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    ティア

    _jewelry_angel_

    DOODLETLではやりのやつどう自分で落とすかと思ってたら閃いたやつをちょっと書き出し。水は形も何もかも自由だけどライズはヴィサスという形に入ろうとするから不自由で、スケクシャもティアクシャもヴィサスと行動してるものの写しなのに真のヴィサスたりえなくて、ライズハート、なんて儚い生き物なんだ
    ライルルについて考えてみたんですよ「いけません!ヴィサス様っ!!」
    視界の端にずらりと長い刀を捉え、ルルカロスはヴィサスと背中合わせになる形で敵の刃を受ける。ルルカロスの色とりどりのガラスが嵌め込まれた剣とライズハートの刃のぶつかり合う高い音がした
    「貴様は随分とヴィサスに好かれているな、ティアラメンツの姫よ。あいつに媚びる事で貴様の世壊は見過ごしてもらおうとでもしたか?」
    「………」
    怒鳴り散らすライズハートをルルカロスは睨み返す。この人がヴィサス様の怒りそのもの、そしてこの世壊の主か、とルルカロスはずっとこの男を観察していた。苛烈にして、まるで燃え盛る炎。自分とは対照的な人物である。
    流石に腕力差を感じルルカロスは一度ヴィサスと共に一度後ろへ退いた。ライズハートはヴィサスへの怨嗟を呟き続ける。曰く、真のヴィサスはオレだ。貴様は紛い物に過ぎない。ライズハートの後ろにはヴィサスが肆世壊で出会った猛犬が、壱世壊で出会った人魚が象られた機械生命が控えている。
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    おわり

    SPUR ME『それは、終焉という名のミーティア』 リドル視点
    フロリド・アズリド同軸 男性妊娠
    キミは始まりのミーティア 前編(1) 翌日、休日の喧騒とは違う外の騒がしさで目が覚めた。
     あの後、そのまま寝てしまったようで、体の節々が痛む。もう一度寝てしまいたい欲求を振り切って、ボクはどうにか起き上がる事ができた。
     鏡に向かい、マジカルペンを一振りして身だしなみを整え、ボクはハーツラビュルの寮長として、この騒ぎの原因を突き止めにドアの外に出た。
     ハーツラビュル寮は、最上階に一部屋だけある寮長部屋、その下の階に滅多に帰ってこない四年生と三年生の個室。その裏手に別棟として二年生と一年生の部屋がある建物と本館二階の渡り廊下で繋がっている。
     問題が起こっているのは、寮本館一階のエントランスホールだ。
     ボクが部屋を出て廊下を歩いていると、皆がギョッとした顔でボクを見ては、廊下の端に移動した。見世物じゃないぞと眉間にシワを寄せて、一階エントランスホールを見下ろせる階段の踊り場までやってくると、トレイン先生とクルーウェル先生を筆頭に他数名の教師が囲み、皆同じ赤いラインの入った黒い呪いよけローブを纏った集団ともみ合っていた。
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