こんな時にな」
     静かに微笑み、トレイはリドルの部屋を出る。ちゃんと食器を持って出た自分は冷静だったと思う。
     今日、リドルが、オーバーブロットした。
     オーバーブロットするだけの魔力は十分にある事は把握していたのに、何となく『リドルは大丈夫だろう』と思っていた……正しくは、目を背けていた。
     そうして、リドルを失いかけた。
     だから勢い余って、何年も抱えてこんでしまっていた想いを口にしたのだ。軽率に。
     しかしリドルの回答は拒否だった。……当たり前だろう。
     他の人と違って仲がいいから、その程度では恋愛関係になんてなれない。
     リドルが今日、ほんの少しでも今後緩めていこうとしたからと言って、トレイを受け入れるというのはまた別の話だ。
     あの母親の望むように生きていかないとしても、普通なら……似合いの女性を選ぶだろうし。
     自分勝手な気持ちを押し付けて、受け入れてもら 9989

    mssk

    MAIKING『ドクターが結婚するらしいですよ?』
    傀博♂のSS。
    かきかけ。本当に書きたいとこだけ。全力ゆるふわ時空。ファントム出てない。
    もしかしたらこれイントロにして一本書くかも。書かないかも。
    「け、っこん……ですか……ドクター……?」
    ばさり、と軽い紙束が床に落ちていく。目の前の、ロドスのトップにして愛らしい姿のコータスの少女は、その目をまん丸にして私を見つめていた。
    「あー……うん。やっぱり、駄目?」
    「だめということはありませんがけっこんされるということはつまりドクターとどなたかがけっこんされるということでしょうか」
    「同じこと二回言ってるな……。うん──ってアーミヤ!?」
    散らばった紙の上に更にアーミヤは崩れ落ちる。突然のことに、私も慌てて彼女のそばに駆け寄って、その手を取った。
    「ア、アーミヤ、大丈夫か!?すぐケルシーを呼ぶから、」
    「だいじょうぶです。わたしはだいじょうぶです」
    「ほ、本当に?」
    思わず握った手が震えていた。長い耳が力なく垂れ床に擦りそうだったので、もう片方の手でそれを彼女の肩にかける。そんな私を、やがて彼女はゆっくりとした動作で見上げていた。
    「……ロドスのためにならないとか。目的の邪魔になる、という話なら。今言ったこと全部無かったことにして良いよ、アーミヤ」
    「……え?」
    「そういう契約めいた関係性に、そこまで固執していたわけでもないんだ、私達 2810